大原孝治氏
(ドン・キホーテ社長)について

日本で一番大きいディスカウントストアと言えば皆さんご存知ドンキホーテです。

文字通り何でも売っているし、深い時間まで営業している。皆さんも急な買い物の際に助けられた事が
あるのではないでしょうか?筆者もその一人です。

可愛らしいペンギンのマスコットキャラクターや店先で流れているテーマ曲も
馴れ親しみやすく老若男女が買い物しやすいように考慮されています。

そんなドンキホーテですが、その社長について皆さんはご存知でしょうか?


日本最大のディスカウントストアを率いる社長「大原孝治」とは一体どんな人物なんでしょうか?

大原孝治氏の経歴

略歴

1993年

(株)ドン・キホーテ(現ドンキホーテホールディングス)入社。第1号店府中店の売場担当者を経て、
木更津店、幕張店、市原店の立ち上げの店長を務める。

1995年

取締役第二営業本部長就任

2005年 関連会社の㈱リアリット代表取締役社長就任
その他の関連会社の取締役などを経て(現任しているものもあり)

2015年7月 ㈱ドンキホーテホールディングス
代表取締役社長兼CEO就任(現任)

入社時は売り場担当でしたが、二年間で三店舗の立ち上げの店長を務めるというのは
大原氏の手腕が会社に認められるまで如何に早かったのかという事が分かります。
今の日本企業に入社をして、一社員から社長に登りつめるような方はどれくらいいるのでしょうか?
安田氏という強烈な創業者の元で大原氏が
どのような指導を受けてきたのかが気になりますね。

大原氏は別のインタビューでこう言っています。
「主語は常にお客様。お客様の目線に立てない限り、正解は見つからない。
「自店の常識は、地域の非常識」だと肝に銘じるべき。」
売り場担当から社長にまでなった大原氏ならではの言葉ですね。
経営の世界では昇進して役職が上になってきた場合に、
お客様の目線に経って経営を行えていないことが不振の原因となるケースも多いようです。

他のサービス業の会社でもお客様目線で営業しているというのはよく聞きますが、
実践するのは容易な事ではありません。それを本当の意味で実践出来たからこそ
わずか10年余りで社長にまでなれたのではないでしょうか?

自店の常識は地域の非常識。どこまでのお客様の事を考え、
ドン・キホーテという会社で頂点に立つという強い意志が感じ取れます。

4Kテレビについて

皆さんも4Kテレビという商品をご存じではないでしょうか?
私の家ではではなく、もっとグレードの低いテレビを使っています。

余談はさておき、4Kテレビとはフルハイビジョンテレビの
4倍も高精細なテレビです。
4倍の高画質??となると想像もできない方は
家電量販店などで一度ご覧になっていただきたいです。
これまでのテレビとは全く違う印象を持たれると思います。

まあ4Kテレビについて詳しく語るのは別の機会にして、
新商品が出ると何が起こるか?

それは「価格競争」です。
どれだけ良い製品であったとしても、最終的には私含め値段で購入するか否かを決めますよね??

その為ポイント還元など様々な手を使って自店舗で商品を買ってもらう。価格競争というのは大変な事なんです。

この4Kテレビの価格競争の引き金を引いたのはドン・キホーテでした。

ドン・キホーテでは2017年6月に6万円を切る価格で4Kテレビを販売していたそうです。
他店舗に比べかなり安いと言えます。もちろん即完売し予約が殺到しました。

この4Kテレビはドン・キホーテのプライベートブランドの
「情熱価格」で開発し販売したものです。

メーカーよりも安く4Kテレビを販売出来た事に関して大原氏は、

「ドン・キホーテのような流通会社と消費者は接点があるが、商品を開発するメーカーと消費者との接点がない為情報が流通していない。その為自社のプライベートブランドで開発し販売を行った」と仰っています。

他で作らないなら自分で自らやってしまおう。
なかなか出来ないものです。
こうしてヒット商品を生み出すのですから
なんという経営手腕なんでしょうか。

また、大原氏は消費者の情報は積極的に伝えているそうです。
そしてメーカーのブランディングに乗る時は企画ごと渡すのです。
もったいない気もしますが、そこでメリットを求めてしまうと世の中のデメリットになってしまう為そこでのメリットは求めないのだそうです。

ここでも自社の事だけではなくお客様第一の考え方が伺えます。

majicaについて

今や生活に欠かせない電子マネー。クレジットカードなどと合わせとても便利なものです。
ドン・キホーテにも独自の電子マネーがあるのはご存知ですか?それはmajicaです。

majicaは2014 年3月18 日からサービスを開始した
ドン・キホーテグループ独自の電子マネーです。

全国のドン・キホーテグループ
各店舗で利用することができ、チャージ時のポイント付与、およびお買い上げ総額1,000 円(税込)以上の
お会計時にmajicaを提示すると
いつでも1円単位の端数(1円~最大9円)を値引きする
『円満快計(えんまんかいけい)』が適用されるなど、
多彩なサービスが受けられます。

電子マネーをまだ適用していない店舗も多い中
ドン・キホーテが独自の電子マネーを作ったのは
なぜなんでしょうか?大原氏は別のインタビューでこう言っていました。

「自分の店だけを見るな。世の中の変化にいかに対応するかという視点が重要。自分の店を見ているだけでは、変化には気付けない。見るべきものは、自分の店舗ではなくお客様。」

世の中の変化に流されずに自分の道を貫けというような言葉は
よく耳にする気もしますが時代に対応しにいけというのは
あまり聞かない気がします。

そこにもお客様第一の考えがありお客様が
何を求めているのかを時代の流れを通して感じる事が出来る
大原氏だからこそ独自の電子マネーを作るという事が出来たんだと思います。

株式会社リアリットについて

大原氏は店舗での販売でのキャリアを積んだ後、株式会社リアリットという企業の代表取締役に就任致します。
あまり聞き馴染みの内容な社名ですが、一体どの様な会社なのでしょうか?

事業内容としては元々はドン・キホーテで活用される様々なシステムを開発する部署として誕生したようです。現在はドン・キホーテにて使用できるwebクーポンの開発やドン・キホーテ内にて商品を販売する企業に向けたmajikaの活用提案や、店内プロモーション、ドンキの受発注システムの販売などを行っているようです。ようはITの要の様な企業のようですね!

この企業にて大原氏は2005年から代表を勤められたそうです!

神保町撤退の秘話

大企業の社長にはそれぞれ、逸話というか、その人の経営センスが伺える話があると思います。大原孝治氏の場合ですと、出店からのスピード撤退、その決断の速さを示す神保町店のストーリーが挙げられるでしょう。
2017年2月にオープンした「ドン・キホーテ神保町靖国通り店」ですがなんとその8ヶ月後の10月に閉店してしまいます。
そもそも出店においてはエリアの調査、商品の調達やレイアウト決めなど膨大な人数とコストを掛けているはずなのですが、
出店後に神保町という土地とドン・キホーテのミスマッチを認識し、なんと出店から2週間後には閉店の結論を出したそうです。つまり、閉店までの決断に2週間、その後の手続きに役7ヶ月半かかったということです。
このようなスピード感を持った経営判断こそ、今日のドン・キホーテの急成長を支えているのかもしれないですね。

アクセス(本社所在地)

東急東横線・東京メトロ日比谷線
中目黒駅 徒歩10分