寝屋川市民たすけあいの会は、社会福祉法人大阪ボランティア協会を母体に1978年に生まれました。
特定の宗教や政治的な信条を越え、一人の人間として、また一人の市民として活動を展開しようと願うものです。
民間団体として独立した立場を守りつつ、行政機関とも協働して事業を進めています。
また地域の社会福祉協議会などの民間団体とも協力しあって、地域福祉の推進につとめます。
(第5回 日本地域福祉学会地域福祉優秀実践賞 受賞)

 現在、常勤、非常勤のスタッフを募集しています。

常勤スタッフについてはこちらから

私たちの挑戦

 寝屋川市民たすけあいの会の事業の柱のひとつに、たいへん障害の重いといわれる方の支援があります。
利用されている方は重度の障がいがあり、言葉によるコミュニケーションはできないといわれます。
生活のほぼ全ての場面でサポートを必要とします。
けれども、一緒に過ごす時間をたくさん共有する中でお互いの気持ちが通じ合う場面に出会うことがあります。
そして好きなこと、行きたい場所、やってみたいことをどんどん経験する中で、スタッフやボランティアさんもお互いに新たな自分と出会うことができます。

たすけあいの会には様々な職歴、職種のスタッフがいます。
そしてコミュニケーションをとても大切にしています。
定期的な会議だけではなく、普段の何気ない会話の中で色々な話を共有します。
そんな会話の中から新たなアイデアや支援の糸口が生まれてきます。
「スタッフだから、こうあるべき」ではなく、それぞれの個性や考え方を尊重しあうことを大事にしている職場です。
(社会福祉士、精神保健福祉士、介護福祉士、理学療法士、保育士。。。)

「利用者」「支援者」を超えて。人と人として
大切にしている価値観

【人生を豊かにする!「たすけあい」の精神で始まった支援】

寝屋川市民たすけあいの会は約45年前に、ボランティア団体として設立されました。
人と人とのつながりを大切にしながら、市民の生活を助ける活動を続けています。
市民のボランティア団体からはじまった「寝屋川市民たすけあいの会」。

その中で、障がいのある方や生きづらさを感じる方たちがこの地域で暮らしていくためにどのような支援が必要なのかを考えながら日々実践しています。
メンバーさん(利用者さん)とスタッフが互いにたすけあい、成長していける場所であることを大事にしています。
助ける側・助けられる側ではなく、ひとりひとりの人間として、共に笑い、時にはぶつかりあいながら和気あいあいと過ごしています。

枠組にとらわれない

私たちが創り、私たちが考え、私たちが動いています。
気づいた人が主役です。
枠組にとらわれない開拓的な活動を目指しています。

その場かぎりの活動に終わらせず、常に問題の背景や改善の方向をさぐります。
いろいろな領域の専門家も参加しています。
自分たちの手と足と頭を使って、助けを求めている人の「今」を支えます。

オープンである

障害のある人もない人も関係なく 交流することが難しい人たちのためにだれもが参加できる交流の場、プログラムをつくっていきます。

エンパワメントを支援する

地域社会の中で孤立する人を作らないために、特に孤立しがちなマイノリティの人に対して、エンパワメント支援を行っていきます。

だれもが対等に

だれもが住みやすいまちづくりを目指していくために、いろいろな側面からの相互理解、啓発活動を行っていきます。

 

開拓的である

行政、制度にとらわれない、市民自らが考え、検討し、動き、考えながら開拓的な活動を行っていきます。

 

開拓的である

行政、制度にとらわれない、市民自らが考え、検討し、動き、考えながら開拓的な活動を行っていきます。

 

活動紹介動画
寝屋川市民たすけあいの会の活動をさらっと2分程度にまとめたものです。

寝屋川市民たすけあいの会「ぼちぼちはうす」は映像06「ぼちぼちはうす」というドキュメンタリー番組で取り上げられました。
それから18年。自分たちで作成した今のぼちぼちはうすの動画です。2020年バージョン。
そして、台風被災からの復興と立ち退きに伴う取り壊しから新設建物でのメッセージです。

