ダ・ヴィンチ筆「モナリザ」と雪舟
筆「秋冬山水図」を比較考察する。
「モナリザ」の右目に書かれるLV
の文字はダ・ヴィンチの頭文字、
左目に書かれるCEの文字は雪舟の
頭文字である。右の橋に記される数
字72は雪舟が「秋冬山水図」を描
いた1472年を示す。ダ・ヴィンチ
が描いた「モナリザ」は雪舟筆「騎
獅文殊図」の文殊菩薩の姿である。

レオナルド・ダ・ヴィンチが描いた「モ
ナリザ」の背景に描かれる山水画は雪舟
が描いた「秋冬山水図」の秋景図から構
図を採っている。「モナリザ」の形姿も
雪舟が描いた「騎獅文殊図」の文殊菩薩
像から構図を採り描かれた画である。
「モナリザ」の右目に書かれたLVの文
字はダ・ヴィンチの頭文字である。左目
に書かれたCEの文字は雪舟の頭文字で
ある。右に書かれた72の数字は雪舟が
「秋冬山水画」を描いた年が1472年
である事を書き示している。

レオナルド・ダ・ビィンチ(1452~1519)
は世界で最もよく知られる「モナリザ」
を描いたイタリア生まれの画家である。
雪舟(1420~1506)は室町時代の画僧で
あり多くの国宝が現存する。中国(明)
に渡り、中国の画法を学び帰国した。

ダ・ビィンチが描いた「モナリザ」の背
景に東洋的な山水画が描かれている事は
周知のとうりである。ならば山水画を何
故背景に描いたかを考察すれば「モナリ
ザ」の本質が見えてくる。描かれている
山水画を観察するとそこには雪舟が描い
た「秋冬山水図」秋景図が現れる。両画
の構図は殆ど同じである事が解る。描か
れる「モナリザ」の形姿も近年雪舟筆と
確認された「騎獅文殊図」と極めて類似
している。関連画像を先に掲載し、後半
に画像の関連性を比較し検証して行く。

L・ダ・ヴィンチ筆「モナリザ」
両手を前に組み長い髪を左右に分けた女
性の上半身と背景に東洋の山水画が描か
れる。顔を右に向け微かに微笑でいる姿
を描く。1503~06年に描かれた。
右下に描かれる川に橋が架かる。幾筋も
の岩肌が描かれる。手前には黒い岩塊が
描かれる。左下にS字に曲がった道路が
描かれる。道路の左には黒い岩塊が転が
る。丘の向こうには入り江の寒村が描か
れる。村には帆船の帆柱が聳えている。
右上には森に包まれた湖を描く。左上に
は岩山の森林が続く。顕微鏡解析による
と右目にLVの文字が書かれている。左目
にはCEの文字が書かれている。左の橋に
は72の数字が書かれている事が確認さ
れている。赤外線分析によると「モナリ
ザ」の下画は膝掛が腹部まで掛かり両手
は幾度も書き直されていることが確認さ
れている。最新の光学技術によると画の
下にもう一人の女性が描かれている事が
2015年に確認された。画面右上に描
かれていた大きな森は塗り潰されている
事が赤外線分析により解っている。モナ
リザの画題は日本の慈母供養の直訳か。

雪舟筆「秋冬山水図」秋景図
右下に一筋の道が川の様に描かれる。一
本の松の木が橋の様に道を遮る。幾筋も
の岩肌が走る。手前に黒い岩塊を描く。
左下に描かれる巨岩の縁辺はS字の様に
見える。左に黒い岩塊を描く。奥の入り
江に寒村が描かれる。村には帆船の帆柱
が聳える。右上に大きな松林が描かれて
いる。奥には湖面が描かれる。左上には
岩山の森林が描かれる。雪舟が明から帰
国して直ぐの1472年に描いた画であ
る。対の作である「秋冬山水図」の冬景
図の左下には
「モナリザ」と同じS字の
道が描かれている。

雪舟筆「騎獅文殊図」の文殊菩薩
右から見た文殊菩薩像を描く。胸元が大
きく覗いている。両手は衣服に隠れ見る
ことは出来ない。黒髪は左右に分かれ長
く伸びる。日本では慈母供養の菩薩。

