超小型沖縄島山羊・山羊販売中   
連絡先okinawashimayagi@gmail.com


沖縄ヤンバルの小型島山羊販売中


最小6kgの超小型から最大でも12kgにしかならない小型山羊の販売をしています。
2歳の保育園児がリーシュを持って散歩に行けるほど懐きますよーー(^^♪

12kg以上の山羊も販売しています。

当牧場にいない山羊も当牧場のネットワークから探したり紹介することができます。

大型もいます!130kgオーバーなど

当牧場で紹介可能な山羊の種類
・沖縄在来山羊(島ヒージャー)
・シバ系
・ザーネン系
・ヌビアン系
・ボア系
・その他
金額約8万~25万 


資格

家畜商登録番号沖縄809号
愛玩動物飼養管理士

沖縄県名護市屋我398



販売中の山羊くん

オス山羊9キロ 2歳

のらりくらりとした性格


ご成約ありがとございました

3毛山羊 赤ちゃん

沖縄在来山羊×トカラ系雑種オス

ご成約ありがとございました


超慣れ 雑種メス

超慣れ  一緒にサイクリングに行けます

ご成約ありがとございました

雄130kgオーバー

130kgオーバーの特大ヌビアン系山羊

雄なのにおとなしく飼いやすい。
体重が重いため小屋の床材には気を付けて下さい

23万円--ご成約ありがとうございました。

雄子ヤギ

準備中

メス親山羊

沖縄在来山羊 準備中

準備中


準備中


山羊の飼い方

餌のやり方・朝晩の2回(一日一回でも可)
      最低、乾草で体重の3% 青草で体重の8~15%
      乾草80%で600時間反芻します

      雑草も食べますがなるべく栄養価の高い物をあげる
      桑の葉、オオバギなど
      マメ科のものはあげ過ぎると鼓張症になる可能性があるので注意


     ・濃厚飼料はあげても一日手のひら一杯分ぐらい(あげ過ぎると鼓張症になり死ぬ場合もあります)
     ・人間の野菜類はあげ過ぎると中毒になり死ぬ場合があるので注意してください
 
水     あまり飲みませんがいつでも水が飲めるようにしてください 


鉱塩    ミネラル補給においてあげてください



下痢    子ヤギは2日下痢が続くと死んでしまうほどです、下痢の観察を毎日してください

 
代表的な食べれるもの

野草

ヨモギ、レンゲ、ウマゴヤシ、ハギ、イタドリ、ツルマメ、タデ、アカザ、クズ、ノエンドウ、スギナ、ツワブキ、ニガナ、タンポポ、メヒシバなど

木の葉
クワ、オオバギ、センネンボク、クリ、カキ、クヌギ、カシ、シイ、ビワ、マテバシイ、アカシヤ、ケヤキ、ヤナギ、ポプラ、ブナ、ナラ、ホオノキ、ノイバラ、ウメ、モモ、サクラ、ナシ、カイドウ、茶、ミカンなど

飼料作物
クローバー、サツマイモのいもづる、アルファルファ、イタリアンライグラス、チモシー、オーチャードグラス、トウモロコシ
主な植物中毒

キョウチクトウ、モロヘイヤ、フクジュソウ
有毒物質:強心配糖体
症状:疝痛、下痢、食欲不振、頻脈等の心臓症状

レンゲツツジ、アセビ、ハナヒリノキ
有毒物質:グラヤノトキシン
症状:嘔吐、泡沫性流涎、四肢開張、腹部膨満など

センダン
有毒物質:メリアトキシン
症状:食欲不振、嘔吐、下痢、便秘、興奮、けいれんなど

カタバミ、ギシギシ
有毒物質:可溶性シュウ酸
症状:流涎(よだれ)、胃腸炎、重度の下痢、筋肉の振せん、瞳孔散大など


オトギリソウ、ソバ
有毒物質:光感受性物質症状:無毛部の皮膚炎(ただれ)

ソテツ
有毒物質:サイカシン症状:後駆の運動失調(牛)



注意が必要なその他の中毒
エンドファイト中毒
原因:輸入イタリアンライグラスに含まれるカビ毒(エンドファイト毒素)。症状:起立不能、頭頚部・四肢の痙攣等対策:カビ毒を多量に摂取した場合に起きるので、他のエサと混ぜて給与する。*沖縄でも牛での発生あり。

マメ科の草木

食べすぎると鼓張症になる恐れがあります


濃厚飼料

食べすぎると鼓張症になる可能性があります

必須要求物の供給

1)水 山羊は飼料中に含まれる水分からいくらかの水を得るけれども、
これだけで十分ということはまれである。
これは、飼料が非常に乾燥する乾季では、とくにそうである。
乾燥し た草やわらには10~15%の水分しか含まれていない。 温度が上昇するにつれ、山羊は体内の水分を益々失い、
飲水の必要性が増加する。
山羊が 十分量の水を得られないと、飼料の摂取量が少なくなり、乳や肉の生産量が低下する。
一方、湿潤な熱帯地方では、飼料は水分過多(80%以上)となる。
このことは、非効率 的な消化となり、山羊は十分な栄養素を摂取するために驚くほどの量を食べなければなら ない。
山羊は 1 日当たり、3~8 リットルの清潔な水を必要とする。とくに泌乳中の山羊は十分 な水を必要とし(乳生産は山羊のすべての器官を最高の能力で機能させる)、一方、産肉の 場合の必要量は少ない。温度が低いほど、それだけ水の要求量は少なくなり、飼料摂取量は多くなる。水は冷たく維持し、暖まらないよう頻繁に変えることである。
また山羊は汚れた水の飲水を拒むので、水を清 潔に維持することが重要である。



エネルギー 山羊は、何よりもまずエネルギーが付与される飼料を必要とする。山羊は体の機能と体
温を正常に維持するエネルギーや活動するためのエネルギーも必要とする。その上、山羊 は発育(肉生産)及び繁殖(胎児への供給と乳生産)のための特別のエネルギーを必要とする



エネルギー付与飼料の供給源
エネルギーは、主として茎葉飼料、植物の根、塊茎、バナナなどに含まれた炭水化物から 得られる。これらは、通常は地元で利用され、山羊の飼料の大部分を占めている。
脂肪含有植物は、炭水化物飼料の2~3倍のエネルギーを提供する。
大豆、綿実、ひまわ り、落花生、ヤシのような油脂作物の種子に多量の脂肪(したがって、エネルギー)が含まれる。
搾油後でも、残渣の“オイルケーキ” (油粕類)はエネルギーに富んでいる。
砂糖もまた重要なエネルギー飼料で、糖蜜や果樹残渣を給与することによって、供給さ れる。




蛋白質
蛋白質は、発育、体脂肪の形成及び必須の体機能のために必要とされる。不思議なこと に、山羊の最小蛋白質要求量は自らの消化体系によっ て供給されており、山羊の生存には十分であるが、しかし、良質の肉や多くの子山羊、乳を生産するには十分ではない。
そのため、雌山羊はさらに蛋白を必要とし、これを供給す ることが重要である。
山羊の消化体系
山羊がどのようにして必要な蛋白質を得ているかを理解するには、飼料がどのように消 化されるかを理解する必要がある。消化プロセスにはつぎの2つの主要な段階がある。

① 摂取された高繊維飼料、又は“粗飼料”は山羊のルーメンの液体上に厚い層として浮 遊している。この液体は、粗い植物素材の分解を始める無数の微生物にとっての生息場所でもある。
これらの微生物自体は山羊が食べる繊維性飼料上で生存している。
微生物は自らの活動や増殖に繊維性飼料や栄養素を必要とする。
微生物はルーメン中に生存し、また 死滅し、これらの残留物が山羊にとっての重要な蛋白源となる

② 飼料がルーメンを通過した後、消化されずに残っているもの - 主としてルーメンの 過程を逃れた栄養素や死滅及び死にかけている微生物の残骸- を受け入れた消化器官は それらの消化作用を始める。そして、これらのすべての栄養素は血液に吸収され、体の他 の部分に運ばれる。




蛋白源
植物の若葉、キャベツ、牧草は、すべて蛋白質を含有している。灌木及び木の葉は年間を 通して、とくにさやをもつ木Leucaena*、Sesbania*、Gliricidia*、Pigeon pea*のような窒 素固定の豆科の木は、高い蛋白質含量である。

*訳者注)Leucaena: マメ科 Leguminosae ,ギンゴウカン属 Leucaena leucocephala : ギンネム Sesbania: マメ科 Leguminosae ,ツノクサネム属 S e sbania : (熱帯の夜温暖な地域に約50種分布) Gliricidia: マメ科 Leguminosae ,グリリキディア属 Gliricidia : モモイロニセアカシア、 マドルライラック Pigeon pea: マメ科 Leguminosae ,キマメ属 Cajanus cajan : キマメ、リュウキュウマメ


