自分がパーソナルトレーナーを
している理由

自分は小さい頃から少しだけ運動ができました。

運動に関しては何も努力せずにある程度のことができてしまい、『努力』という言葉を理解しないまま中学、高校と進みます。

身体が大きくなってくると自分より運動ができる人が増えてきて唯一できると思っていた運動もそこまでではないと感じるようになっていました。

自分は勉強に関しても落ちこぼれで高校では下から2番目の順位を取ることもあり、その頃から自分には能力が大してなく、何もできることはないんじゃないか?と感じ始めました。

今まで努力という努力をしたことがなかったのでその状況を打開する方法もわからず、その頃から自分はどんどん自信がなくなり、大学に入ると自分よりも勉強ができて、運動もできる人が多かったのでさらに自信をなくしていきました

大学での成績も下位にいることが多く、劣等感もどんどん高まっていき、自分の存在には価値がないと感じるようになります。

大学のグループワークなどでも自信を持って自分の意見を出すことができず、自分が意見を言っても相手にされないことが多くあり、「自分がいなくても誰も困らない」、「自分は存在している意味がないんだ」と強く思い始め、こんな状況が続くなら生きている意味すらないと本気で『』を意識したこともありました。真っ暗闇のどん底です。

そんなどん底状態のとき、ある言葉が自分を奮い立たせるきっかけになりました。「しゅんやならどんなことでも乗り越えられるから」。中学卒業と同時に亡くなった母親の最後の言葉です。

その当時はあまり気に止めていなかった言葉でしたがどん底まで落ちた時にその言葉が自分の中で意味を持ち始め、「自分は変わらなきゃいけないし、変わることができる。」そう思い始めました。


そうはいっても自分の中で最大限まで落ちていた時期で、『死』すらも考えていた自分にとって今の状況からどうやって抜け出せるか?そんなことは一切分かりませんでした。


いまの自分を変えるためには今までの自分とは違う行動を起こさなければいけない、そんなことはわかっていましたが正直失敗して「また自信をなくしてしまうのではないか?」、「そうなったら自分はどうなってしまうのか?」という恐怖も大きくありました。


そんな時に友達と何気なくトレーニングに行くようになり、最初は週に何回やるかも決めずに適当に行っていたのですが、少し経つとほんの少しだけ身体が変わった実感がありました。

周りから見ればそこまで身体が変わっていると気づかれることはありませんでしたが、自分の中では着実に少しずつ変化を感じ取るようになっていきます。

今まで勉強や運動では対して成果を上げることができなかった自分でしたが、トレーニングにおいては自分がやればやるだけ成果が目に見えて分かり『やったことが必ず報われる』ことを経験します。

今まで努力の仕方もわからず努力して何かを達成するという経験をしたことがあまりない自分にとっては大きな出来事でした。

高校、大学に進んだのは全て推薦で特別努力して勉強で成果を出したこともなく、部活も中途半端で成果を出したことのなかった自分が、努力をすれば確実に身体が変わっていくトレーニングにのめりこみ楽しんでいきました。

その頃から本格的に筋トレの勉強や栄養学の勉強をし始めます。自分で勉強したことがそのまま体に反映され、自分の勉強していることは正しいんだという実感とどんどん自分の体が変わって行くという経験を通してどんどん『自信』がついていきました。

昨日の自分より今日の自分、今日の自分より明日の自分と日に日に身体が変わっていったとき自分の中の自信タンクに『自信』という水がどんどん注ぎ込まれていく感覚がありました。

最初こそ体の変化は微々たるものでしたが続けて行くうちに明らかに体つきが変わり周りの友達からも「あれ?なんか変わった?」と声をかけられるようになり、他者からも認められる事を通して自己肯定感も上がりどんどん自信がついていきました。

トレーニングをしていると周りから「お前、何してんの?」と言われることも多くありました。

大学は建築学科に進んでいて周りは建築関係の勉強をしている中、自分はトレーニングばかりするようになっていたからです。

親からもあまりよく見えていないことはわかっていました。高額な学費を払っているのに建築の勉強をロクにせず、トレーニングなど全く関係ないことに手を出して「何をしてるんだ?」と思われていたのかもしれません。

