Lemaitreはノルウェーのエレクトロポップデュオです。
読み方は「レメトール」「ルメトール」とかそんな感じ。
発音的には「るーめーとぅ」みたいな。気になる方はここをクリック。
向かって右がUlrik 左がKetli
Lemaitre は2010年夏、ウルリック(Ulrik)とケティル(Ketil)によってノルウェーのオスロにて結成。ジャンルはエレクトロポップ(Electronique/Pop)。2人は中学時代すでに知り合いだったが、当初Ketilは、ハウスミュージックを主体とするKetzという名前のバンドを組んでおり、Ulrikもまた別のバンドで活動していた。
高校を卒業後、似たような音やアーティストを好きだったこともあり、一緒に音楽を作るようになる。Ulrikはインディーズロックでのバンド経験があり、そこにKetilのエレクトロサウンドを組み合わせた独特なスタイルを作り上げていった。
わずか数ヶ月の活動の後、2010年12月に初のEP(extended play)「The Friendly Sound」をリリースするが、当時はあまり注目されなかった。(2013年、このEPに収録されている「1:8」がiPhone5cのCM曲に採用)
2014年1月に、Porter Robinson、Deadmau5、Empire of the Sunなど数々のアーティストが所属するAstralwerks Recordsと契約し、現在はLAを拠点に活動中。
影響を受けたバンドに、Daft Punk、Justice、Phoenix、Ratatat、Röyksoppなどをあげているように、フレンチのテイストはソフトエレクトロニカという仕草で楽曲の中に現れている。
ロックのビートとドリーミーなエレクトロサウンドが絶妙なバランスで融合し、その音は時にノイジーで、時に切なくなるようなメロディで聴く人を疲れさせない不思議な魅力を持っている。
ちなみにバンド名は、ベルギーのカトリック司祭であり天文学者でもあり、ビッグバン理論の提唱者とされている、ジョージ・ルメートルからきている。
#1~#4を通してひとつのストーリーになっている。
PVも短編映画のようなつくりで面白い。
個人的にはダンサブルな#3がおすすめ。
聴けば聴くほどハマっていくドープなアルバム。
「Relativity 2」はアメリカおよびカナダでの
iTunesエレクトロニカチャート(Electronica charts)で1位に、
英国、オーストラリア、フランスなど12カ国でトップ10にチャートインした。
Keep Closeの透き通るような電子音からのぉ~ダンサブルなリズムからのぉ~
上品なテンションがGood。どうしてこんな曲つくれるのかなあ。
Time to RealizeのPVが秀逸。
なんといっても、#2でしょう。ファンクにソフトなエレクトロニカが実に心地よい。
シンプルなのにしっかりとしたグルーブ感のある#4もおすすめ。
ミドルテンポがお好きな方はHigh Tideをどうぞ。
ユニークなコード進行と心地良いボーカルなので途中でダレたりしません。
ミドルテンポの曲はこの辺のさじ加減(楽器とボーカルのバランス)
が難しいのですが、流石です。