大豆や落花生のような豆科作物は、蛋白質(及び脂肪)が非常に豊富である。また、このこ とは、油抽出後の“残渣”である(大豆粕、落花生粕)についても同様である。付録 1 参照。 穀物や綿実処理後の残留粕(醸造業者の穀物、米糠、棉実粕)もまた蛋白質に富んでいる。




ミネラル
山羊はミネラル無しには生存できない。塩、カルシウム、リンのほか、極微量の鉄、銅、ヨウ素のような成分は非常に重要である。
ミネラルは、体の機能を維持し、調整するのを助けるだけでなく、歯や骨を強化する。とくに子山羊や妊娠、泌乳中の雌山羊にとっては 重要である。

ミネラルの欠乏は、食欲減退、活力のない皮膚、発育不良、繁殖性の低下を引き起こす。

動物はあらゆる種類の対象物を舐め、余分のミネラルを探して摂取しようとすることさえある。
山羊は栄養素の欠乏を補うために、先ず自らの体内蓄積を利用することに留意され
たい。
このことが、ミネラルの欠乏が起きてずっと後になって症状が現われ、初めて問題
に気付くことを意味している。
ミネラル欠乏症を回避する最良の方法は、できるだけ多様 な飼料を給与することである



カルシウム及びリン

カルシウムとリンは骨にとって重要である。カルシウムは、通常緑色の葉、とくに豆科の木や灌木から得られ、
リンは、一般的に種子や穀物から得られる。
分泌乳中の山羊は、乾乳山羊よりも多くのカルシウムとリンを必要とする。


鉄の欠乏は、血液の問題である貧血を引き起こす。
これは、皮膚や瞼の下の膜の色
が青白いかどうかを見ることによって発見される。
濃緑色の葉の植物は鉄分の含量が多い。山羊が土壌を食べ始めるのは、鉄を求めている場合が多い。




ヨウ素
ヨウ素がなければ、雌山羊は虚弱、奇形、または死産の子山羊を分娩することがあ り、子山羊は甲状腺肥大となる(甲状腺腫)。
ヨウ素の不足は、海塩、またはヨウ素を添加した普通の塩を与えることにより、防止することができる。



ビタミン類
飼料のビタミン含量について概説するのは、植物によって大きな差があるので困難である。
ビタミンによっては、ルーメン内の微生物によって生産されるものもある。
普通、種々の原料を配合した飼料を給与されている成山羊は、ビタミンの補足を必要としない。
ビタミン不足が飼料の内容を多様化することによっても改善されない場合は、ビタミン及び微 量成分を添加する。 



ビタミンA
一般的に、ビタミンA は不足しやすい唯一のビタミンである。
ビタミンA 欠乏は、目の 障害、皮膚病(薄片化及び腫瘍)、呼吸及び消化器系統の問題を引き起こす。
また、虚弱な子 山羊が出生する可能性もある。泌乳及び妊娠山羊は肉用に育成されるものより多くのビタ ミンA を必要とする。
ビタミン A は、植物の緑色部分及び甘藷、ニンジンのような植物の黄色、または赤色の 部分に見られる物質であるカロチンに由来する。飼料のカロチン含量は貯蔵中に急速に減 少するが、このことは、なぜ乾季中にビタミンAの不足することが多いかを説明している




山羊の病気伝染病

法定伝染病
1. 口蹄疫(2010宮崎県で発生)
2. 炭疽
3. 出血性敗血症
4. ブルセラ病
5. 結核病
6. ヨーネ病
7. 伝達性海綿状脳症
8. 流行性脳炎
9. 牛疫
10. 狂犬病
11. リフトバレー病


届出伝染病
1. ブルータング
2. アカバネ病
3. チュウザン病
4. 気腫疽
5. 類鼻疽
6. 伝染性膿疱性皮膚炎
7. 伝染性無乳症
8. トキソプラズマ病
9. 山羊関節炎・脳脊髄炎
10. 山羊伝染性胸膜肺炎
11. 山羊痘
12. ナイロビ羊病
13. 小反芻獣疫 






 
口蹄疫
本症は、口蹄疫ウイルスの感染によって起こる偶蹄類の急性熱性伝染病で、口、蹄および乳房周辺の皮膚や粘膜に形成される水疱が主な症状です。幼畜の致死率は時に50%を超えることがありますが、成畜では死亡例はほとんどみられません。ウイルスの伝染力が著しく強いことに加えて、発症後に生じる発育・運動・泌乳障害による直接的な経済的被害は甚大なものになります。法定伝染病・海外伝染病に指定されています。
 本症の原因は口蹄疫ウイルスで、伝染力が強く、豚、牛、水牛、めん羊、山羊などの主要家畜をはじめ、60種類を超える動物が感染します。

 発生はほぼ世界的にみられ、1997年に台湾、2000年には日本、韓国、モンゴルおよび極東ロシア、2001年には英国を中心に発生しました。なお、わが国は2000年9月に国際獣疫事務局から口蹄疫清浄国として承認されました。

 本ウイルスの家畜における感受性は牛が最も高く、次いで豚、めん羊、山羊の順です。一般に、めん羊および山羊における症状はほとんどみられません。しかに関する情報は少ないのですが、数種のしか科動物において感染・発症がみられます。水疱が形成される0~5日前からウイルスを排出し、接触により容易に周囲の感受性動物に感染します。また、高湿度、短日照時間、低気温などの気象条件によっては空気伝播します。国際伝播の原因は、汚染家畜・畜産物の流通、船舶や航空機の汚染厨芥、風や人、鳥による伝播などさまざまです。特に、汚染畜産物内のウイルスは長期間残存するため大きな感染源となります。

 初期には、発熱、食欲不振、鼻漏、流涎および跛行がみられ、その後、舌、口唇、歯齦、咽頭、口蓋などの粘膜、蹄部および乳房・乳頭に水疱が現れます。水疱は急速に数と大きさを増しますが、短期間のうちに破裂し、上皮が剥離後、潰瘍やびらんに移行します。蹄部の水疱は細菌の二次感染を受けやすく、時には蹄が離脱する場合があります。病変は細菌の二次感染がなければ数週間で治癒しますが、ウイルスにより病変の重篤度は異なります。

 口蹄疫が発生した場合は、「家畜伝染病予防法」に基づいて、患畜および感受性のある接触動物を殺処分するとともに、汚染した恐れのある糞便、飼料、畜舎、輸送車などの消毒、人および家畜の移動制限などを徹底的に行い、蔓延を防止します。本症は極めて伝播が速いため、防疫の成否は患畜の早期発見と速やかで徹底的な初動防疫を講じることにあります。

 有効な治療法はありません






      
      
一般疾病(寄生虫)
捻転胃虫症 
原因:捻転胃虫が第4胃で多数寄生し吸血する症状:貧血、下痢、やせる

コクシジウム病
原因:コクシジウム原虫がが増えて腸粘膜を壊す症状:下痢(ひどいと血便)*子山羊の時期が症状重い


腰麻痺
原因:牛に寄生する指状糸状虫が脳脊髄に入る。(*蚊が牛→山羊へ感染させる)
症状:腰~後肢の麻痺(典型例)など
対策:牛舎の近くで飼わない駆虫剤の投与、蚊の防除



尿素中毒
山羊があまりにも多くの尿素を摂取すると、山羊の脳が侵され神経症状を引き起こす。 山羊に粗飼料だけを給与していれば、やがて症状が消失する。 最も影響を受けやすいのは、尿素添加飼料に慣れないもの、肝臓の弱いもの、空の胃に 尿素を取り込む場合である。 尿素中毒の原因とされるものは、主に次のようなことによる。 ① 混合物の撹拌が不十分であったこと ② 尿素に富んだ残渣が容器の底に蓄積し、高濃度で摂取されたこと ③ 保存が悪く、尿素がブロックから滲み出されたこと ④ えぐり取られたブロックに尿素の多い水がブロックに溜まり、山羊が飲んだこと



