NMNとは、体内でNAD+に合成され脳の視床下部でサーチュイン遺伝子の活性化を促す指令を出すのに必要で、またNAD+はサーチュイン遺伝子の受容体になります。
NAD+が増えれば、サーチュイン遺伝子の働きである体の修復機能を活性化させられますが、NAD+を飲用しても、消化器官で分解されてしまいます。
NMNは生物の消化器官で分解されず、効率的にNAD+に合成されるので、結果NMNを多く取ればNAD+が増え、サーチュイン遺伝子の活動が活性化します。
NMNはもともと体内に多く存在しますが、加齢により減少します。
NMNの減少でサーチュイン遺伝子の活動が減り、老化が始まるのです。
だから、体内にNMNを増やしてあげれば、抗老化になるという研究論文が注目されサプリメントも販売されており、長寿薬のような注目を浴びているのです。
その研究論文は2011年、ワシントン大学医学部の今井眞一郎氏を中心としたチームと、ハーバード大学・教授 デビッド・シンクレア氏が同時期に発表。
またNMNとは、ビタミンB3群の(βニコチンアミドモノヌクレオチド)という名前の物質です。
すべての生物に備わっており、食物にも多く存在しています。
2019年厚生労働省ではNMNを食品に分類しました。
(https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_07867.html)