・育児疲れによる食生活の簡素化
慣れない育児と睡眠不足で体はフラフラ、でも毎日の食事は作らなければならない…そんな状況で手の込んだ料理を作る時間や気力が無くなるお母さんは多いです。
家族のために健康的な食事を作りたいと思っていても心と体がついていかず、簡単な食事内容で済ませてしまい、栄養不足となってしまうことがあります。
・授乳によるホルモンバランスの変化
授乳期は母親自身に対する栄養以外にも母乳を介した赤ちゃんへの栄養が必要になり、母親一人分の栄養素だけでは足りません。
産後はホルモンバランスが変化して母乳を作る体になるため、体に吸収される栄養素と母乳に吸収される栄養素のバランスが崩れると、栄養不足につながります。
では、栄養不足が起因する母体への影響はどのようなものがあるのでしょうか。
・乳腺炎などのトラブル
食事内容の偏りや栄養不足などが原因で、母乳に関するトラブルが起こるようになります。
乳腺炎や乳腺の詰まり、母乳の質が悪くなる、母乳の出が良くないなどの影響があらわれます。
・母体の体調不良
栄養が不足すると、母体にも影響が出てきます。鉄分不足では貧血、カルシウム不足では歯や骨がもろくなるほか、疲れやすくなったり産後の回復が思わしくないなどの体の不調をはじめ、イライラしたり情緒不安定になるなどの精神面への影響も出てくるのです。