鼓腸症(Bloat) ルーメン内で速く発酵し始める飼料を過剰に摂取すると、突然、山羊のルーメンにガス
の集積が起こる。
とくに柔らかく、最近萎れたばかりの青草で、しばらく堆積され、温められていた飼料が、このような現象を引き起す。
また、新鮮でなくなった塊茎作物、豆科 作物(窒素固定植物)及び酸敗した草も同じような現象を引き起す。
重要なことは、山羊がゆ っくりと新しい種類の飼料に慣れることである。
とくに放牧時、山羊が新鮮な牧草や生草飼料に慣れていないほど、また生草飼料が、たとえば雨季の初めで水分が多いほど、よく 起こる。畜舎での湿った飼料の給与、または飼料摂取後の多量の飲水は鼓腸症を促進する。 (1) 症状:ルーメンの膨張が体の後部、とくに左の脇腹に突然の急速な膨張として見ることができる。山羊はもはや飼料を食べようとせず、反芻・咀嚼もしない。山羊は脅えて、神経過敏となり、呼吸促迫し、息切れのときは茫然佇立している。
よろめき、遂には倒れ、その後窒息により急死することもよく見られる。
(2) 処置:このような状態までにさせたくなければ、ガスの集積化を防止することである。
早い処置が必須である。動物の体の前部を持ち上げ、ガスを取除けるような体勢にし、
左脇腹を押し、擦る(げっぷを起させる)。また、ガスが逃げることができるように、
食道からルーメン内へ固いホースを挿入するよう試みることである。
ホースが気管に 入らないことを確かめる! 重度の場合では、トロカール(厚い中空の針)(套管針)を用 いて、
左脇腹にガスの抜け道を開けるか、または必要な場合には鋭利なナイフを用いて皮膚とルーメン壁を通して切開する。
そして、ガスが逃げるまで、トロカール、またはナイフは脇腹に挿したままにしておく。傷口は消毒する。



下痢症(Diarrhea)
ここでも、また、給与中の飼料から他の種類の飼料への突然の切り替えが原因となっている。
たとえば、乾燥した粗飼料から新鮮な湿った若草への切り替えがある。
蠕虫類、肝吸虫、 またはコクシジウムの寄生でも下痢を起す。若く、虚弱な山羊は最も罹病しやすい。
(1) 症状:水様便。山羊はもの憂げで、ほとんど、または全く食べない。水は多量飲み、
熱病のようである。脱水により数日以内にへい死することがある。寄生虫、またはコクシジウムに感染の場合には、
ふん便中に血液が検出されることがある。
貧血の症状
(粘膜を参照)も寄生虫病、またはコクシジウム症を示している。診断室で排泄物を検
査することにより確定診断することができる。
(2) 処置:1 日間絶食させ、暖かく乾燥を保つ。清潔で新鮮な飲み水を制限なく利用させる。
山羊が弱り過ぎて飲水できない場合は、強制的に補液すること!である。大さじ1杯の 塩と 1 握りの砂糖の添加は顕著な効果がある。少量のノーライト(*紫蘇輝石を含む斑 糲鉱)を磨りつぶし、茶さじ 1 杯を 1 日2回投与する。
コクシジウム症の場合、すべての山羊をスルフォンアミドで 処置する。また、まだ罹病していない山羊も処置する。
コクシジウム症は非常に伝染力がある。良好な衛生と過密飼育を避けることが本病の蔓延を防止する最良の方法で ある。
山羊を寄生虫の感染期(ふん便中で3~4日間で発育)に感染しないように2~3日 だけ牧草地の同じ場所で1列につないで飼養する。 (



乳房炎(Mastitis)
乳房炎、または乳房感染症は、世界中で見られる疾病である。急性及び慢性の両形態が 見られる。通常 Staphylococcus 及び Streptococcus 型の細菌が原因である。とくに畜舎に おける不良な衛生条件及び非衛生的な搾乳が疾病を促進する。感染した山羊では乳生産は 著しく減少し、また、その乳は人の消費には適さない。 (1) 症状:病畜の乳房は腫脹し、時には部分的にしか罹病していないこともある。
乳は凝固物が多く、悪臭がすることもある。山羊は子山羊に飲ませることができず、搾乳時も気の進まない状態である。
(2) 処置:感染した乳房をできるだけ頻繁に空になるよう搾乳し、乳房を 1 日最低 7 回は
マッサージする。また、搾乳し乳房を空にした後、乳頭、導管を経て乳房に抗生物質
を注入する。疾病の伝染を避けるため、それぞれの山羊の搾乳後は、つぎの山羊の搾 乳前に手を消毒する。




ミネラル欠乏症(Mineral deficiencies) 塩、カルシウム及びリンは生命作用の適切な機能のために重要である。ミネラルの不足
は、山羊がミネラルの蓄積を消費し尽くした後に、ある時期から欠乏していたことに気付
かされるだけである。
(1) 症状:食欲の減退、繁殖能力の低下、光沢のない皮膚、発育不良。山羊はミネラルの
不足を満たそうとして、あらゆる種類の物を舐め、食べようとさえする。
(2) 処置:常時、食塩を鉱塩、またはそのような形態で山羊が利用できるようにしておく
多様な飼料を給与することによって、一般的には欠乏が広がることを
避けることができる。ミネラル調製品は有用であるが、ミネラルの過剰摂取もまた有 害であるので、これらは予備的に用いる。


内部寄生虫:蠕虫類 蠕虫類の感染は一般的に起こっている。
少しの寄生虫汚染は不可避であるが、心配することはなく、これらの寄生虫に対する抵抗性を増進するのに有益であるとさえ言える。しかし、寄生虫が多すぎることは山羊を衰弱させ、疾病に対して感受性が高くなり、へい死することさえある。
寄生虫にはまた疾病を伝播するものもある。疾病の症状を示さないとき でも生産性や発育が低下する。一方、また、寄生が多い場合でもそれに耐えることもある。 十分な飼料と管理が寄生虫の影響を少なくする。蠕虫類は肺、胃、小腸及び肝臓中、ま た、その他の場所でも見られる。 寄生虫には以下のものがある。
① 扁形動物は、1つの体節からなり、1つの体節に頭及び尾をもつ蠕虫である。たとえば、肝吸虫(肝蛭)がある。
② 多体節からなる扁形動物もある。たとえば条虫がある。
③ 線虫の中では、回虫だけが山羊の飼育者にとって重要である。

1)蠕虫による感染を回避する方法
① 多くの山羊の継続的な放牧を避けるようにする。そうしないと、糞便中の幼虫による
放牧地の高濃度の汚染が起こる。
② 輪換放牧のような管理慣行及び蠕虫類に対する山羊の定期的な予防処置は寄生虫感染
による損害を防止することができる。
③ 多くの寄生蠕虫類の宿主は特定であるので、馬や牛の放牧を山羊や羊の放牧と交互に
することは牧草地の汚染の程度を低下させることができる。牛は、山羊が宿主であるが牛
を害さない種類の幼虫を食べるからで、その逆もまた同じである。
④ 離乳時に母と子山羊の両方を駆虫し、離乳した子山羊を群の他の山羊と分離し、でき るだけ清浄な牧草地で飼育する。



肝吸虫(肝蛭:fascioliasis)
肝吸虫は多くの損害を起す。肝吸虫は少なくとも長さ 3cm、幅 1.3cm まで成長する。
肝 吸虫は山羊の肝臓に住み込み損害を与える。
血液を吸うことにより貧血を起す。
(1) 症状:急性型(稀にしか起こらない)は、非常にたくさんの吸虫の感染による。肝臓と胃がひどく損傷される。
胸腔と腹腔内に水分が増加し、腹囲の増大が見られる。山羊は不活発になり、呼吸困難となって数日内にへい死することがある。
慢性型は、貧血し、不活発で、痩せてくる。へい死するのは非常に稀で、その場合は、肝臓に何十もの肝吸虫が見出される。
(2) 処置:若い肝吸虫に対しては効果のある蠕虫類治療薬を応用する。
雨季、または湿地の牧草地で再感染が起こる場合、全群を対象に 6 週ごとに治療を繰り返す。
放牧のときは湿潤な場所を避けることによって、感染を防止する。給水樋の周りの排水が良好であることを確認する。
巻貝類を殺す薬剤は他の動物にとって大変毒性が強いので、 用いてはならない。

(3) ライフサイクル:山羊の肝臓内で成熟した蠕虫は産卵し、ふん便中に排泄される。
卵は成長して幼虫になり、幼虫はさらに成長し、ある種の巻貝の中で増殖する。
この巻貝は湿潤な場所で見つけられる。幼虫は巻貝を離れた後、植物に付着し、山羊により食べ られる。
卵から吸虫に発育するのに最低5か月を要する。



条虫(条虫症:taeniasis)
条虫は幅約1~1,5cmの体節からなり、長さは数メートルになる。とくに子山羊は条虫に よる感染の感受性が高く、成虫は小腸で見つけられる。感染がひどい場合にのみ、とくに 栄養不良、またはすでに細菌に感染している場合に発症する。
(1) 症状:重度に感染した場合、山羊は皮膚の粗雑化、胃の厚化、貧血となる。
便秘と下痢の両方が起こる。これらの症状は、また線虫感染の場合にも見られる。
(2) 処置:成熟した条虫に重度に感染が起きた場合、山羊の全群を駆虫しなければならない。
駆虫により条虫の体節がばらばらになり(loosenning)、非常に多くの卵とともに放出されるので、
山羊は 1 日間囲いの中に収容して飼育する。このようにして、牧草 地の著しい汚染を防止する。
(3) ライフサイクル:条虫の各体節は完全な繁殖システムをもっている。
体節が成熟(卵で 充満)すると成虫から離れて、ふんと一緒に山羊から排泄される。
卵は体節から放出さ れ、中間宿主(ダニであることが多い)に取り込まれる。
中間宿主は放牧中に山羊により 摂取され、山羊体内で発育して、最終成虫である成熟条虫となる他の種類の条虫の中には、
山羊が中間宿主で、条虫の幼虫(囊胞)が山羊で見つけられるこ ともある。
最終の宿主は犬であり、山羊の生の屠畜廃棄物を食べることにより汚染される。
山羊で見つけられる条虫は人には寄生しない。このことは、豚や牛で見つけられる条虫に
ついても同様の可能性がある。肉を適切に調理、または油で揚げることによって感染は防 止される。