スタッフからの自分たちが大切にしていること、したいと思っていることも含めてメッセージが語られています

重い知的障害と行動障害のある【多久寛子さん】は、
いまマンションで支援を受けてお一人暮らしをされています。
その日常を少しご紹介させていただきます。

スタッフ紹介

スタッフ紹介

「寝屋川市民たすけあいの会」のスタッフは、それぞれの得意なことを生かして日々仕事をしています。
できないことを無理にできるようにするよりも、それぞれの強み・弱みを理解し、おぎない合いながら活動しています。
たすけあいの会を通して出会ったいろんな方々へお願いしたり、助けていただきながら活動することにもつながります。
                               
 「スタッフだから、こうあるべき」ではなく、それぞれの個性や考え方を尊重しあうことを大事にしている職場です。                                 
 福祉の仕事にはきついイメージや、問題を解決してあげるイメージがあるかもしれませんが、たすけあいの会を通して出会った人たちと一緒に楽しいことを見つける仕事です。             
スタッフがリアルに楽しいと感じられたら、それはとてつもないパワーになります。

Q.ここに入社しようと思った動機は?
A. プログラムがたくさんあり、様々な人と関われる環境に興味がわき働きたいと思いました。
Q.働いていて楽しい所は?
A.メンバーさんとしっかり向き合っていく中で、少しずつ関係が深まっていると実感できるとこです。
Q.やりがいに感じる瞬間は?
A.自分が提案したことで、メンバーさんが喜んでくれたと思えたときにやりがいを感じます。
Q.仕事をしている上で、大切にしている事は?
A.メンバーさん主体はもちろんですが、自分も一緒に楽しむことを大事にしています。                                

2018年入職 佛教大学社会福祉学科 

福井友啓(保育士)

【ゆとりとリラックスとロマンチック!】をコンセプトに「ゆと・りろ」というプログラムを2005年に立ち上げました。プログラム企画の背景は、精神障害を持たれた方の日中活動の場と社会的孤立を防ぐことです。ですが、私の最大の思いは、仕事を通して出会ったさまざまな生きづらさを抱えた方たちと共に、日常を笑顔で過ごすことです。「楽しい!」や「幸せだな~」と思えることを少しでも盛り上げていく、そんな生活を支えることと、地域作りをこの仕事を通して取り組んでいます。

現在、「ゆと・りろ」では昼食サロンを中心に「ランチ王」等、いくつかのプログラムを開催しております。毎回、参加メンバーやスタッフの笑い声が耐えない出会いと交流の場です。一緒にこの素敵な空間を創っていきませんか?私の「楽しい」が、みんなをもりあげる、そんな仕事を一緒にできたらいいなと思っています。

地域活動支援センター精神障害者ユニット「ゆと・りろ」リーダー。2004年入職 関西学院大学 
山野仁美(精神保健福祉士・社会福祉士)

 私が関わる方々は、身体・知的・発達・精神などの障害を併せ持っていたり、置かれている環境も多様です。その方々と、ともに長く健康に地域で暮らしていけるよう、スタッフと取り組んでいます。
一緒に働くスタッフは、『どうしたら楽しくできるか』を考えるのが得意です。
人は楽しくないと動かないし、単純な運動は続かないもの。『長い目で見て必要と考える運動を、いかに楽しく日々の過ごしや活動に取り入れていけるか』。これを考えるのは難しいですが、私にとって楽しい時間でもあります。
他にも車椅子などの環境を考えたり、それに伴う身体の変化をみたりもしますが、何よりも、自分も相手もひとりの人として関わることが基本の場です。
これらの日々の過ごしは、私にとって大きな学びとなっています。
2015年入社(転職)泉 真里恵
(理学療法士)
(インタビューより)
2011年4月入社 京都光華女子大学卒
人間関係学部社会福祉学科

原岡由維(社会福祉士・精神保健福祉士)

