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日本の子どもの貧困率は13.9%、7人に一人は相対的貧困状態にあります。この子どもたちは、今の日本には見えないようになっています。しかし、フードバンク山梨の米山けい子さんによると、夏休みになるとやせる子ども、からっぽの冷蔵庫の前で「おなかが減った」と言って立ちすくむ子ども、誕生日のケーキを食べたことがない子ども、がいるそうです。
私たちが住むまちにも、見えないところに、そんな子どもがいるはずです。ひとり親家庭等の生活が少し困難な世帯に当面は2か月に1回(来年2月スタート)、将来的には月に1回、お米や飲み物・料理しやすいレトルト食品、インスタント食品などを10kgの食品パックを、一家庭に一箱、運送業者を介して配達する。
絶対的貧困と相対的貧困と、二つの貧困の定義があります。
「絶対的貧困」というのはたとえば、食べ物がない、家がない、服がないなど人間としての最低限の生活が厳しい貧困のことです。一般的な貧困のイメージはこれです。実はこのようなケースは日本ではそれほど多くあるわけではありません。
日本にある貧困の問題は「相対的貧困」の状態の家庭が7人に一人あるということです。相対的貧困とは一般的な暮らしが難しい状態の貧困を言います。経済的な理由で進学できない、習い事や部活、修学旅行に行くことができない、などといった子どものことを言います。
そして、相対的貧困家庭は行政から就学援助を受けている場合が多いのです。その数値は全国の平均値が15・23%、相対的貧困率とほぼ重なります。佐賀県は11・47%と全国平均より少ないのですが、佐賀市北川副小学校校区は20%の子どもが就学援助を受けており、見えないところに貧困で苦しんでいる人がいます。
相対的貧困家庭の支出の順番は
1番目 家賃
2番目 ガス・水道・電気代
3番目 電話代
4番目 学校や社会体育などで必要なお金
5番目 食費
と、なります。
食べ盛りの子どものための食費はどうしても節約の対象になっています。
こどもおなか一杯便は、子どもの「おなかが空いた」悲しい気持ちを少しでも減らしたいと思い、食べ物の現物支援をしています。
二か月に1回(2018年5月現在)の食品の支援ではおなかのすいている子供には焼け石に水だと思われるかもしれません。しかし、貧困にはお金がないために起こる様々な課題、食べるモノが買えない、新しい服が買えない、塾に行けないなどの経済的な貧困以外にも貧困の形態はあります。
貧困には
1.経済的貧困
2.孤立し社会とのつながりの貧困
3.自己肯定感の貧困
4.機会の貧困
5.選択の貧困
があります。
おなか一杯便は地域の人たちが地域の困りの方々を支援することでつながりの貧困の縮小も目的としています。誰かに支えてもらってつながっているという感覚を持って欲しいと考えています
相対的貧困家庭の支援は役所が税金でやるものだと一般的には思われるでしょう。
でも、公平性を重視し、予算に限りがある行政は、個別で対応するのは困難です。
地域のお困りごとに気づいたら、誰かに頼むのではなく、地域に住む自分たちで解決できるように考える。そして自分たちで実行する。そして、それはやらされてやるのではなく、やりたいからやる。これが本当の民主主義だと思います。
マザーテレサは言いました。「人を愛せるのは、愛された経験がある人。」
人を助けることができるのは助けられたことがある人、ともいえるのではないでしょうか。
社会から孤立し、貧困という困難な状態の中にいる子どもたちは「社会は冷たい、人は一人で生きていくしかない」と思うでしょう。そのような子どもが大人になったとき、おそらく市民社会の一員として社会に貢献するだなんて微塵も思わない大人になってしまうでしょう
しかし、苦しい時に地域から支援された子どもは、大きくなって自分で収入を得るようになったときに、社会に貢献することをすんなりとできるようになり、未来の地域を担う人材になってくれます。
今おなかが減った子どもを支援するのは、地域を支える人材を育てる投資なのです。
こどもおなか一杯便は
善意の浄財によって
支えられています。
おなかが減った子どもを
一人でも減らす応援を
お願いします!
佐賀県のCSO(市民活動団体)指定のふるさと納税の対象になり、多くの方の寄付をお願いしています。みなさまのお力をお貸しください。
北川副小学校運営協議会の会長(豊田英二)の下に
「こどもおなか一杯便」事業部(委員長 大坪裕樹)
を設置して運営しています
連絡、問い合わせは、メールで
onakaippaibin@gmail.com
までお願いします。