お経は、お釈迦様が説かれたお話がもとになっています。その数、八万四千の法門と言われますから膨大な数です。その中から『仏説無量寿経』というお経の中の動物の救いについて説かれた一説を要約すると次のような意味になります。
「我々が仏様の慈悲に照らされれば、その内面に宿る貪り・怒り・愚かさ（煩悩）が消えてなくなり、身も心も穏やかになります。これは人間だけでなく動物の世界も同じで、ひとたび仏様の慈悲に照らされれば人も動物も苦しみがなくなり、安らぎを得ることができます。そして命尽きる時、共に仏様の世界に向かうことができるのです。