技術力が高い研磨会社の選び方

自動車やバイク部品はもちろん、航空部品や建築資材などでも研磨技術が必要となってきます。細かな部品を製造する場合や、より精度が求められる現場では、研磨会社の選び方で迷ってしまうこともあるでしょう。技術力が高い研磨会社の比較方法を紹介します。

研磨加工は3つ

1・機械による研磨

機械による研磨は「バレル研磨」「バフ研磨」に分けることができます。バレル研磨は自動車部品を研磨するときに使う技術のことです。大きな器械に材料を入れて回転させると、表面が滑らかになるので加工品のバリ取りの際に使われている技術です。バフ研磨とは研磨する材料を布に当てて研磨する方法で、メッキ仕上げするときに使います。

 

2・電解研磨

機械による研磨の中でも、「電解研磨」と呼ばれる方法があります。液体に電気を流して研磨をする方法です。加工する材料の表面を溶かして滑らかにする技術で、細かな凹凸までも取り除くことができます。

 

3・手動研磨

手動研磨とは手を使って素材ひとつずつ研磨する方法です。素材の形が複雑な場合は機械だけに研磨を任せることはできません。手動研磨でも包丁など刃物は砥石を使い、木材には紙やすりを使って滑らかにします。カメラのレンズはダイヤモンドの研磨を使って人の手を使い仕上がりを調節しなければなりません。

砥材の種類

・ダイヤモンド

ダイヤモンドは地球上にある最も硬い物質として知られています。そのためどのような硬い物質でも削ることが可能です。しかし、ダイヤモンドを使った研磨は高価になりやすいので、使う現場は限られてくるでしょう。

 

・酸化アルミニウム(III)

安価な材料のため砥材としても広く使われています。同じコランダム質研材でもいくつかの種類に分かれています。褐色アルミナは一般鋼に使うもので、白色アルミナはステンレスに対応する素材です。2つの素材よりも硬さが必要な場合はジルコニアを用いています。

 

・立方晶窒化ホウ素

ダイヤモンドの次に硬く熱に強いことから、鉄や鋼を高速回転で研磨する際に便利です。この素材もダイヤモンドと同様に高価な素材のため、大量に使うことはできません。

研磨会社の選び方

・研磨料金は相場以内か

研磨料金は相場があまり決まっていないため、料金を比較するのは難しいかもしれません。しかし、それぞれの研磨会社でも料金を提示しているところはあるので、事前に比較することは可能です。複数の業者で見積もりを出してもらい、納得できる料金体制のところに依頼するようにしましょう。

 

・品質の高さで比較する

安さだけで研磨会社を選んでしまうと、仕上がりが納得できないことがあります。結局違う研磨会社に依頼する羽目になれば、Wで料金がかかってしまうのです。品質を重視する研磨が必要なときは、研磨会社の技術力も比較しなければなりません。今までの実績を確認すると、どのような研磨技術があるか把握することができるでしょう。

 

・品質の良さを重視するならISO9001

品質の高さを判断する材料として、ISO9001の取得が挙げられます。ISO9001がないと品質が悪いわけではありませんが、認証があれば厳しい規格に準じた品質があると判断が可能です。もちろんコストと品質のバランスも重要なので、ISO9001だけにこだわる必要はありません。より品質の高さや安定した技術を求める場合に、ISO9001の取得が参考になります。

研磨の品質の違いがわかるISO9001とは

・ISO9001は品質マネジメントシステム

ISO9001は品質マネジメントシステムとして活用されているものです。ISO9001の表示がある研磨会社では、一定以上の品質を保った研磨ができる証明にもなります。高品質の研磨を求める方は、ISO9001で研磨会社を選ばなければなりません。

 

・第三者からの審査を合格する必要がある

ISO9001の認証を取得するには、第三者の認証機関の審査を通さなければなりません。この規格に基づいた管理体制と仕組みが構築されていなければ、審査を通ることは難しいでしょう。ISO9001の認証は世界各国でも通用するもので、グローバル社会で生き残るためにも必要なものです。

 

・自社の業務の見直しができる

ISO9001を取得するためには、作業手順を見直しする必要があります。認証を得るために社員の教育が必要で、より良いものをつくるために役立ちます。社内でばらつきが出ていた業務内容が正確になり、物作りを管理するために重要な認証なのです。

研磨できる素材について

・FRP

FRPはガラス繊維強化プラスチックのことで、私たちの生活でも幅広く使われています。軽くて使いやすい素材ですが、研磨するには繊維の方向を見極める必要があります。研磨は手作業や機械を用いて作業が可能です。

 

・ステンレス

ステンレスは研磨で表面を滑らかにすると、輝く仕上がりになります。研磨方法によっては自分の顔が写り込むほど輝く素材です。ステンレスは私たちの身近な場所にも使われている素材ですが、鏡面仕上げにするには研磨にコツが必要になります。

 

・ガラス

ガラスはとても硬い素材ですが、同時に欠けやすい素材でもあります。そのため研磨作業で欠けが発生してしまえば、製品として成り立たなくなるでしょう。また、水垢が付いたガラスを研磨して透明度を出すこともできます。

研磨会社の比較はこちらから確認できます。

まとめ

研磨作業は自動車部品、産業ロボット、半導体など大がかかりなものから、精密機械まで活用されています。航空機器や医療機器などにも活用されている技術のため、より精度の高い研磨作業が求められるでしょう。研磨会社選びで迷ったら、紹介した内容を参考にしながら比較してみてください。