線虫(Round worms)
線虫は胃や小腸壁に付着し、組織、または血液中に生存している。幼虫もまたこれらの組織を通して移動している。
そのため、これらの線虫は山羊の健康に重大な害を与える貧 血、疾病の伝染、消化機能の不良の原因となっている。
(1) 症状:非常に多くの線虫の寄生による食欲減退、元気消沈、粗雑で乾燥した皮膚、貧血、下痢、または便秘。
(2) 処置:山羊の全群について、また、放牧地の輪換のためにも線虫の薬物治療法(地元で使用可能な)を用いる。
(3) ライフサイクル:成虫は胃、または小腸で見つけられる。
卵、または幼虫がふんとと もに排泄され、発育が続き、草とともに再摂取される。胃、または小腸に到達すると、 さらに発育し、成虫になる。時には、最初に小腸組織、または肺に移動することもあ り、その後小腸管に戻り、成熟する。




肺虫(Lungworms)
これらは、成熟期に肺において見つけられる線虫で、胃腸の線虫類より損害は少ないが、 多量の線虫がいる場合には気管の炎症や肺感染を起こす。卵は咳をしたときに吐き出され、 また、吸い込まれ、さらにふんを通して地面に放出される。飼料とともに摂取された卵は 1週間以内に感染性のある幼虫となる。感染性の幼虫は小腸及び血流を経て肺に達し、そ こでさらに成長する。
(1) 症状:肺感染により咳き込み、痩せる。 (2) 処置:線虫の項参照。





外部寄生虫
ハエ、蚊、ノミ、シラミ、ダニ、マダニの種類によっては、それらのライフサイクルの ある点で、山羊に寄生する。
それらが起こす主要な症状は過敏症である。
さらに、あるも のは疾病、または内部寄生虫を感染させるものもある。
これらの種類の一般的な特徴は、 現象的には、速く増殖することである。
畜舎における一般的な衛生環境はこれらの寄生問 題を避ける最も重要な対策である。
畜舎のまわりの環境から、ふんや他の有機廃棄物をな くすこと、
また、寄生虫を駆除するのに多くの種類のダニ駆除剤(ダニ類用)や殺虫剤(その 他用)が利用できる。



 





破傷風
本症は、破傷風菌の感染によって引き起こされ、届出伝染病に指定されています。馬に多発しますが、その他の家畜や人にも感染する人獣共通感染症でもあります。
 本症は破傷風菌の感染によって引き起こされ、本菌が産生する神経毒により筋肉の強直・痙攣を呈する急性の感染症です。本菌は、炭疽とならんで土壌病の代表的菌種とされます。
 わが国での発生は比較的まれで、年間10頭程度と散発的に発生します。産生毒素に対する感受性には種差が認められ、馬が最も高く、次いで牛、人、山羊、めん羊、豚、猿、犬などに感受性がありますが、鳥類は抵抗性を示します。感染経路は主に創傷面からの経皮感染であり、釘、木片などによる蹄の傷、胎盤停滞、新生子の臍帯および去勢などの手術創からも感染します。土壌病であるため、低い感染率を示します。また、夏期に発生率の増加傾向がみられます。土壌中の本菌は芽胞となって長期間生存するため、汚染牧場に飼育される場合に多数の発症例がみられます。本症の発生には地域性がみられます。


 潜伏期は通常2~5日で、1~2週に及ぶ場合もあります。破傷風菌が産生した神経毒により緊張亢進と反射亢進を引き起こし、木馬様姿勢、瞬膜突出、開口困難などがみられます。刺激に対して過敏となり、耳翼を強直させ、続いて骨格筋の強直性痙攣が起こります。咬筋、舌筋、嚥下筋などの痙攣では開口困難、咀嚼困難および嚥下困難、眼筋および鼻筋の痙攣では瞬膜突出、鼻翼開帳など特徴的な症状を示します。次いで鼻翼開帳、開口障害など典型的な症状を発現し、飲水困難による脱水、流涎、発汗なども観察され、最終的には呼吸困難で死亡します。

 馬ではトキソイドワクチン接種による予防が実施されています。また、創傷など、感染の危険性が高いと考えられる場合には抗血清ならびに抗毒素血清を投与します。

 発症が認められた場合は、感染初期には皮下あるいは静脈内に抗毒素血清の大量投与が行われますが、進行例では効果はありません。また、抗生物質や筋肉の痙攣、強直の緩和に硫酸マグネシウム、クロルプロマジンなど鎮静剤の投与が行われることもあります。予後は不良です。


 






捻転胃虫
糞便と共に排出された虫卵は外界で感染子虫に発育する。感染子虫が宿主に経口感染し、第四胃に寄生し、感染の約1カ月後に雌成虫が産卵する。成虫は吸血性が強く、貧血による粘膜の蒼白、皮毛の租剛、下顎の浮腫、体重減少を呈す。重度感染では貧血により死亡する。





オステルタギア属線虫
感染子虫が宿主に経口感染し、第四胃に寄生し、感染の約3週間後に雌成虫が産卵する。
カタル性胃炎により、間敵性下痢と体重減少を呈す。



毛様線虫属線虫
感染子虫が宿主に経口感染し、小腸に寄生し、感染の約3週間後に雌成虫が産卵する。
重度感染で悪臭のある黒緑色下痢便を排泄する。




 ネマトデイルス属線虫
感染子虫が宿主に経口感染し、小腸に寄生し、感染の約1カ月後に雌成虫が産卵する。
重度感染で食欲減退、下痢、体重減少を呈す。



クーペリア属線虫
感染子虫が宿主に経口感染し、小腸に寄生し、感染の約2週間後に雌成虫が産卵する。
重度感染でカタル性腸炎による下痢を起こす





乳頭糞線虫
単為生殖の寄生世代の雌成虫が産卵し、虫卵は糞便と共に排出される。一方の虫卵は外界でそのまま感染子虫に発育し、虫卵は外界で自由世代の雌雄成虫に発育し、交尾後雌成虫が産出する受精卵もまたオステルタギア属線虫による染子虫に発育する。感染子虫は宿主に経口感染し、最終的に小腸に寄生し、感染の約2週間後に雌成虫が産卵する。
重度感染では感染子虫による傷が腐蹄症の誘因となり、また雌成虫による腸炎が起こる




羊鈎虫
感染子虫が宿主に経皮・経口感染し、小腸に寄生し、感染の約2カ月後に雌成虫が産卵する。
成虫は吸血性が旺盛で、貧血と下痢により体重減少を呈す




羊鞭虫
糞便と共に排出された虫卵は、外界で数カ月後に子虫形成卵となり、宿主に経口感染し、盲腸に寄生し、感染の約3カ月後に雌成虫が産卵する。重度感染で食欲減退、下痢、体重減少を呈す。





コロンビア腸結節虫
感染子虫が宿主に経口感染し、結腸に寄生し、感染の約1.5カ月後に雌成虫が産卵する。
重度感染で下痢便、粘血便を排泄し、貧血、下顎・前胸部の浮腫、体重減少を呈し、子虫が形成する小腸・大腸壁の結節は石灰化し、腸重積の誘因となる




肺虫(線虫類)
膿結節虫による小腸の結節
糸状肺虫
虫卵は宿主体内で膵化・脱穀し期子虫に発育し、糞便と共に排出される。期子虫は外界で感染子虫に発育し、宿主に経口感染し、
腸間膜リンパ節に達し、リンパ流に乗り心臓の右心室を通り肺に達し、気管に寄生する。
感染の約1カ月後に雌成虫が産卵する。慢性のカタル性気管支炎、肺炎、肺気腫を起こし、発咳、呼吸困難により、食欲不振ないし廃絶を呈し、重度感染で死亡する



条虫類
拡張条虫・ベネデン条虫
糞便と共に排出された雌雄同体成虫の老熟片節中の虫卵がササラダニ類に食べられ、約2カ月後にダニ体内で擬嚢尾虫に発育する。
宿主が牧草と共に感染ダニを摂食して感染し、小腸に寄生し、感染の約1.5カ月後に成虫末端の老熟片節がちぎれて排出される。
重度感染で腸粘膜の潰瘍、栄養吸収阻害を起こし、便秘、下痢、腹痛、貧血、体重減少を呈す



