ここ、にじいろ音楽室 札幌は
『歌うことや語ることを通して、少しずつ自分を解放し、ありのままの自分を表現でき、それが自分を彩る《素敵な個性》であると自らを受け入れ、自分らしく幸せに生きたい』
と願う、すべての方々のための音楽室です。(私自身はLGBTQ/ゲイ当事者です)
性の多様性に対する理解がある/なしに関わらず、どなたでもレッスン可能です。安心してお越しください。
※LGBTQとは・・・
L(レズビアン/女性同性愛者)G(ゲイ/男性同性愛者)B(バイセクシャル/両性愛者)T(トランスジェンダー/からだの性とこころの性が一致しない人)/Q(クエスチョニング/自身の性自認や性的嗜好が定まっていない人)の各語の頭文字をとった表現。性的少数者を表す言葉の一種。
※「札幌市LGBTフレンドリー企業」に登録させていただいております。
昨今のテレビ番組の影響か、正しい音程で歌えること=歌が上手い と思っていらっしゃる方が少なくないように思えます。確かに、正しい音程の感覚を身につけて歌えることは、よりよい歌を作り上げるための重要な要素のひとつであるため、このホームページをご覧いただいたあなたに、正しい音程で歌うためのヒントを2つお伝えします。
ひとつは、ご自分の声を太くすることです。音程のずれを気にして声が細くなれば細くなるほど、音程は不安定になります。太く豊かな声は、他の楽器や伴奏の音と交わりやすく、響きに溶け込みやすくなるだけでなく、自信のある声に聞こえる といった利点もあります。
もうひとつは、《聴く》耳を養うことです。自分の出した音や、楽器の音をよく聴くことで、自分の声と、楽器の音との《ずれ》が認識できるようになり、自分の中に基準ができ始めます。繊細なずれも見逃さないほど耳が育てば、基準の精度も上がり、音程の感覚はさらに磨かれていきます。
歌は、音程やリズムに気をつける、ハーモニーを感じる、歌詞の語感を生かす、伴奏やバンドとのバランスを図る・・・など、多方面からのアプローチを経て練り込まれていきます。音感を養うことも大切ですが、そのことだけに囚われない、『開かれた感覚』を身につけ、より質の高い歌を目指していただきたいと願います。
目には見えない《声》、それは《あなた自身》を映し出す鏡であると考えます。
自分が今、どのような声で話しているのか、どれくらいのスピードで、音程で、どのような抑揚をつけて話をしているのか、まずは自分の普段の声に気付き、自分の普段の声を知ること、それが自分の声を育てる第一歩であり、もしかしたらゴールかもしれません。
レッスンの中で、咽まわりの筋肉を鍛え、自分の声が少しずつ成長していることを感じ始めたら、ますます声を出すことが好きになり、語ることや歌うことが楽しくなっていくことでしょう。
自分の声を磨くことは、自分自身を磨くことであり、声に自信を持つことは、自分に自信を持つことに繋がります。
あなたの声をゆっくり育て、あなたの歌やあなたの内なる思いを、外側の世界に向けて自由に表現しましょう。自由に歌い、自由に自分を語りましょう。