レオナルド・ダ・ヴィンチが描いた「モ
ナリザ」と雪舟が描いた「秋冬山水図」
の秋景図を画像から比較検証していく。
「秋冬山水図」の秋景図から見た「モナ
リザ」を箇条書きで比較考察して行く。
1、「秋冬山水図」の右下に田が一筋の
川の様に描かれる。一本の木が橋の様に
田を遮る。岸には幾筋もの岩肌が描かれ
る。手前には大きな黒い岩が転がる。
「モナリザ」の画面右下に描かれる川に
石橋が架かる。岸に幾筋もの岩肌が描か
れる。手前には大きな黒い岩が転がる。
2、「秋冬山水図」の左下に描かれる巨
岩の縁辺はS字の様に見える。左に黒い
岩が転がる。奥に入り江の寒村が描かれ
ている。寒村には帆船の帆柱が聳える。
「モナリザ」の左下にS字に曲がった道
路が描かれる。道端の左には黒い岩が転
がる。奥に入り江の寒村が描かれる。寒
村には帆船の帆柱が聳える。
3、「秋冬山水図」の右上には森に包ま
れた湖面を描く。左上には幾重にも連な
る岩肌の森林が連なる。楼閣が聳える。
「モナリザ」の右上には横に広く伸びた
湖の水面が描かれる。左上には幾重にも
重なる岩山の森林が描かれている。聳え
る楼閣はモナリザの頭部に隠れている。

レオナルド・ダ・ヴィンチが描いた「モ
ナリザ」と雪舟が描いた「騎獅文殊図」
の文殊菩薩像を画像から比較検証する。
「騎獅文殊図」から見た「モナリザ」を
箇条書きで比較考察して行く。
1、「騎獅文殊図」の文殊菩薩は右から
見た姿を描いている。胸元が大きく覗く
衣服を身に着けている。
「モナリザ」は顔を右に向け微笑んでい
る。胸元が大きく覗く衣服を着ている。
2、「騎獅文殊図」の文殊菩薩の両手は
衣服に隠れて見ることが出来ない。
「モナリザ」は両手を前で組んでいる。
赤外線分析によると「モナリザ」の下画
は膝掛が腹部まで掛かり両手は幾度も書
き直されていることが確認されている。
下画にはもう一人の女性が画かれている
ことが2015年に確認された。下画の
女性は文殊菩薩と同じ構図なのか。
3、「騎獅文殊図」の文殊菩薩は長い髪
を左右に振り分ける。「モナリザ」も長
い髪を左右に振り分けている。
4、Monju(文殊)をフランス語で発
音すると(モナ)又は(モニャ)。
「モナリザ」は「文殊菩薩」である。

「モナリザ」の右目に書かれたLVはレ
オナルド・ダ・ヴィンチの頭文字と言わ
れている、ならば左目に書かれたCEは
雪舟の頭文字であるのか。右の橋に書か
れた72の数字は雪舟が1472年に
「秋冬山水図」を描いた事を記すのか。
下地の「モナリザ」の右上に描かれてい
た森は塗り潰されている事が検証されて
いる、雪舟筆「秋冬山水図」の右上に描
かれる森である。下地の「モナリザ」は
膝掛が腰まで掛かり手は描かれてない。
雪舟が描いた「騎獅文殊図」の文殊菩薩
にも手が描かれない。以上の考察から。
レオナルド・ダ・ヴィンチが描いた「モ
ナリザ」は雪舟が描いた「秋冬山水図」
の上に雪舟が描いた「騎獅文殊図」の画
を重ねて描いた画である。    終

室町時代に雪舟筆「秋冬山水図」の情報
がどの様にしてイタリアに渡ったのか。
雪舟は山口の大内氏の庇護を受け山口に
庵を結んでいた。大内氏は明との貿易を
独占し東西の文化財を収集した。大内氏
が収集した文化財は日本国内だけに留ま
らず中国大陸へも伝播した。雪舟の描い
た「秋冬山水図」のイタリアへの伝播は
山口→中国→シルクロード→イタリア
最も考えられる経路である。
後半にオランダの画家ブリューゲルが描
いた「農民の婚宴」「農民の踊り」と日
本の国宝「鳥獣人物戯画」を比較検証。