吸虫類
肝蛭
発育環
雌雄同体の成虫が産卵し、虫卵は糞便と共に排出される。水中で虫卵内に発育したミラシジウムは、約2週間後に脱穀・進出し、ヒメモノアラガイに侵入し、スポロシストとなり、その中で母・娘レディアが無性増殖し、娘レディアの中でセルカリアが無性増殖し、約1.5カ月後には最初の1個のミラシジウムから約600個のセルカリアが形成される。月から遊出したセルカリアは水辺の草12に付着し、尾部を失い被嚢し、メタセルカリアとなり、草と共に宿主に経口感染する。メタセルカリアは十二指腸から門脈流に乗るか或いは腹腔へ出て肝臓に到達し、胆管に寄生する。感染の約3カ月後に成虫が産卵する。
症状急性期には創傷性肝炎、腹膜炎により、発熱、下痢、体重減少、貧血を呈し、時に死亡する。慢性期には慢性肝炎、貧血、体重減少、前胸・下顎部の浮腫、慢性下痢を呈す。




コクシジウム(原虫類)
アイメリア属コクシジウムア.
発育環
糞便と共に排出されたオーシストに胞子形成が起こると感染可能となる。このオーシストが宿主に経口感染すると、スポロゾイトが遊離し、腸粘膜上皮細胞に侵入し、無性増殖して多数のメロゾイトを含むシゾントとなる。無性増殖は数回繰り返され、シゾントは雌雄のガメトサイトに分化し、それらの接合により感染の約1週間~1カ月後にオーシストが作られ、糞便と共に排出される。

症状子山羊ではカタル性下痢、粘血便、血便を排泄し、貧血、食欲減退、痔痛症状を示し、死亡する確率が高い。
大人の山羊は感染しても発病しない


















駆虫プログラム
山羊の多頭飼育の場合、何の防除対策も講じていなければ、内部寄生線虫症の発病によって死亡することが多い。
そのためには寄生程度や被害に関する疫学調査を公的・私的専門機関に依頼することが先決である。
根拠のない駆虫は経済的に無駄である。
疫学調査結果に基づいて的をしぼり、適切な駆虫薬を選定する。
投薬は1~3日間全頭に実施し、約1週間後に効果を確認した後に全群を清浄な畜舎あるいは放牧地に移動する。投薬により畜舎内で糞便を排泄させた後は、糞便を敷科と共に1カ所に堆積し、切り返しを重1ね、十分に発酵させ、発酵熱により混入した虫卵や感染子虫を殺滅した後に堆肥として利用する。駆虫プログラムは、その牧場で固有のものであり、数年毎の疫学調査結果に基づいて、無駄のない有効なものに改良されていくべきものである。
汚染地域における年間の駆虫プログラムの例として、線虫の駆虫は5~10月の間1カ月に1回ずつ行う。条虫の駆虫は6月と8月に1回ずつ、吸虫の駆虫は5月、10月、1月に1回ずつ行う。なお、原虫、線虫、条虫、吸虫類の駆虫剤は同時投薬を避ける。



各寄生虫症の治療と予防対策



消化管線虫
山羊の導入時の駆虫は必須であり、発症があれば2~4週間毎に駆虫を行う。体内で休眠子虫が発育再開する前の春(入牧前)、成虫の産卵が最盛を迎える夏、子虫が休眠期を迎える秋と冬に1回ずつ全頭を駆虫する。
また、分娩前後のストレスによる虫卵の排出数の著増を抑えるため、母畜は分娩1~2カ月前に1回駆虫する。経皮感染の特質をもつ乳頭糞線虫・鈎虫では、放牧地や畜舎の床の湿った環境を除去して感染の機会を減らすと共に、飼育場所は頻繁に清掃し、十分な敷料を与え、その交換間隔を早める。過密飼育を避け、危険な時期は定期的に繰り返し駆虫する。栄養良好であれば線虫に感染しても症状は軽く、後感染に対する抵抗性の獲得率も高い。めん羊・山羊と牛を交互に放牧する混放牧も有効である。




糸状肺虫
子畜は成畜と一緒に放牧しない。沼沢地のある湿潤な放牧地を避ける。汚染牧野では月1回の糞便検査で陽性畜を確認し少頭数に発咳が現われたら全頭を畜舎内で駆虫する畜舎の堆肥は放牧地に撒布する前に感染子虫を殺滅するために数回切返し、十分に発酵・腐熟させたものを使用する。



条虫類
中間宿主ダニの防除は実際には不可能であるため、汚染地域では、夏と秋に駆虫する。



吸虫類
肝蛭の中間宿主貝の防除は実際には困難である。
主な感染源は稲藁であり、稲刈り後の稲藁は4カ月以上保存したものを使う。
宿主の栄養状態を良好に保てば、発症の程度を軽減できる。汚染地城では産卵を開始していない成虫を春に、産卵している成虫に対し秋と冬(10~1月)に1回ずつ駆虫する。





原虫類(コクシジウム)
予防
その牧場特有のコクシジウム種に対する免疫が獲得される間の過密飼育や栄養障害によるストレスを排除する。子畜の飼養場所は床の乾燥を保持し、頻回の掃除と敷料の廃棄よりオーシストの胞子形成を妨げる被毛の糞便汚染飼料槽や給水槽の糞便汚染を防ぐ環境の清浄化と患畜の隔離が最良の予防となる。













お薬

腰麻痺対策として、導入後にグルコン酸アンチモンナトリウムまたはイベルメクチン投与

線虫対策として塩酸レバミゾール投与

条虫対策として、プラジクアンテル投与

コクシジウム症対策として、サルファ剤投与、エクテシン液、バイコックス

乳房炎対策としてセファゾリン

血乳症対策としてトランサミン(トラネキサム酸)

ノミ、ダニ対策としてフロントライン(妊娠、子ヤギ可)、ネグホン

目の病気になったら、エリコリ眼軟膏




皮膚病対策として犬猫用ネオスキンS


真菌によって眼の回りなどが禿げている場合はナナオマイシンなどの抗真菌剤を塗布するか、アストップなどの消毒薬を100倍希釈して塗ると効果がみられる。
体毛の脱落があったり、フケが多く痒みがあるようならば、その部分の体毛を引き抜いて眼を凝らすと、シラミなどの外部寄生虫が見える場合があるので、その場合はバイチコールなどの薬剤で駆虫すると改善される。




アイボメックトピカルは線虫類の駆虫薬ですから、コクシジウムの対策も同時にしないと、かえってコクシジウムの被害を大きくしている場合があるということです。
 以前は、アイボメックの使用と同時にエクテシン液を3日間経口投与することをお勧めしていました。サルファ剤とオルメトプリムという合成抗菌剤の合剤ですから、他のバイ菌が混合感染していても安全だからです。しかし、最近バイコックスという薬が販売されるようになりました。これまでコクシジウムの薬というとサルファ剤しかなかったのですが、じつはサルファ剤は発症中のコクシジウムには効果がなく、再感染を防ぎながら、コクシジウムの卵や子虫を殺していく、という使い方だったのです。でもバイコックスなら、コクシジウムの発育のすべての場面に効果があり、しかも1回飲ませてあげると4週間ほど効果が持続します。残念なことに、我が国では3ヶ月齢以下の子牛しか承認がないのですが、諸外国では9ヶ月齢まで承認があるので、第一胃内の善玉の原虫には悪影響を及ぼさないことも解っています。
 これら二つのお薬を併用することによって、子ヤギの便が変わります。実際に試してみて下さい。







無角の山羊/間性
生殖能力のないヤギのことで、これは角の有無の遺伝と密接に関係しています。

具体的には
ヤギの角に関して無角(角の生えないヤギになる)の遺伝子と有角(角が生えるヤギになる)の遺伝子があること。
この2つの遺伝子の関係としては無角の遺伝子は有角の遺伝子に対して優性であり、無角の遺伝子と有角の遺伝子がペアになった場合(ヘテロと言います)には優性の無角遺伝子によりヤギは無角になる。
ちなみに無角の遺伝子がペアになった場合(無角ホモと言います)にはヤギは無角になりますし、有角の遺伝子がペアになった場合(有角ホモ)にはヤギは有角になる。
間性は無角の遺伝子が2つペアになった場合(無角ホモ)に起きることが分かっています。


これだけだと単純なのですが、間性を複雑にさせているのは4.の場合に間性になるのが雌に限定されていて雄は間性にならないということです。(この遺伝的背景については当方では説明能力がありませんので省略)

従って、ヤギの交配については無角のヤギどうしを交配しない限り絶対に発生しないものですので交配に注意して下さい。具体的に無角同士を交配した場合の間性の発生(理論値)は次のようになります。

