自然災害から学んだことを子どもたちと一緒に
「おのくん」と「空の駅」の新しい試み
震災後、わたしたちは、大きな自然の中で、何かを考える余裕もなく、ただ「おのくん」と共に走り続けてきました。
今、振り返って冷静に考えてみると、本当にたくさんの人たちに支えられていることを改めて感じます。
自然の力を知り、自然の豊かさを知り、自然が与えてくれるもののありがたさを学びました。
そして、おのくんの里親さんたちとの出会いの中で、家族の大切さ、人と人との繋がりや関わりの大切さを、学ばされました。
これらの経験と学びをとおして、これまでお世話になった方々や私たちが暮らすこの世界に、少しでも恩返しをしていきたいと考えるようになりました。私たちが学んだこと、この先におこるであろう、どこかの災害に備えるためにも語り継いでいく必要があると思い活動をはじめています。
ただ悲惨さや大切さを伝えるのではなく 「おのくん」を通して楽しみながら人との関り、自然の大切さを学び、実体験していける場を「おのくん」が作っていきます。
そして、これから私たちが届けていくこと、それは、人が集まる企画、集まった時にみなさんと使えるもの、家で使えるものです。
イベントやワークショップを通して、 人が集まり、関わりの中で必要なモノが生まれ、生活を、心を豊かにしていく。
「おのくん」が、今度は、3つの「かんきょう」活動を掲げる「かんきょう親善大使」となって自然の中で自然と共に暮らすこと、家族、人と人との繋がりや関わりの大切さを伝えていきます。
それが、日本人がもともと持っていた、自然と暮らすということなのだと学びました。世界中が応援してくれたあのできごと、日本が世界中を感動させた東日本大震災は、日本のこころを 取り戻すチカラになる。そのきっかけをくれたそれが、
「おのくん」の役割だと感じました。