【1分でわかる】

介護に役立つ!
大人用紙おむつケア 
テクニック



皮膚・排泄ケア
特定認定看護師
浦田 克美

こんな方が対象です

  • 尿や便失禁がある方の介護をしている
  • 大人用紙おむつの正しい選び方、付け方をしりたい
  • 排泄(尿や便)に関する情報を知りたい
  • 大人用紙おむつの正しい選び方、付け方をしりたい

こんなお悩みありませんか?

Q1.テープおむつとパンツおむつ使い分けは?
Q2.吸収量の違うパッドの使い分けは?
Q3.漏れないおむつ交換のコツは?
Q4.おむつ交換のタイミングは いつが良い?

Q1.テープ式おむつとパンツおむつの使い分けは?

結論:
おむつ利用者の日常生活動作 (ADL)尿便意の程度で選択します。
寝たきり⇒テープ式おむつ
トイレ排泄可能⇒パンツおむつ
昼間トレイ・夜間失禁⇒2Wayパンツ
   

理由:
おむつ利用者の身体機能を低下させず、その人らしさを尊重するためです。尿便失禁や排泄の援助を受けることは、誰でも恥ずかしく自分の存在意義が低下してしまいます。

解説:
おむつ利用者が寝たきりの方であれば、もちろんトイレで排泄できないため介護者が全面的におむつ交換を行います。よって、おむつ交換の操作性が良いテープ式がベストです。
赤ちゃんも最初はテープ式を使い、歩くようになったらパンツおむつに切り替えるのと同じ考え方です。

一方、尿便意を自覚できますが、麻痺や筋力低下などでトイレまでの移動中に失禁してしまう方もいます。そのような場合は、昼間はリハビリ目的でトイレ排泄し、夜は安眠を兼ねておむつ内排泄して翌朝おむつ交換をします。
その場合は、夜間のみテープ式を使います。なぜなら、テープ式のほうが高吸収量のパッドをインナーとして使用できるからです。
現在は、2Wayパンツとして1枚でテープ式とパンツの機能が備わっている優れた商品もありますので賢く使い分けましょう!

そうする事で、おむつ利用者も介護者も心身の疲弊を回避することができます。
【用語の解説】

ADL:日常生活動作(Activities of Daily Living)定義はコチラ
寝たきり:ベッド上で生活し、生活全面的に介助を必要とする状態
リハビリ期:日常生活における動作の自立、もしくは維持低下予防を積極的に行っている時期
活動期:日常生活動作が自立、もしくは軽度の介助で自立できている時期

アウター:テープ式、紙パンツ、ホルダー布パンツなど
インナー:吸収パッドなど

Q2.吸収量の違うパッドの使い分けは?

結論:おむつ利用者の失禁量とおむつ交換回数で、パッドの吸収量を選びます。 
   パッドの吸収量=1日の排尿量(もしくは失禁量)÷交換可能回数+α
  


理由:新しいおむつに交換するまで、許容できる吸収量のパッドを選ぶことで尿漏れや蒸れによる不快感を最小限にするためです。

解説:インナーとして使用するパッド類は、約5㏄~約2000㏄以上と幅広く商品化されています。人間の排尿量は、飲水量によってもバラツキがありますが約1500㏄/日程度です。
例えば、全量失禁する寝たきりの方で、介護者がおむつ交換する回数が朝8時・昼13時・寝る前23時の3回の場合

1500㏄÷3回=500ml程度吸収できるパッドを選びます。

次いで、便により吸収容量が低下する可能性寝る前から朝までおむつ交換しない時間も考慮しやや多めの約800~1000㏄前後の吸収量のパッドを選ぶと安心です。

吸収パッドに関する注意事項!

1.おむつは大は小を兼ねません!
失禁量が少ないのに1000~2000㏄以上の高吸収パッドを使用することでおむつの大きさや厚みが増し蒸れや不快感、活動性の妨げ、おむつ代が増すなどデメリットしかないです。

2.パッドを重ねても吸収量は増えません!
500㏄のパッドに400㏄のパッドを重ねても500㏄の吸収量のままです。なぜなら、パッドには防水のバックシートがあるため重ねたパッドまで透過しないからです。蒸れと床ずれ(褥瘡)を誘発するだけです。

3.少量の尿漏れだからといって生理用ナプキンを代用してはいけません!
生理用ナプキンは、経血を吸収するための構造になっています。よって、尿の許容量が低く尿臭対策も備わっていません。尿漏れであれば軽失禁パッドを選びましょう。

自己紹介

Happy Nappy Life
通称:チーム はぴなぴ
活動内容の詳細はコチラ

病院勤務の皮膚・排泄ケア認定看護師 3名
在宅で活動するおむつフィッター1級取得者 3名
合計6名で2009年から活動中。

浦田 克美
千葉県松戸市の病院勤務。
活動内容など詳細はコチラ

【略歴】
1996年 東京警察病院看護専門学校卒業
2007年 日本赤十字看護大学 看護実践・教育・研究フロンティアセンター認定看護師教育課程 皮膚・排泄ケアコース卒業
2008年 皮膚・排泄ケア認定看護師 免許 取得2009年 おむつフィッター 3級 取得
2015年~ 一般社団法人 日本創傷・オストミー・失禁管理学会 評議員
2017年 特定行為研修(創傷管理分野)修了 


浦田 克美
千葉県松戸市の病院勤務。
活動内容など詳細はコチラ

【略歴】
1996年 東京警察病院看護専門学校卒業
2007年 日本赤十字看護大学 看護実践・教育・研究フロンティアセンター認定看護師教育課程 皮膚・排泄ケアコース卒業
2008年 皮膚・排泄ケア認定看護師 免許 取得2009年 おむつフィッター 3級 取得
2015年~ 一般社団法人 日本創傷・オストミー・失禁管理学会 評議員
2017年 特定行為研修(創傷管理分野)修了