●無角♂(この場合無角遺伝子がペアになったホモのものと無角・有角遺伝子のヘテロのものがあり得る)
●無角♀(この場合は無角遺伝子がペアになったホモのものは間性になるので、繁殖能力がないため繁殖できるものはすべて有角・無角遺伝子がヘテロのもの)

雄がホモかヘテロかは判断が付かないと思いますので、無角同士の交配をした場合に通常は子ヤギの1/8が間性になりますが、たまたま雄がホモの場合は子ヤギの1/4が間性になると考えて下さい。(たくさんの有角の雌と交配して子ヤギが全て無角の場合はこの雄は無角ホモの可能性が高いです。)

【無角ホモ♂×無角♀(ヘテロ)の交配】
全体の1/4に間性が生まれる可能性あり。
(全体の1/2が♂ですべて正常、全体の1/2が♀で♀の半分が間性になる(性比1/2×1/2=1/4))

【無角ヘテロ♂×無角♀(ヘテロ)】この場合が一般的
全体の1/8に間性が生まれる可能性あり。
(全体の1/2が♂ですべて正常、全体の1/2が♀で♀の1/4が有角、1/2が無角正常(ヘテロ)、1/4が間性になる(性比1/2×1/4=1/8))


間性(無角)遺伝子の診断
当場の無角山羊、有角山羊及び長野県内で採取した間性山羊の血液を分析したところ、間性のものは無角のヘテロや有角のものでは見られるバンドが見られないことが確認されました。しかし、現時点では無角の遺伝子は間性遺伝子と同じと考えられるため、無角ホモは間性遺伝子ホモということになってしまい、無角にこだわる限り間性はなくならないことになります。(無角ホモの場合、雄は間性にならず正常で、雌は間性になってしまいます。つまり間性は遺伝的に全て雌です。)



線虫発育の環境要因
①気温•線虫の種類によって多少異なるが、およそ16-37°Cで卵からハッチする。
•最適温度は25-30°C 。
•L3幼虫はエネルギー補給できない。つまり、暑い環境では体力を使い切り死にやすくなる。
•10°C未満だと幼虫の発達は停止
•5°C未満になるとL3幼虫は越冬。
•冷たく湿った春は、L3幼虫が長生きできる。

②湿度•線虫の発育には湿度が80%以上必要。
•L3幼虫だけは脱水状態や氷点下の環境で生存可能。
•よって、前年の夏の終わり~秋にL3幼虫にになって放牧地にいたものは、翌春に活動開始する。
(ただし捻転胃虫はL4で羊の体の中で越冬するものも多い=Springrise)。



③放牧地の古さ
•土の上に古い草が覆っているような古い放牧地では、湿度が保たれ、気温の差が減らされることで、線虫が生きやすい環境を作っていることになる。
•土に光があたり、乾燥する状態にすれば、線虫の生存率は下がる。



過去40年、放牧しながら駆虫薬を使用することで線虫コントロールは成功してきた。しかし、薬品に依存することで、薬品費は増加し、薬剤耐性線虫は増加した。イギリスよりも他の大陸地域ではより深刻であるが、近年イギリスでも急速に、多剤耐性を示す線虫種が増加している群が見つかっている




レフュージアRefugia方法論・部分的な駆虫:群の80-90%を駆虫→駆虫しない個体が多様性を保つ・駆虫後の転牧を遅らせる→駆虫後に再感染させて多様性を保つ31種の生き残る場所薬剤感受性線虫を優占種とし駆虫薬の効果を維持この他に多くのルールがある。実はこのルールが大事。















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歯について

下あごに前歯8本,口の奥に上下24本の合計32本。上あごには切歯がなく,(上あごの歯茎の部分が固くなった)歯床板があります。この歯床板は草を押さえてちぎるのに適しています。だから,かみつくことはありますが,犬みたいにかんでもあまり危険ではありません。ヤギの歯は年をとると生え変わります。乳歯の生え変わりから,おおよその年齢がわかります。年齢の見分け方は,前歯の下あごが乳歯だけなら1歳未満。中央の一対(2本)が永久歯だと1才(12-18カ月令)。2対(4本)が永久歯だと2歳(24-27カ月令)。3対(6本)が永久歯なら3才(36-42)。4対(8本)前歯は全部で4対)とも永久歯なら4才以上48カ月令~です。歯がすれていたり,永久歯は生え変わりません。年齢が高くなるとすき間ができて7~8才になると抜けてきます






山羊にとって最も有害な体内寄生虫として下痢をひき起こすコクシジウムと線虫類の捻転胃虫を挙げた。 捻転胃虫は第4胃に寄生するがメスは1日に5000~1万個の卵を産むため血液を0・05~0・25cc吸うが、 1000頭いれば1日に250cc失うことになる。 下顎の浮腫、 痩身、 貧血、 うつなどの症状が出る。
 幼虫は牧草の朝露の中に潜んでおり、 山羊が草を食べて体内に入ると3週間で成虫となって産卵。 卵は糞に混ざって牧草にまかれ、 3~7日で孵化して再び草に潜む。 離乳後の子山羊や妊娠中の母山羊などが感染しやすい。
 放牧地の対策として▽転牧▽草丈の短い放牧地は休ませる▽朝露が乾いてから放牧する▽草地の更新▽完熟たい肥を使う▽立ち枯れや掃除刈りを放置しない▽牛と混牧 (腰麻痺対策が必要) ▽濃厚感染した山羊は放牧しない▽駆虫した山羊をすぐ放牧しない│を挙げた。 駆虫し過ぎると薬剤への耐性を持つため 「一斉・徹底駆虫はしない。 病気になった山羊だけ選択的に駆虫する」




消石灰は濡れると効果を発揮するが乾燥状態では消毒効果がない



コクジウムはオルソ剤のみ消毒できる



バイコックスの休薬期間は60日、この間に決してダイメトンを投与しないでください。非常に相性が悪い薬同士です。(バイコックスは、3ヶ月までの子牛の薬です。)
どちらもコクシジウムの薬ですが、単独投与に限ります





若雌山羊を交配させる最良の時期は、月齢ではなく体重に注目すべきである。若雌山羊 がその品種の正常な性成熟時体重の3/4に到達するまで交配させるべきではない。体重は 良好な栄養と管理によって早く達成される






コクシジウムには、1回投与するだけで予防になるバイコックスという特効薬があります。
獣医さんにお願いして牛用100ミリリットル1万円でした。子山羊に4ミリリットルの白いどろっとした液体を、口の横からスポイトで投与しています。
線虫予防のアイボメックトピカルは、1カ月に一回投与していましたが、線虫がいなくなるとコクシジウムが異常に増加することがあるそうです。
大人の山羊は免疫力があるので大丈夫とは言いますが、体が弱っていると下痢します。子山羊には致命的なので、なるべく早く(1-2週齢)で投与するとよいそうです。




ゴム去勢は可能ですが、一割程度の尿路結石症のリスクがあります。ご納得の上、クエン酸などで尿路結石予防をお願いいたします。








反芻家畜における濃厚飼料多給時の反芻行動を調べるため,山羊4頭を供試し,飼料中の乾草を10%, 20%, 30%, 40%, 60%, 80%とした給与割合の異なる6種の飼料を給与し, 反芻時間,再咀しゃく時間,吐出回数, 反芻期回数などを測定し検討した結果は次の通りである。
1. 乾草割合が増加するにつれて反芻時間は162分(乾草10%給与)~590分(乾草80%給与)に増加した。同様に再咀しゃく時間は104分~472分,吐出回数は152回~608回に増加した。しかしそれらの増加割合はいづれも30%を境として異なる傾向が認められた。
2. 反芻期回数は乾草30%~80%給与ではほぼ一定であったが,乾草10%, 20%給与では減少した。
3. 乾草単位摂取量当りの再咀しゃく時間は乾草給与割合が低率になるにつれて増加の傾向があったが,特に10%給与では急増する傾向が認められた。
4. 各反芻行動に供試山羊の個体差が認められ,特に乾草10%給与では顕著であった。
5. 以上の結果から正常な反芻行動を起こさせるためには,粗飼料として30%以上必要なことが示唆された





ザーネン種を1頭放牧するのに広さはどれくらい必要でしょうか?
A1 1頭あたり10aが目安となります。山羊の採食量は、1日あたり乾物で体重の3%、生草では体重の15%程度です。体重60Kg の山羊の場合、1日あたり乾草で1.8kg、生草では9kg程度を採食するので、その量の草が確保できる面積が必要となります。




