国立成育医療研究センターの

ウィッシュリスト

医療機関で療養中のこどもは公園で遊んだり、広い場所で体を動かす機会が少なく、また同世代の子どもとの交流の機会も不足しがちです。
​こちらのウィッシュリストは、入院・通院される患​者さんの療養環境の向上のため、様々な専門職が一人ひとりの状態・目的に合わせて選定したものになります。
療養中の子どもの体験をより豊かなものにできればと思っております。ご理解・ご支援のほど、何卒よろしくお願いいたします。

コンセプト・使途のご報告
次世代へ未来をつないでいくために
たかが玩具ひとつ、器具ひとつ、かもしれません。しかし、ウィッシュリストに載っているのは、こどもたちの自発的な自由を育み、成長・発達する道のりに彩りを与えてくれる、大切なツールのひとつひとつです。
こどもは、未来そのものです。次世代へ未来をつなぎ、共に生きていく歩みに。少しだけ、ご一緒いただけますと幸いです。


子どもが生まれ、育ち、大人になり、誰かと結ばれて、また新たな命を育んでいく――人のライフサイクルを支え、次世代へ未来をつないでいくために、国立成育医療研究センターが中心となって立ち上げたプロジェクトです。

子ども・家族、ひとりひとりの“生きる”を支えるために。みなさまのご理解・ご支援のほど、よろしくお願いいたします。

こどものすこやかな生活を支えるため、ご理解・ご支援のほど、何卒よろしくお願いいたします。
求められているツールたち
こどもたちに豊かな体験をとどけたい
様々な専門職がこども一人ひとりの状態・目的に合わせて選定したツールをご紹介します。

たとえ、疾患や障がいによる制限がどれだけあったとしても、こどもの成長・発達を支え、その子らしくあれるひとときを創り出していくことが出来たらと思っております。

タブレット型PC

検査や治療前に、年齢や発達段階に合わせて”これからどんなことが行われるか?”を説明し、その対処法を提示しリハーサルすることで心理的な準備を行う「プレパレーション」・検査や治療中に、こどもが嫌な処置(注射など)に集中させぬよう注意を分散させて精神的なサポートを行う「ディストラクション」などに使われます。

入院する子どもにとって病院はそれまでの日常から引き離された慣れない場所であり、痛みや恐怖の伴う検査、処置、治療を受ける場所でもあります。このようなストレスや困難が伴う状況下でこどもや家族の不安をできる限り軽減しそれぞれの子どもなりに医療体験を理解し受け止め、対応するという主体的で肯定的な体験に転じるためには、子どもや家族が本来持っている力を発揮できるように支援することが重要だといわれています。

コミュニケーションを促進することで、不安を軽減・回復を早める効果があります。このように、医療体験が少しでもあたたかく前向きなものとして子どもや家族の中に残ることを目指しています。

知育パズル

子どもの脳の発育・発達に効果のある、子どもから大人まで夢中になる楽しい脳トレボードゲームです。 アフリカや中近東、東南アジアにかけて古くから遊ばれている伝統的なゲーム。遊び方は全世界で100種類以上。ルールは簡単!子どもから大人まで楽しめます。 単純なようですが、どの石を動かすかによって勝負の行方が大きく変わる頭脳派ゲームです。

ジグゾーパズル

小さなピースを1つずつ掴んだり、ピースを狙った箇所にはめ込むという作業は、手先の器用さを養ってくれます。さらに、想像力や図形スキル、空間識力を高めてくれる効果も期待できます。幼少期のこどもにとって大切な成長・発達の段階をサポートする効果があります。

こども向け戦略ゲーム

集団保育活動や個別保育活動の中で、御家族や他のこどもと遊びを共有しながらゲームのルールや友達との関わり方を経験し、入院生活の中でも遊びを通して社会性を身につけ遊ぶ楽しさを味わえるようになります(幼児・学童など)。療養中のこどもの社会性を育む第一歩になりえます。

