販促コンサルタントの岡本達彦です。
(https://1ap.jp/)
私はアマゾン上陸15年「売れたビジネス書50冊」にランクインした『「A4」1枚アンケートで利益を5倍にする方法―チラシ・DM・ホームページがスゴ腕営業マンに変わる!』(ダイヤモンド社)という広告作成本を出版した関係で、全国の商工会議所さんや商工会さんなどの経済団体から呼ばれ1000回以上セミナーを行ってきました。
全国に行って感じたのは、地方の商店街はシャッターが下りているお店が本当に多い。
ある時、駅まで迎えに来てくれた経営指導員の方に「シャッターが閉まっているところが多いですね。せっかく駅前の良い場所で人通りも多いのだから、自分で商売しないなら人に貸せばいいじゃないですか」と伝えてみました。
すると「2階が居住スペースになっているので、人に貸すにはトイレや入口を分けるなどリフォームにお金がかかるから貸したくても貸せないんですよ」との事。
その後セミナー会場に行ってみると、そこには良いモノを売っているにもかかわらず、場所が良くない為に来店客が少ないお店の方々が来店客を増やしたいと広告の作り方を学びに来ていたのです。
この時に、この方々がクルマの移動販売で、シャッターが閉まっているお店の前で販売したらどうだろうと考えました。しかし、クルマのような大きなモノがお店の前にあったら通行する人の邪魔になるのでちょっと厳しいなと思いました。
次にバイク(自転車)ではどうだろうかと考えました。しかしバイク(自転車)では、テーブルや看板等が運べないので、これもちょっと厳しいなと思いました。
でも何とかこの困っている人を何とかできないだろうか。
そこで閃いたのが、展開してテーブルや看板になる収納ボックスをバイク(自転車)に取り付けるというアイデアでした。
お店を開く人が使いやすい様に様々形に展開するように考え、特許も出願しました。
クルマの移動販売より載せられる量が限られていますが、車両代が安いのはもちろんのこと、車検が不要、税金・保険料が安い、燃料代があまりかからないなど維持費を大幅に抑える事ができます。
初期費用や維持費が高ければ、利益を出す為には多くの売上を上げなければいけません。しかし、初期費用や維持費が低ければ無理して売上を上げなくても利益が出ます。
スペースはクルマの1/4ほどしかとりませんから、クルマの移動販売では出来ない軒先のちょっとしたスペースで安い場所代でお店を開くことができます。
コロナが収まれば今まで外出を我慢していていた人たちが様々な場所に出かけるでしょう。そんな時に臨機応変にお客様のいる場所に移動して商売ができるバイク(自転車)での移動販売はチャンスなのです。
NOMABO(ノマボ)と「はNOMAD(ノマド):遊牧民」という言葉と「BOX(ボックス):箱」の言葉を組み合わせた造語です。
遊牧民の様にお客様のいる場所に移動して、喜ばれながら商売をする人を増やしたと思っています。
NOMABO付きバイク
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移動販売(リヤカー)
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移動販売(クルマ)
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お店
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初期費用 |
○
バイク車両代、箱代
(約100万円) |
◎
リアカー代 |
△
クルマの車両代、改造費(約300万円)
|
×
お店の外内装代、保証金
(約500万円) |
維持費 |
○
燃料代、保険代 |
◎
なし |
△
燃料代、駐車場代、車検代、保険代(約10万円)
|
×
家賃、光熱費 |
商圏 |
○
下道
圏内 |
△
徒歩
圏内 |
◎
高速
圏内 |
×
近隣
圏内 |
改装 |
○
横後・上内部パネル
(約3万円) |
◎
横・後パネル
(約1万円) |
△
壁面・後面塗装
(約30万円) |
×
外装・内装 |
改装 |
○
横後・上内部パネル
(約3万円) |
◎
横・後パネル
(約1万円) |
△
壁面・後面塗装
(約30万円) |
×
外装・内装 |
NOMABOが使えるのはビジネスだけではありません。例えば重い荷物を運べるのでクーラーボックスを積んで釣りにも行けるでしょう。テーブルがあるので、釣った魚をその場で捌くこともできます。例えば多くの荷物が載せられるので、テントやコンロなどを積んでソロキャンプに出かけられます。例えば上部が開くので、ギターなどのケースがそのまま入り、路上ライブもできます。例えば道具や材料を積んで日曜大工(DIY)に使うのも良いでしょう。例えば家庭菜園なんかに使う場合は、開いて洗えるので泥など気にせず載せる事ができます。例えば占いなどが趣味であれば好きな場所で占いも出来るでしょう。このようにNOMABOを付ければ、商売だけでなく趣味まで幅広く使えるので、行動の幅が広がり充実した人生を歩むことが出来るのです。