第一胃と第二胃で食物は唾液と混ぜ合わせられ、固形分と液体成分に分けられる。唾液には尿素など、共生微生物の成育を促進するものが含まれている。固形分は「食い戻し」と呼ばれる丸い塊になって口に戻り、再びよく咀嚼して繊維質を細かく砕きつつ、唾液と混ぜ合わせられる。細かく砕かれた繊維(セルロースやヘミセルロースなどを含む多糖類)および植物細胞質成分は、胃の中に共生する微生物(細菌と原生動物、それに菌類)によって分解・吸収される(この過程はシロアリが木を消化するのと同じである)。反芻胃内は嫌気性であるため、この代謝過程(発酵)で低級脂肪酸(酢酸やプロピオン酸、酪酸など)を主体とした低分子有機物が生産される。反芻動物はそれらを吸収し、好気呼吸の基質とすると共に脂肪などの再合成を行う。ただし、植物の構成成分としてセルロースと共に大量に含まれるリグニンはほとんど分解・利用されない(シロアリでは多くの種で体外共生菌を通して利用される)。また、生成された低分子有機物のうちメタン等の水に溶解しないものはゲップや放屁などで外部に放出されるため、これらも利用されない。

発酵が終了した食物残渣は共生微生物菌体と共に第三胃に送られ、水分を除去された後に第四胃に移る。第四胃で共生微生物体と食物残渣は消化され、その後小腸に送られ栄養が吸収される。このように反芻動物が実際に消化吸収しているのは、植物そのものではなく共生微生物およびその代謝産物である(哺乳類が消化吸収できる成分は反芻胃で共生微生物が事実上すべて利用してしまっている)ため、反芻動物は厳密には草食動物ではなく微生物食動物である、との見方もある。







反芻を行う動物を反芻動物(Ruminant)といい、ウシ・ヤギ・ヒツジ・キリン・バイソン・シカ・ヌー・アンテロープ(以上は反芻亜目)・ラクダ・ラマ(ラクダ亜目)が含まれる。これらはいずれも偶蹄目であるが、近年、霊長類のテングザルが反芻に極めて類似した行動を行うことが発見された。



同一野菜のやりすぎ注意 ヤギ死因は硝酸塩

昨年12月、佐賀市内の小学校で飼育していたヤギ3匹が死んでいた問題で、県の中部家畜保健衛生所は解剖の結果、餌の野菜くずに含まれていた硝酸塩の体内蓄積による中毒死と診断した。急性硝酸塩中毒は、ヤギや牛など胃を4つ持つ反すう動物に特徴的な症状という。
スーパーから譲ってもらった白菜に高濃度の硝酸塩が含まれており、これを一度に大量に与えたことが原因。
厚生労働省や農林水産省は「市販の野菜を食べて動物が硝酸塩中毒を起こした事例は聞いたことがない」と話す。家畜保健衛生所による病性鑑定で、ヤギの血中から正常値の百倍以上に当たる硝酸態窒素濃度がみられた。また、餌の白菜から飼料の安全基準ガイドラインを大幅に超える高濃度の硝酸塩を検出。加えて、外傷や病変がないことから、急性硝酸塩中毒と診断した。同校によると、夏場は校内に自生している草をヤギの餌にしていたが、草が枯れる冬場はスーパーからの野菜くずを譲り受けており、ヤギが死んだ数日前から、白菜ばかりを与えていたという。植物は栄養分の窒素を硝酸塩に変えて吸収し、成長するが、堆肥(たいひ)などの窒素肥料を与えすぎると植物内に硝酸塩がたまり、濃度が上がる。この硝酸塩が動物の体内に入ると、健康に害を及ぼす物質に変化する。このため家畜保健衛生所は「特定の野菜ばかりを与えると中毒になるリスクも高くなる」「餌を長時間切らせると次に与えるとき、食べ過ぎてよくない」などの注意点を同校に通達。現在は、残ったヤギ1匹にわらや草など数種類を混ぜた餌を与えている。

近年、野菜の硝酸塩について農水省には人間の健康に対する影響についても問い合わせが寄せられているという。食品添加物としてチーズや食肉製品から取り込む硝酸塩については、1日許容摂取量を定めているが、野菜については基準値を設定していない。そのため「今回の白菜が人間に与える影響については化学的データがなく、答える立場にない」といい、「とにかく初めてのケース」と戸惑いを隠せない。ただ、野菜の硝酸塩は「ゆでる」ことや「漬ける」ことで減少することから、農水省は「現時点で人体に問題があるとはいえない。野菜を食べる健康上のメリットを大切にすべきで、一定の種類に偏らずバランスよく取ってほしい」と強調する。

硝酸塩対策 農水省は硝酸塩を減らすための栽培技術開発や産地への研究支援を実施。海外では国連食糧農業機関(FAQ)と世界保健機関(WHO)の合同専門家会合が「野菜を摂取することの利点からみて、野菜中の硝酸塩量を限定することは適切ではない」と報告したが、一方で、EUは1997年から、レタスとホウレンソウについて含有量の基準値を定めた。(2008年03月14日更新)

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おそるべき、野菜の毒性。。。。。

さらに、中国では、今でも、亜硝酸塩の死亡事故が起きている。



食物繊維推進者は肉が発ガン物質のニトロソアミンを発生させるため良くないとよくいうが、そのニトロソアミンは肉だけではただのアミン類であって、野菜に含まれる硝酸塩、亜硝酸塩と反応することによってニトロソアミンが出来る。(亜)硝酸塩はベーコン、チーズ、たばこ、魚にも含まれるが、日本人の場合、その90%は野菜によって摂取される。そのため、最近では発ガン予防には肉よりも野菜を制限すべきだという学者も少なくない。特に、日本は世界で一番硝酸塩を摂取していると言われている。食品の安全性を示す指標の一つに、一日許容摂取量:ADI(acceptable daily intake)がある。これは人が一生涯にわたり毎日摂取しても健康上悪影響がないと推定される化学物質の最大摂取量のことであり、JECFA(国連食糧農業機関と世界保健機関の合同食品添加物専門家会議)によって定められ、各国に提供される(なお、日本の農林水産省の考え方はHPで公開されている)。それから計算すれば、硝酸塩、亜硝酸塩の問題から体重50キロの人が一日食べられる野菜の量はレタス150g、ホウレン草50g、白菜178g、サラダ菜35g、ゴボウ79g、キャベツ425g、ターサイ33g、チンゲンサイ59gである。合計なのでサラダ菜18g食べた後、ホウレン草を25g食べれば危険ということになる。なお、米国では離乳食にホウレン草を使用していた時期があり、それによって欧米全体で160人の乳幼児が死亡した。(亜)硝酸塩は血液中のヘモグロビンをメトヘモグロビンに変え、酸素運搬能力を低下させるために青くなって死んだ子供たちはブルーベビー(1956年)と呼ばれた。(ちなみに漫画ポパイは1930年からスタートし、ホウレン草が健康的であるという思考が定着していった時期に事件が頻発した。)その機序での毒性は1回に1gまたは1日に4gの摂取で中毒し、8~15gの摂取で死亡すると言われている。10㎏の子供であれば200gのホウレン草で致死量となる。(現在販売されている野菜ジュース1パックにはそれを上回るものもあるが規制はされていない。)




妊娠していたら妊娠3カ月過ぎると乳房が膨らみ目立つようになります。
妊娠期間は150日です。初産だと遅れる事があり、経産だと早い事もあります。
1歳で初産だと単胎で雄が生まれる事が多いですが、1歳半以降は2~4頭生れるので、母体の栄養管理に気をつけてください。







寄生虫抑制に効果があると言われる
メドハギ


●条虫症  栴檀(せんだん:庭木や街路樹として見かける落葉高木)の枝葉が条虫駆除に効くという最近の報告もあります。






.日本の在来種山羊

 1) 起源

 家畜山羊の主たる超源は、西アジアの山岳地帯に生息する野性のベゾアールヤギ(bezo-ar goat:Capra aegagrus)である。本種は雌雄ともに有角で、角は弓状で後方に曲がり、毛色は夏は黄褐色、冬は灰褐色をしている。その後家畜化されたベゾアールヤギは、東に向かって中央アジア、インド、モンゴルと中国の全域に、また西に向かってアラビア半島、アフリカ大陸、ヨーロッパ大陸へと遊牧民によって広められた。東に延びた集団には、アフガニスタン北部、ヒマラヤ山西部に生息する野性のマルコールヤギ(markhor goat:Capra falconeri)が交雑され、またアフリカへ延びた集団には同じく野性のアイベックスヤギ(Ibex goat:Capra ibex)が交雑されて、それぞれの地方の在来山羊の基礎を作り上げたとみられている。マルコールヤギは角がらせん状によじれ、毛色は褐色で、特に肩から首にかけての毛は長く伸びて波状に縮れている。ヨーロッパにおける山羊の起源は定か

でないが、ヨーロッパへ延びたベゾアールヤギが、大型の野性のヨーロッパ・ノヤギ(prisca goat:Capra prisca)と交雑されて、現在の乳用のヨーロッパヤギが作られたと推定される。

