明日への希望を見失った時、一つの芝居との出会いで生きる力をもらった人がいます。また、青年期に素晴らしい芝居とふれあうことで、将来の夢や希望を持つことにつながります。
あなたも奈良演劇鑑賞会の会員になって確かめてみませんか、演劇の力を。ご一緒に観劇しましょう♪
最初の場面から笑いがいっぱいで楽しいと感じたが、最後までおもしろい! 楽しい! 大満足でした。ラストには身につまされる老後が待っていて涙の浮かぶところもありました。お二人の演技はドラマの往年のスターと同じ素晴らしいものでした。
ふふっと笑えるコメディ。二人ともシャイなところがあって、でも熱い。笑ってみられた素敵な舞台でした。
素直になれないおじさん達―最初の印象がそれでした。
私自身も若い頃に舞台で芸事を披露した経験があるので(音楽ですが)その観点から楽しく鑑賞させていただきました。
主人公の真面目でストイック故に頑固でこだわりが強い性格、自分も将来こうなるのかも…という妙な共感を覚えました。
認めているけど面と向かって言いたくない。ダサいところは見せたくない。長年連れ添った相手だからこそ素直になれない。年をとるとやっかいな人間になってしまうのは、年代も国籍も関係ないですね。
診察コントは、また観たい!また観たい!と思えるほど笑いました。現代からすれば古典的な笑いではありますが、だから面白い。最高でした。目線は主に看護師でしたが。素直になれない誇り高きおじさん達―舞台上でなくともスポットライトはいつも2人を照らしている、そんなラストだったように思います。
いつもはサークル代表に任せきりだった運営会議に、今回は5回中4回複数参加できました。「演劇鑑賞会は単にお芝居を観るだけでなくみんなで舞台を作り上げていくもの」ということを実感しました。
搬入の仕事はそんなに力も頭もいらなくて、スタッフの方の指示に従って運ぶだけで楽なのと、自分が運んだ物が、どのように舞台で使われているのかという楽しみもありました。
実は私、ここへ来るまでグデングデンに疲れてました。席は前から2番目ど真ん中。「わあ、寝たらどないしょうー」とんでもない。ぐんぐん舞台に引き込まれ、あっという間の2時間でした。劇団の皆さんありがとうございました。こんなだから演鑑やめられない。
尹東柱の一生を正面から描くというより、サスペンス調でラストにどんでん返しもあり最後まで興味を持って観られた。誠実で誇り高いが寂しさも抱えていた詩人の一生が、朝鮮人というだけで悲惨な結末に終わってしまった。現実に尹東柱の悔しさが感じられ悲しくなった。また今の世の流れ(差別・貧困・戦争)はどうなっていくのか。自分はどうしていったら良いのかとも考えさせられた。満天の星とスライドで映し出される詩の素晴らしさに打たれて2時間を過ごした。内容が深くて考させられる劇だった。
良い舞台を鑑賞させてもらいました。ラストのBC級戦犯の公判での看守の言葉には、胸を打たれました。凧を揚げていた12 歳の少女と、音楽を信じていたピアノを弾く女性には、自分も会ってみたい気がしました。孤独な少女と、心優しい看護婦が、焼け野原となった日本の戦後の厳しい現実をどのように生き延びていったのか、二人に思いを寄せながら会館を出た帰り道、ふと見上げると、聖夜の空は、雲一つない満天の星空でした。帰宅して尹東柱の詩を読み返しました。
星ひとつに追憶と
星ひとつに愛と
星ひとつに寂しさと
星ひとつに憧れと
星ひとつに詩と
言葉の持つ力の無限の可能性を感じました。戦争で傷ついた看守の頑なに凍てついた心を、東柱の言葉がゆっくり解かしていく様は、観ている 私の心まで熱くしました。一方で、九州大学医学部附属病院からやってきた医師が口にする言葉のうすっぺらな響きは、どんなに立派な芸術を語ろうと虚しく消えていきました。外国人に対する不当な差別は、残念ながら今もなくなってはいません。スリランカ人女性に対する入管の在り方や外国人研修生の扱いなどを見るにつけ、これで先進国といえるのかと、情けなく思います。弱い立場の人の痛みに、鈍感になってはいけないとあらためて思いました。
この作品の上演が決まったときから、心待ちにしていました。エピソードは知っていることも多かったのですが、劇団の人に言われた「若い、未熟なゴッホ」(藤原ゴッホ)は実際のゴッホに近かった気がしました。「理解されたい」「愛されたい」一途なゴッホが若い時は好きでしたが、この年齢になると「そんなに苦しまなくていいよ」と言ってあげたい気がします。ラストの登場人物がゴッホに捧げる言葉は良かったです。
ポスターに書かれた「あくまでも若くて、未熟で、孤独」の言葉が、観劇後もずっと心に反響し続けているようです。表現し続けないと呼吸もできなくなるような、ゴッホの痛々しい純粋さが、見事に演じられているように思います。優れた脚本があっての舞台ではありましょうが、脚本を超える舞台というのも存在するのではないかと、そんなことも感じました。
