運動して脳を育ててよい状態に保つ
運動すると気分がすっきりすることは皆さんもよくご存じと思います。しかし、なぜそうなるのかがわかっている人はこれまでほとんどいませんでした。
心臓から血液がさかんに送り出され、脳がベストの状態になるからだとハーバード大学医学部精神医学のジョン・J・レイティ博士は説明します(レイティ, ヘイガーマン, 2009)。
脳はさまざまなタイプの無数のニューロン(神経細胞)からできていて、数百種の異なる化学物質を介して互いにコミュニケーションをとりながら、わたしたちの思考や行動を決めています。
ニューロンの活動を活発にしニューロン同士の連絡を強める神経伝達物質があります。代表的なものにセロトニン、ノルアドレナリン、ドーパミンがあります。
精神の状態を改善するために用いる薬のほとんどは、これらの神経伝達物質にはたらきかけます。実際の仕組みは非常に複雑で、どれかを増減すれば決まった結果が出るわけではりません。
運動を通じて、神経伝達物質のバランスを保つことができるようになることがわかってきています(レイティ, ヘイガーマン, 2009)。
Neurobeatはニューロン(脳神経細胞)を鍛え、神経伝達物質をコントロールすることにより、自身の生産性や幸福度を高めることを目指しています。