 日本列島には野生山羊が生息した形跡はなく、わが国にいつ頃、どのような経路で家畜山羊が渡来したかは明らかではないが、わが国の家畜山羊は、約700~800年頃に中国、韓国並びに東南アジアから伝わったと推定されている。特にこれらの地域と早くから交易のあった沖縄県、長崎県、鹿児島県等の九州南西部に、肉用の小型山羊が導入され、しだいに繁殖、普及されて、現在の日本在来種(トカラ山羊、シバ山羊など)が作られたと推定されている。なお現在では、沖縄、奄美諸島の在来種山羊はザーネン種との交雑化が進み、純粋の在来種はほほ絶減したと思われる。

 2) トカラ山羊

 鹿児島県鹿児島郡十島村(トカラ列島)に古くから飼育されてきたもので、その地名をとってトカラ山羊と俗称されている。明治27(1894)年にトカラ列島を訪ねた笹森氏によって、宝島と小宝島ですでに山羊が飼育されていたことが確認されているが、それ以前トカラ列島において山羊の飼育がいつ頃から開始されたかは明らかではない。またどのような経路で山羊がトカラ列島に入ってきたのか、その由来も明らかではないが、約700、800年頃に交易のあった東南アジアから流球諸島を経由して渡来したものと推定される。体格は小型で、体重は雌20~25kg、雄25~35kgである。体質強健で粗放な管理によく耐え、腰麻痺に村する抵抗カも強い。繁殖旺盛で周年繁殖し、1年2産も可能である。毛色は黒、褐、茶の有色に白の斑紋が入るなど種々雑多で、有角、副乳頭を有し、肉質はない。泌乳期間90日で泌乳量25~100kgと少ない。本種は古くから肉用に供されてきたが、明治以降ザーネン種との交雑が進み、その純粋種は激減して、現在ではトカラ列島の一部の島に残存するにすぎない。

 3) シバ山羊

 長崎県西部海岸地域と五島列島に古来飼育されている日本在来種山羊はシバ山羊の名で呼ばれているが、このシバ山羊は沖縄、奄美諸島及びトカラ列島の日本在来種山羊とはおそらく来歴を異にするもので、朝鮮半島より由来したものと推定されている。本種はトカラ山羊と同様に、小型で有角、周年繁殖が可能であるが、毛色は自色である。成山羊の体重は15~28kg、体高は40~50cmである。近年、実験動物としての有用性が注目されている。

 4) 在来系雑種

 主として日本在来種と日本ザーネン種の交雑種で、体格は在来種より大きく、両種の中間タイプを示す。体重は雌で30kg前後である。被毛は白色が多く、有角、肉髯を有するものが多い。体質強健で腰麻痺にも強く、飼いやすい。現在、沖縄、奄美諸島及びトカラ列島で飼育されている肉用山羊は本種が大半を占めている。




世界の山羊

 1) 世界の山羊飼養頭数

 世界の山羊飼養頭数は年々増加しており、平成10(1998)年現在の総頭数は約7億頭で、その95%はアジア、アフリカ及び南アメリカに分布している。アジアでは、中国、インド、パキスタン、バングラディッシュ、イランの順に頭数が多い。

 2) 山羊の主な品種

現在、山羊の品種は約216種とされており、用途別では乳用種、肉用種及び毛用種に分けられるが、地域によっては肉用種でありながら毛や皮などの副産物も利用され、肉・毛皮兼用種として位置付けられるものもある。

 (1)乳用種

 ①ザーネン

 スイス西部のザーネン谷原産で、ヨーロッパ、北アメリカなど世界各地で飼養されている。被毛は白色であり、無角が遺伝的に優性であるが、有角のものもみられる。肉髯をもつものや欠いているものがあり、乳量は年間500~1,000kgである。

 ②トッゲンプルグ

 スイス東部のトッゲンブルグ谷原産で、ヨーロッパ、北アメリカなど世界各地で飼養されている。被毛は全体的に暗褐色であるが、鼻梁、耳の周囲、四肢及び尾端に自斑が見られる。角は有角または無角で、肉髯をもつものや欠いているものがあり、乳量は年間600~800kgである。

 ③アルパイン

 スイス、フランスのアルプス地方原産で、ヨーロッパ、北アメリカなど世界各地で飼養されている。プリティッシュ・アルパイン及びフレンチ・アルパインが代表的であるが、近年、アメリカン・アルパインが作出されている。被毛は褐色、淡褐色、黒色、灰色あるいは白色を基調として刺毛や黒色の背線をもつものなど多様で、有角または無角である。

乳量は年間300~600kgとザーネンの約3分の2である。

 ④ヌビアン

 アフリカ東部ヌビア地方原産で、アフリカ、ヨーロッパなどで飼養されている。アングロ・ヌピアンとスーダン・ヌビアンがあるが、ヌビアンとは前者の通称である。毛色は黒、褐あるいは黄褐を基調としてそれぞれの斑紋など多様である。無角で長い垂れ耳をもち、顔面が凸隆している。乳量は年間600~800kg、乳脂率は4~5%と高く、周年繁殖により泌乳期間の延長が可能である。国によっては乳・肉・皮兼用種として位置付けられている。

 ⑤ジャムナパリ

 インド原産で、インド、東南アジアなどで飼養されている。毛色は黒、自、黄褐あるいはそれぞれのまだらなど多様である。有角で長い垂れ耳を持ち、ヌビアンと同様に顔面が凸隆している。乳量は年間250~400kgと少ないが、国によっては乳肉兼用種である。

 ⑥日本ザーネン

 ヨーロッパから輸入したザーネンと日本在来種との交配により作出された。被毛は白色であり、無角で肉髯をもつのが一般的であるが、有角で肉髯をもたないものもみられる。

乳量は年間400~800kgとザーネンに比べ少ない。腰麻痺に罹りやすいのが欠点である。

 (2)肉用種

 ①ボア

 南アフリカ原産であり、南アフリカ、中央アメリカなどで飼養されている。有角がほとんどで、顔面は凸隆し、耳が垂れている。体重は90~130kgで、平均日増体量は0.15~0.17kgである。性成熟が早く、周年繁殖化することで2年3産が可能である上、双子率も高い。

 ②スパニッシュ

 スペイン原産で、中央アメリカで飼養されている。被毛は黒色または褐色で、有角と無角がある。体重は35~50kgとやや小柄で、脂肪の少ない赤身肉を生産することから、国によっては乳肉兼用種として位置付けられている。

 ③カンビン・カチャン(マメ山羊)

 西アジアから東南アジアへ伝播したベゾアール型肉用山羊の一つで、タイ、マレーシア、インドネシア、フィリピン、台湾などで飼養されている。大陸型(黒色)と島嶼型(褐色)があり、被毛に白斑や黒い背線をもつものもある。有角で肉髯はなく、体重は20~40kgと小柄である。腰麻痺に対する抵抗力をもち、周年繁殖が可能である。

 ④韓国在来種黒山羊

 前出のカンビン・カチャンから派生したと考えられており、韓国国内各地で飼養されている。毛色はほとんど黒一色である(80%以上)が、暗褐色もある。有角で肉髯はなく、体重は15~20kgである。腰麻痺抵抗性を有する。

 ⑤日本在来種トカラ山羊

 カンビン・カチャンを起源とし、鹿児島県トカラ列島原産で、鹿児島大学、鹿児島市平川動物公園、農林水産省家畜改良センター長野牧場などで飼養されているが、1955年以降、日本ザーネンの導入により雑種化が進み、トカラ列島に現存する純粋種は極めて少ない。体重は20~35kg、被毛は淡褐色、黒色を基調として自斑や黒い背線(鰻線)があり、有角で肉髯はない。乳汁を分泌する副乳頭をもっているため、三つ子が生まれても同時哺乳が出来る。周年繁殖が可能で、腰麻痺に対する抵抗力が強い。

 ⑥日本在来種シバ山羊

 長崎県西海岸、五島列島原産で、農林水産省家畜改良センター長野牧場、農林水産省畜産試験場、東京大学などで飼養されている。来歴はトカラ山羊とほほ同じであるが、被毛は白色がほとんどであり、有角で肉髯はなく、副乳頭をもつものもある。体重は30~40kgとトカラ山羊よりもやや大きく、周年繁殖し、腰麻痺抵抗性を有する。

 (3)毛用種

 ①アンゴラ

 中央アジア原産で、トルコ、北アメリカ、南アフリカなどで飼養されている。被毛は白色で、捻れた角をもつ。産毛量はモヘアとして1頭当たり3kg程度であり、国によっては毛肉兼用種として利用されている。

 ②カシミア

 中央アジア原産で、中国、トルコ、アフガニスタン、イラクなどで飼養されている。稔れた角をもち、毛色は白、褐、黒と多様である。長毛の下に生えるカシミア(またはパッシュミナ)は羊毛やモヘアよりも繊細で、保温性に富むが、産毛量は1頭当たり0.1~0.5kgと極めて少ないため、高級綿毛として珍重される。















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