「鳥獣人物戯画」とブリューゲル  
ブリューゲルが描いた「農民の婚宴」と
「農民の踊り」は国宝「鳥獣人物戯画」
から構図を採る。画中に日本とNIHON
の絵文字が描かれる。両画を比較考察。
オランダの画家ブリューゲルが1568
年に描いた「農民の婚宴」と「農民の踊
り」は彼を代表する作品であり素朴な農
民の暮らしを描いた画である。同期に描
かれた此の二作は人物を前面に大きく描
き対をなす作品であると考えられる。  
「鳥獣人物戯画」は平安時代後期に描か
れた四巻からなる国宝絵巻物であり京都
の高山寺が所蔵する。擬人化された猿や
兎等が滑稽に描かれた絵巻物である。
先にブリューゲル筆「農民の婚宴」と絵
巻物「鳥獣人物戯画」を比較考察。後半
に「農民の踊り」と「鳥獣人物戯画」を
比較考察して行く。

ブリューゲル筆「農民の婚宴」と国
宝絵巻物「鳥獣人物戯画」を比較考
察する。先に両画の画像を掲載、後
に両画を比較し検証して行く。

ブリューゲル筆「農民の婚宴」
二人の男が戸板で宴の料理を運ぶ。前の   
男は帽子にスプーンを挟む。画面奥で二
人の男がバグパイプを奏でる。壁面に掛
かるタペストリーには編み籠が描かれて
いる。壁面にしめ縄の飾り付が掛かる。
壁面の編み籠としめ縄は左から読むと漢
字の日本と読める。背面のボードに貼ら
れる縦長の紙には四文字の漢字が残る。

国宝絵巻物「鳥獣人物戯画」
二匹の兎が宴の酒肴を唐櫃で運ぶ。唐櫃
の上に供え物の稲と鳥が置かれる。奥に
は蛙と兎が柄杓が付く酒甕を棒で担ぐ。
画の構図と場面は「農民の婚宴」の画に
極めて酷似している。

ブリューゲル筆「農民の婚宴」と国宝   
絵巻「鳥獣人物戯画」を比較考察する。
「農民の婚宴」は宴の料理を戸板で運ぶ
二人の男とバグパイプを奏でる二人の男
の姿を前面に描いた画である。
「鳥獣人物戯画」は宴の酒肴を唐櫃で運
ぶ二匹の兎と柄杓の付いた酒甕を担ぐ二
匹の兎と蛙を描いた画である。
両画の構図と場面は酒甕がバグパイプに
描き替わる以外殆ど同じと考えられる。
細部の比較は「鳥獣人物戯画」から見た
「農民の踊り」を箇条書きで比較する。
1、二匹の兎が運ぶ唐櫃の上に置かれる
供え物の稲と鳥は壁面に掛かるしめ縄
に描き替えられている。
2、蛙と兎が担ぐ酒甕に付く柄杓の先は
壁面のタペストリーに描かれる編み籠に
描き替わる。酒甕を担ぐ棒はタペストリ
ーを渡すロープとして描かれる。酒甕は
男達が奏でるバクパイプに描き替わる。
3、三匹の兎の耳は三人の男の帽子に付
けられる。右の男は帽子にスプーンを挟
む、他の二人は帽子に鳥の羽を飾る。
スプーンと鳥の羽は兎の耳を意味する。
4、壁面に掛かるタペストリーに描かれ
る編み籠と壁面に飾られるしめ縄は左か
ら見ると日本という漢字に読める。背面
のボードに貼られる縦長の紙には四文字
の漢字が書かれる。まさか鳥獣戯画。
5、画中に新郎が描かれないのは、構図
を「鳥獣人物戯画」他画面から採る為。
6、バグパイプを奏でる二人の男の姿は
以下に掲載する画像から採る。男の顏と
帽子は同じ。蛙の腰紐に吊るされる剣は
男の腰紐に吊るされる剣に描き替わる。