リハビリテーションのためのプロジェクター

プロジェクションマッピングを使った新しいリハビリテーションのために使われます。ともすれば、同じ動作の繰り返しで厭きてしまったり集中できなくなってしまったりするリハビリを、自発的に楽しむような工夫を取り入れていくことを目指してます。

入院病棟 無菌室で使われるプロジェクター

小児がんの大量化学療法・放射線治療で無菌空間での療養の必要なこどもが入る無菌室で、一人きりの時間を自分だけの楽しみとしてすごせるような体験にするためのプロジェクターになります。

PC端末をつなぎネットワーク接続することで、入院病棟の外にいる同世代のこどもとの交流やご家族とのコミュニケーションに使うことができます。
こどものすこやかな生活を支えるため、ご理解・ご支援のほど、何卒よろしくお願いいたします。
スタッフの声
様々な専門職一人ひとりが、こどもの療養生活を支えています

国立成育医療研究センターは、日本で唯一の小児・周産期医療(”成育医療”)を専門とする国立高度専門医療センターです。その使命は、研究所と共同して、健全な次世代を育成する医療を実践することです。
日本だけでなく、世界の小児・周産期医療をリードする医療機関として世界に貢献することを目指します。

CLS(チャイルド・ライフ・スペシャリスト)

入院するこどもにとって、病院はそれまでの日常から引き離された慣れない場所であり、痛みや恐怖の伴う検査、処置、治療を受ける場所でもあります。このようなストレスや困難が伴う状況下で、こどもの不安をできるかぎり軽減し、こどもなりに医療体験を理解し、ポジティブな体験に転じるためには、こどもが本来持っている力を発揮できるように支援することが重要だと言われています。

「何をされるか知らない」よりも「何をするか知っている」方が恐怖心が少なく、痛みも軽減するといわれています。また、「やられた」ではなく「できたよ」という自信をもつことができれば、その体験はポジティブなものとなりえます。こどもは、ひとりの尊厳ある存在で、人生をすすんでいく力のある存在です。

チャイルド・ライフ・スペシャリストはFamily Centered Care (家族中心ケア)の理念のもと、こどもと家族に寄り添い『こどもの力』を支援する専門職です。

保育士

「医療保育」とは、医療を要する子どもとその家族を対象として、子どもを医療の主体と捉え、専門的な保育を通じて、本人と家族のQOLの向上を目指すことを目的としています。

国立成育医療研究センターの保育士は、医療現場の安全に配慮し、一人ひとりの病​状にあった環境を整えることを出​発点に、興味・関心に基づいた直​接的体験や成長・発達に必要な体​験が得られるよう総合的に子ども​たちの療養をサポートしています。

そして、家族との連携や子ども​同士の相互の関係づくりを通して​、安心感と信頼感をもって生活で​きるような豊かな環境づくりを目指しております。

リハビリテーション(理学療法士・作業療法士・言語聴覚士)

こどもにとっての最も主体的な活動、それは「遊び」です。こどもは、遊びの中で様々な刺激を受け、経験をすることで、成長・発達していきます。

療養中のこどもたちは、公園で遊んだり、広い場所で体を大きく動かすなどの機会が少なく、日常生活の中で当たり前に経験できるはずの刺激が減ってしまいます。このことは、こどもの療養中やその後の心身の発達に影響を与えかねません。

国立成育医療研究センターのリハビリテーション科では、先天的および後天的疾患や外傷により生じた様々な障害に対して早期より評価介入を行っています。また、治療が終了した後に残存した障害に対しては、切れ目ない支援が受けられるよう、地域連携にも力を入れています。

こどものすこやかな生活を支えるため、ご理解・ご支援のほど、何卒よろしくお願いいたします。

ひとりひとりの“生きる”を

もっと、支えたい

国立成育医療研究センター

小児医療(小児救急センター)、生殖医療(不妊治療)・胎児医療・周産期医療(産科・新生児科)、そして母性・父性医療および関連・境界領域を包括する医療"成育医療"の国立高度専門医療研究センターとして、世田谷区において成育医療を推進します。

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