醸造家への学びスタート!
From now on!
願書を出してからは、気持ちが落ち着かずにほぼ毎日、合否通知をポストに何度も見に行って待ちわびていただけに、狂喜乱舞しました!
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私がお酒造りに興味を持ったのは、実は小学生のときである。その頃によく見ていたTV放送で「はじめ人間ギャートルズ」という架空の原始時代の原始人たちが繰り広げる、おおらかかつ突飛な日常を描いた園山俊二原作のギャグ漫画があった。それに出ていたサル酒に興味をもったのだ。そこに出てくるサル酒は、生きた猿が一度口に含んだものを吐き出させて作る酒であり、主人公ゴンの父親の大好物で、マンモー(マンモス)狩りの後などによく飲んでいた。サルの口の中に果実や米を入れてクチュクチュと噛ませた後に、頭をパコーンと叩いて壺などに吐き出させ、それを保存して発酵させたものがサル酒である。その頃は唾の中に酵母があることなど知らなかったので、どうしてそれでお酒ができるのかと不思議がっていたのを今でも覚えている。
その後、16歳から米国に高校留学し、カリフォルニア州のナパヴァレー近隣に住むことになった私は、高校の先生から誘われてワイナリーでボランティアスタッフとしてお手伝いをすることになる。そこで広大なワイン畑や素晴らしいテクノロジーの醸造施設を訪れ、そこで働くスタッフの方々との交流が生まれた。もともと少なからず醸造に興味を持っていた私がのめり込むのに時間はさほどかからなかった。当時は未成年だからワインは飲めなかったが、葡萄ジュースでも充分にブドウ本来のアロマを楽しむことができた。
ワインは日本酒のように仕込み水などは使わず、ブドウだけを使って醸造発酵させるお酒である。そして、そのブドウが育つ環境は、自然が導き手であり、テロワール(土壌)が法則であり、その年の気候が変化をもたらす。ワインの造り手は、その年の気まぐれな気候がしかける様々な試練に耐え、収穫の時期や醸造のタイミングを常に思案し、とてつもない驚きや失望、思いもよらぬ快感や不意の発見を繰り返していた。そうして自然を相手に頑張っている造り手たちを身近に垣間見ることができ、私にとってはヒーローのような存在に思えた。
帰国後、成人してからはもちろん、様々なお酒を飲み、経験した。私は醸造酒に興味を持ち続けていたので、日本酒とワインを好きになった。日本酒においては、蔵元に行って醸造を勉強させていただいたこともあるのだが、ワイン造りへの意欲の方が自分は勝っていた。熟成による味わいの変化に魅了されていたからである。
ワイン好きな人にとってワインは単なる消費の対象ではなく、なによりも文化であり、人の輪を広げることであり、最上級の悦びである。優れた年のものは保管しておいて、何本かを子孫に残しておくこともできる。もちろん、早く飲んでも楽しめる。ワインだけに限ったことではないが、お酒造りは文化そのものであり、生活と人の輪をつむぐ技術であると私は考える。その業界に関わり、ワイナリー事業に歩めるのなら、私にとって至上の悦びである。この思いを具体化するために、しっかりと準備したい。
美沙さんは不思議な人だ。
ワインバー・クリマ、
美味しいワインを選別、不味いワインを排除しての
輸入販売業。
ついに、今度はワイナリーを造り開園するという。
夢を既定のプログラムのように、
次々に実現させてきた。
そうか。
美沙さんは強い意思を夢という
美しい繭にくるんで実現してきたのだ。
今宵、
グラスを傾けながら
新しい強い意志を繭に紡ぐ
美沙さんを見つめていたい。
直木賞受賞作家 志茂田景樹
会社名:
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Passion Winery 創設準備室
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住所:
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東京都港区六本木5-16-52 ワインバー・クリマ内
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連絡方法:
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準備中のため、基本的にメールでのご連絡お願い致します。
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Eメール:
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misa@climat.org
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問い合せ可能な時間
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24時間(原則的に二日以内の返信致します)
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問い合せ可能な時間
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24時間(原則的に二日以内の返信致します)
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