ねこ家にミクを預ける日がやってきました。
忘れもしない、1月20日・・・。
ちょうど猫丸の祖母の命日でした。きっと何か意味があるんだと思います。
この日は猫丸にとっての人生の分岐点だったのではないでしょうか。
飼い猫との別れ、初めての海外。
ひとまわり、ふたまわりと成長できるきっかけとなる日。
・・・と、前向きに考えても
ミクを抱える手は固く、いつまで経っても離すことができません。
預け先の前に止めた車の中で、猫丸は2時間ほどミクをなでて会話もたくさんしました。
猫丸「ミクも寂しい?」
ミク「グルル~」
猫丸「そうか、寂しいか。格好よくなって帰ってくるからね。」
ミク「がるるるるる・・・・」
猫丸「ごめんね・・・忘れないでね。」
ミク「んにゃ」
猫丸「お土産買ってくるからね(涙ぐむ)」
車を降り、ねこ家の方にミクを「よろしくお願いします。」と預けました。
行きの車内にはミクがいたのに、当たり前だけど帰りの車内はミクの姿はない。
転校する親友を見送ったような、そんなセンチメンタルな気持ちになりながら一人車を走らせました。
今でも、ミクの最後の「にゃにゃ~ん」という鳴き声が耳に残って離れません。