すでにベテランの域へと達してきた原岡さんにお話を伺いました。
「小学生のときに、老人ホームでお年寄りと一緒にやったゲームや演劇が楽しくて、福祉の仕事をやりたいと思いました。よく『利用者さまは神様です』のように対応する施設もあると聞きますが、ここではスタッフもメンバーさんも対等です。大笑いするし、言い合いもある。でもそれはしっかりとした信頼関係の上でのこと。個人と個人がぶつかり合っている感じがします。最近では言い合いするのも楽しみになってきました」
とお茶目に笑う原岡さん。職場内の良好な関係が伺えますね。
取材日には大きな筆を使っての「パフォーマンス書道」にみんなでチャレンジしていました。
「今日のイベントは書道が得意なスタッフの発案です。月に1回、ミーティングでどうすればメンバーさんと楽しめるかを話し合っています。自分の特技を生かすこともできるので楽しいですよ。」
(インタビューより)2003年入社 
同志社大学大学院 社会学研究科修士課程修了
・コーディネーター
中務 飛鳥(なかつかあすか)社会福祉士

「メンバーさんやスタッフからの相談はもちろん、親御さん、ボランティアさんなど関わってくださっている人からの相談にものっています。相談内容も調子が悪いことやヘルパー派遣の相談、やりたいことの相談などさまざまです。」
みんなの頼りになるお姉さん的存在です。
に誘われてたすけあいの会のボランティアのプログラムに参加したことがありました。知的障がいの方と一緒に買い物に行ったのですが、それがすごく楽しくて。どうすればスムーズに買い物ができるか考えたり、どんなものが好きなんだろうと想像したり・・・。専門職として支援するという視点は持ちつつも、相談に乗ってあげる、ではなく一緒に考える、寄り添う、そのことの楽しさに気づいて吹っ切れました。
求人・ボランティア担当
寝屋川市民たすけあいの会は、年齢や障害の種別、あるなしにかかわらず地域で暮らしづらさをかかえている方のいまを支えることに取り組んできた会です。
いまは、日中活動、暮らしの支援、相談支援などを行っていますが、その根底に流れる思想はいまも変わりません。
重い障害のある方とのかかわりの中で、社会参加の場がなく孤立されている方とのかかわりの中で、共に考え、共に楽しみを見いだしていく。そんなとりくみをいろいろな職種、年齢の方と一緒に「はたらいて」みませんか?

事務局長 冨田昌吾
(インタビューより)
2011年4月入社 京都光華女子大学卒
人間関係学部社会福祉学科

原岡由維(社会福祉士・精神保健福祉士)

すでにベテランの域へと達してきた原岡さんにお話を伺いました。
「小学生のときに、老人ホームでお年寄りと一緒にやったゲームや演劇が楽しくて、福祉の仕事をやりたいと思いました。よく『利用者さまは神様です』のように対応する施設もあると聞きますが、ここではスタッフもメンバーさんも対等です。大笑いするし、言い合いもある。でもそれはしっかりとした信頼関係の上でのこと。個人と個人がぶつかり合っている感じがします。最近では言い合いするのも楽しみになってきました」
とお茶目に笑う原岡さん。職場内の良好な関係が伺えますね。
取材日には大きな筆を使っての「パフォーマンス書道」にみんなでチャレンジしていました。
「今日のイベントは書道が得意なスタッフの発案です。月に1回、ミーティングでどうすればメンバーさんと楽しめるかを話し合っています。自分の特技を生かすこともできるので楽しいですよ。」
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法人概要
会社名 特定非営利活動法人 寝屋川市民たすけあいの会
理事長・代表 共同代表理事: 後藤雅子・中務飛鳥
設立年月 団体設立は1978年5月 法人設立は2001年7月
2022年度 決算
約12000万円
常勤スタッフ
2024年4月現在 16人
会社住所
大阪府寝屋川市長栄寺町5番1号
設立年月 団体設立は1978年5月 法人設立は2001年7月