ブリューゲル筆「農民の婚宴」
右の男は帽子を被りこちらを向き微笑
む。左の男は腰紐に剣を吊る。下図と
同じ構図である。

「鳥獣人物戯画」甲巻から裁断
二匹の猿と蛙はバクパイプを奏でる二人
の男に替わる。猿の帽子と顏の表情は同
じ。蛙の腰紐と剣も同じ構図である。

ブリューゲル筆「農民の踊り」と国
宝絵巻物「鳥獣人物戯画」を比較考
察する。先に両画の画像を掲載、後
に両画を比較し検証して行く。

ブリューゲル筆「農民の踊り」
右から老夫婦が足をバタつかせ踊りに駆
けつける。男は帽子にスプーンを挟んで
いる。女は腰にキーホルダーを下げる。
真ん中にはビールジョッキを握る男を描
く。バグパイプを奏でる大男の横で老婆
が両手を伸ばし少女に踊りを教える。

「鳥獣人物戯画」甲巻
右に足をバタつかせ二匹の兎が騒いでい
る。岩の上には柄杓で水を掛ける兎。毛
づくろいをする猿とウットリする猿が描
かれる。前面には両手を前に伸ばし戯れ
る猿とハシャグ子兎が描かれている。

ブリューゲル筆「農民の踊り」と国宝絵
巻物「鳥獣人物戯画」を比較検証する。
「農民の踊り」は足をバタつかせ踊りに
駆けつける二人の老夫婦。椅子に掛けビ
ールジョッキを傾ける男。バグパイプを
奏でる大男と少女に踊りを教える老婆を
描く。後方では村人が踊りを楽しむ。
背景に三角のケルメスの聖旗が下がる。
「鳥獣人物戯画」は足をバタつかせ騒ぐ
二匹の兎。岩の上で柄杓を持ち水を掛け
る兎。毛づくろいをする猿とウットリす
る猿を描く。前面に両手を前に伸ばし戯
れる猿とハシャグ子兎を描く。両画の構
図と場面は殆ど同じと考えられる。
細部の比較は「鳥獣人物戯画」から見た
「農民の踊り」を箇条書きで比較する。
1、足をバタつかせ騒ぐ二匹の兎は踊り
に駆けつける老夫婦として描かれる。
男は帽子にスプーンを挟む。女は腰に
キーホルダーを下げる。スプーンとキー
ホルダーは兎の耳と尻尾を意味する。
2、岩の上で柄杓を持つ兎は椅子に掛け
ビールジョッキを持つ男に描き替わる。
頭上に描かれる二人の村人は兎の耳。
3、両手で毛づくろいする猿は両手を前
に出し少女に踊りを教える老婆に描き替
わる。前面で両手を前に伸ばし戯れる猿
が踊りを習う少女に描き替わる。
4、毛づくろいをされウットリする猿が
バグパイプを奏でる大男に替わる。前面
でハシャグ子兎がバグパイプに替わる。
子兎の耳はバグパイプのドローンに。
5、後列で踊る村人の配列は左から見る
とNIHONと読み取ることが出来る。
左で肩に手を掛けキスをする二人の姿が
N。一人立つ男の姿がI。腕を平行に伸
ばし手を繋ぎ踊る二人の姿がH。両手を
円弧に繋ぎ踊る二人の姿がO。左手を高
く掲げて踊る二人の姿がNの人文字。
6、背景に掛かる三角のケルメスの聖旗
も「鳥獣人物戯画」から構図を採る。

江戸時代後期の絵師歌川国芳は、ブリュ
ーゲルが日本の「鳥獣人物戯画」から
図を採っている事を知っていた可能性

ある。国芳はブリューゲル、ルーベン

ス、レンブラントの構図を借用し「百人
一首シリーズ」を描いている。国芳が描
いた「東都三ッ股図」はフェルメールが
描いた「デルフトの眺望」である。終

岩瀬道夫   2020/02/15  
09050046818 岐阜県垂井町

https://upload.wikimedia.org/
wikipedi様より画像を転載。