今までの自分であればそう言った周りの意見を汲み取り周りの意見に流されていたかもしれません

ですが、トレーニングで以前よりも自分を信じれられるようになっていた段階にあった自分は友達や親、先生からの批判はそれとして受け止めつつも、自分の決定に少しずつ自信を持つようになっていきました。

そんな中で就職活動を行う時期がきます。

最初は周りと同じように就職活動を行っており何社かの面接を受けいくつか先に進んでいた会社も複数ありました。

ただそこでは自分の葛藤があったのも事実です。自分が今一番楽しめているのはトレーニング。だから今の気持ちとしては本当はトレーニングに関わっていたい。ただ、大学4年間建築の勉強をしており周りの友達は当然のように「どこの会社を受けるの?」と聞いてくる。親からも就職活動は「どうなんだ?」と聞かれ、先生からも「どうするんだ?」と聞かれる。

建築関係に就職するのが前提で話が進み、そこで自分は「違うことがしたいんだ!」と言い出すことは今までの自分からするととてつもなく勇気がいることでした

周りと反対意見をもったことがなく、自分に自信がなく、いつも人に頼ってばかりだった自分が自分の決定に自信を持ち、それを他者に理解してもらうことは未知で恐怖そのものです。

就職活動で周りの友達は続々と内定が決まっている中で、自分は初めて本当の孤独感を味わいました。

尋常じゃない孤独感と自分が歩もうとしている道は間違っているんじゃないか?という不安が入り混じり、「失敗したらどうしよう」という自信のない自分と「いや、自分ならできる」という気持ちがぶつかり合います。

今までの自分であればそこで間違いなく自分の思いを貫き通すことはなかったでしょう。

ですが、今の自分は前の自分とは少し違いました。トレーニングをすることによって自分の中に少しずつ自信が育ち始めていたからです。ここまで弱い自分に対抗できている事に驚きました。そう考えているうちにだんだんと「自分ならできる」と言う思いが強くなり、その瞬間に進んでいた数社の面接は全て断りの電話を入れます

親や友達、先生、親戚、周りからなんと言われようと自分の信じる道を進もうと決意した瞬間でした。

親や友達、先生からは「何言ってるんだ?」と言われましたが関係ありません。

最大の決断をした後、今まで自分の力を信じていなかった自分が嘘かのように海外に半年以上カバンひとつで1人旅をしたり、海外で1人ヒッチハイクに挑戦したりしました。

就職をしなかったので一時期家がなくお金もない時期があり数週間コンビニのイートインコーナーで寝泊まりしたり、服は友達の着なくなった服をもらって生活しました。靴はボロボロで靴紐はほつれて結べない状態にまでなりました。

本来は周りと違うことは一切できないし、やる自信もなかった自分が堰を切ったかのように自分の道を歩き始めていることに気付きます。

それは自分を信じているからこそできた行動でした。正直自分でもびっくりするぐらいの変わり様です。

それはトレーニングで成功体験を積み自分に自信がついた証拠でもありました

そんな生活をしている時でも批判してくる人は多くいて、友達から「何がしたいの?」と言われたり親からは何も言われなくなりもはや呆れられていると感じたりもしました。

前の自分であれば同じことを言われていたら自分の道を進む事はできていなかったでしょう。

実際に多くの人から「人生諦めたの?」と言われたり、「普通に就職したほうがいいよ」と言われたりしましたが、自分は自分の道に自信を持っていました

自分の人生はトレーニングによって180度変わりました。当時自信がなく何事も1人でできず人に頼りきりだったあの頃から自分の選択に自信を持って道をすすめる日がくるとは思いも寄らなかったことです。

数年前「自分は何もできないんだ・・」と真っ暗闇のどん底にいたあの日から、今ではできないことに悲観せずに「自分ならできる」と前向きに考えられるようになりました。

トレーニングによってそれだけのものを得ることができた自分はその素晴らしさを皆さんに伝える使命があると思っています。

長くなりましたがこれが自分がパーソナルトレーナーをしている理由です。

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