こんにちは。初めまして。
大阪でライターをしている、白川といいます。
今回のプログラムのことを書く前に、
沖縄の土地について話をしなければならないのだと思います。
なので、どうにか書いてみようとは思いますが、しょうじき自信がありません。
なぜなら、ぼくの言葉だけではすべてが伝わらず、
ぼくの想いだけが伝わってしまうかもしれないからです。
それでも、どうにか書いてみようと思います。
* 初めて旅行以外で沖縄を訪れたのは、ちょうど二十歳の6月でした。
そのころぼくは、ロックバンド「おかん」という
ミュージシャンのアシスタントをさせてもらっていて、
その活動の一環として、沖縄を訪れることになりました。
6月に訪れたその理由が、
沖縄の平和記念日に合わせて組まれたツアーだったからです。
そこでぼくは、沖縄という土地で、平和というものを考えさせられることになります。
戦争を体験されたおばあちゃんと話をしました。
涙を流しながら、その手は涙をぬぐうのではなく、ぼくの手をやさしく握っていてくれました。
ガマと呼ばれる防空壕の中へ入らせてもらいました。
電気を消すと真っ暗闇になって、ほんとうに何も見えなくなりました。
そして、その中で何日も生活された人の話を聴きました。
平和祈念資料館にある、いろんな資料を見てきました。
目を背けたくなるような、心を閉ざしたくなるようなものも、正直ありました。
けれど、平和の礎と呼ばれるお墓には、
戦争で亡くなられた方のお名前が、国籍問わず刻まれていました。
そんな、沖縄で起きたことを学んだ一年目。
そこで出てきた想いを胸に、ぼくは次の年からその時期に合わせて、
同世代の若者を連れて、共に沖縄へと足を運ぶプログラムを作り、
一昨年と去年の2回を実施することになります。
* ようやく話は現在に戻ります。
そうして、今回で4回目となる沖縄の平和記念日を迎えます。
自身では4回目、皆んなを引率する立場としては3回目となる今回、
どんなふうに自分が思っていて、どんなふうに考え、
どんなふうに感じたいのか、そして感じてもらいたいのか。
そんなことをじいっと考えてみて、ふつふつと出てきたものがありました。
ぼくはべつに、沖縄の歴史を伝えたいだとか、
沖縄戦や戦争があったからぼくたちがいるんだとか、
そういったことを伝えたいわけではありません。(むかしはそうでした)
それよりももっと、沖縄という土地に、そこで生きる人たちに、触れてほしい。
ぼく自身も、もっと触れたい。そこで生きた人たちのことも、きちんとすべてに敬意を持って。
そうして、短い間でも「いっしょに過ごしてみたい」と思ったのです。
旅行というとちょっと違うし、旅というわけでもない。
もっとこう、沖縄という場所といっしょに過ごすような、そんな感覚です。
「沖縄」がもしひとりの人間だったら、
その人の隣でいっしょに過ごしてみる、そんな三日間。
だから、今回は「沖縄と居る三日間」と名前をつけてみました。
そんな三日間をぼくたちと一緒に過ごす縁のある友人たちを、今回募集してみようと思います。
べつに、会ったことがなくたって構いません。
特に制限もありません。参加するのに、はっきりとした理由や動機も必要ありません。
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【主だったスケジュール(変更する可能性もございます】
〈6/21(金)〉
・戦争を体験されたおじいおばあとのふれあい
・ガマ(沖縄の防空壕のことです)見学
・シェアリングタイム
〈6/22(土)〉
・平和祈念公園・資料館見学
・沖縄の同世代と飲んだり、話したり、めしを食ったりします。
〈6/23(日)〉
・慰霊の日・平和式典(沖縄全戦没者追悼式)に参列
・三日間の振り返り
その後、解散(15:00ごろを予定)
●参加費用:33000円(現地での交通費や宿泊代、プログラム費など)
☆いっしょに割:友人と一緒に参加すると、宿泊費の都合上で
33000⇒30000円(2人とも適用) でご参加いただけます。
※食事代別
※沖縄での現地集合・解散です。
沖縄那覇空港まで・からの交通はご自身で確保をお願いします。
(21日11時までに着の便でお願いします。遅れる場合はご相談ください。)
●募集定員:10名
(最少催行人数に達しなかった場合、開催しない場合もございます。)
ぜひ、お早めにお申し込みください!