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UFB技術開発応援プロジェクト
第一弾終了!
ウルトラファインバブル(UFB)って?
ウルトラファインバブルは農業、漁業、医療など様々な産業分野で応用されています。
1μm(マイクロメートル)に満たないナノサイズ以下の泡を液体中に発生させ、中に閉じ込める気体を変化させることで、食品の保存や洗浄力の向上などに高い効果があることが確認されています。しかし小さすぎて観察や検証が難しいことなどから、まだまだ発展途上の分野でもあります。
目には見えない小さな泡の中に気体を閉じ込めることができる
液体中に泡が長期間存在
油膜ではなく電子が泡を形成している
油膜ではなく電子が泡を形成している
ウルトラファインバブル技術は、すでに様々な特性や効果が明らかになりつつあり、多くの産業分野で応用が期待されています。しかし残念ながら、検証技術が追いつかないことや泡の安定性、コストなどの観点から、まだ一部の産業分野でしか実用化されていないのが現状です。
その大きな理由に「バブルを液体中に安定させられず、消滅してしまう」という技術的な課題が残っていました。これでは使用する直前にウルトラファインバブル水を製造しなくてはならず、小規模な事業所や家庭での使用は現実的ではありません。
私たちは、既存のウルトラファインバブル製造技術を抜本的に見直すことにより、液体中に長期間バブルを安定させることのできる技術を開発しました。
(特許出願中:特願2020-057176)
ウルトラファインバブルの大きさと数の測定検証
数nmサイズのバブルを測定できる装置は残念ながらまだこの世に存在しません。
現時点で粒子測定の世界標準である、ベックマン・コールター社のコールターカウンター法にて粒子数と密度の測定を実施しました。
使用機器:ベックマン・コールター社製「Multisizer4e」
検出限界最小値:200nm
希釈値:4000倍
最小の検出限界値が200nmのためにグラフが途中で切れているように見えますが、さらに小さなバブルも多量に存在していることが推測されます。
製造後 約1週間
673,856,000個/ml
(1ml中に200nm以上のバブルが約6億7千万個存在)
製造後 約10年
232,104,000個/ml
(1ml中に200nm以上のバブルが約2億3千万個存在)
製造後 約10年
232,104,000個/ml
(1ml中に200nm以上のバブルが約2億3千万個存在)