文化座代表の佐々木愛さんの名付け親が、「炎の人」作者の三好十郎氏だったこと、65年前に文化座が「炎の人」で受賞したことが、佐々木愛さんが演劇の道を志すきっかけになったことなどを「ここしかトーク」で知るにつけ、文化座と「炎の人」の切っても切れない縁を感じました。だから、たった一言のセリフにこだわり続けるという80代突入の佐々木愛さんや、彼女が率いる文化座の役者さんたちに会える対面式はわくわくが止まりませんでした。37歳の若さで他界したゴッホと同じ年の役者が、等身大で演じる「炎の人」は日本初に違いありません。ゴッホの人生については、この舞台で初めて知ることばかりでした。でも私は以前からゴッホの自画像に何故かひかれていました。でもなぜなのかはわかりませんでした。今回舞台を見て、貧しいもの、弱きものに心を寄せ続け、苦悩し続けたゴッホを知り、それらが滲み出た絵だったからなのかなあとも思いました。そうだとすると、時代も民族も飛び越えて、人の心をつかむ絵の力ってすごいです。
「炎の人」の最後の場面、台詞を言いながら出演者が出てくるところは、思わず涙ぐみ感動しました。演劇鑑賞会に入っていてよかったなあと思いました。
文学座
『五十四の瞳』
ここしかトークの様子です
会員の質疑応答
公演は8月20日(日)・21日(月)
文学座
『五十四の瞳』
ここしかトークの様子です
前田麻登さんの劇団への想い
公演は8月20日(日)・21日(月)
文学座
『五十四の瞳』
ここしかトークの様子です
出演者について
公演は8月20日(日)・21日(月)
文学座
『五十四の瞳』
ここしかトークの様子です
登場人物
別れ
鄭さんの想い
公演は8月20日(日)・21日(月)
役者さんの真に迫った演技にお芝居だと思いながら、私はすっかり舞台の一員に同化してしまい、最後は感激の涙が止まらなかった。
お芝居引き込まれました。あっと言う間の2時間半、演者さんの迫力、間合いが心地よかったです。親子・仲間・男女・朝鮮と日本・南北の関係などの背景、感情が生々しく重たく迫ってきました。何を思って人は生きていくのか、何を決意して前を向くのかを考えさせられました。失うものがあっても、生きていく意味があれば、それが光になるなあと、覚悟を持って選択していくのが潔くかっこいい。ラストのシーンは、悲しくも心を少し軽くしてくれました。お芝居は面白いなあと思いました。
お芝居の中で流れた時間は、日本と朝鮮の悲しい歴史でもありました。島の若者たちが、自分たちの主権について異議申し立てる言葉ひとつひとつが、心に染みました。国と国との対立、敵対関係の陰で、人と人は共に暮らし、愛し合い、共に笑い踊るなど、決して希望を失ってはいません。私たちはそこに人間同士の強い連帯を、強く抱いていかなければならないですね。
骨太の扱いにくいテーマが出演者の方々の熱演によってわかりやすく、感動的に描かれていて、とても見ごたえがありました。それにしても朝鮮戦争によって、祖国統一、アメリカや旧ソ連からの独立を願う人々の願いが踏みにじられていく悲劇に、胸が痛みました。若者の未来をこのような悲劇で終わらせないために、何かしないと、という思いにかられまし た。
トム・プロジェクト
『風を打つ』
ここしかトークの様子です
代表としての想い
公演は6月18日(日)・19日(月)
トム・プロジェクト
『風を打つ』
ここしかトークの様子です
題名「風を打つ」について
公演は6月18日(日)・19日(月)
トム・プロジェクト
『風を打つ』
ここしかトークの様子です
ものがたりの背景
公演は6月18日(日)・19日(月)
トム・プロジェクト
『風を打つ』
ここしかトークの様子です
トム・プロジェクトについて
公演は6月18日(日)・19日(月)
不知火海、水俣病、水銀… ということは頭にあったけれど、地域で差別、分断があったと言うことは、劇を観るまで知りませんでした。実話で、十数年前にも公演されたと言うことで、長きにわたり、実話を劇で多くの人々に知らせてくださっているというのは、すごいことだと思います。
噂に聞いていた、音無さんの流ちょうな熊本弁での長いセリフまわし、凄かった。… 熊本弁、知らんけど ?!九州弁の認識ですが。太川さん、分からないくらいの風貌でしたが、素晴らしいお父ちゃん!!ラストの圧巻の和太鼓良かったです。凄絶な水俣病との闘い、まだ、今でもつづいていること。トムプロジェクトの代表の方が、開場時、玄関で案内のお手伝いをされているのも、細やかなおもてなしに、頭が下がりました。俳優の皆様に拍手です。
家族の船が「風」を打ち破るようにどんなふうに進んでいくのか、舞台に引き込まれました。セリフの応酬、そのテンポの良さ、方言の心地よさ、役者さん5人で、こんなに迫力があるとは、驚きました。水俣病への差別や偏見に向かっていく「肝っ玉母さん」が見事でした。
水俣病になった夫婦を軸に、偏見、差別をはねのけて、また地域に入っていくという内容に涙なしには観られませんでした。周りの人もみんな泣いていました。家族が、本音で話し合い、一つになっていく過程、感動しました。音無さん、太川さんの演技、圧巻でした。最後の太鼓も素晴らしかったです。
何も分からないまま入会しました。「風を打つ」実話に基づいているだけに強く胸を打たれました。差別や偏見、何らいわれのないところから生まれ、人々を分断していく、葛藤しながらも思いをぶつけ合い、家族が立ち向かっていく姿に心震えました。人間社会の永遠のテーマですね。音無さん太川さん、すごい仕事をされてるんですね。
4月20日 オペラシアターこんにゃく座 の 森は生きている公演終了後に、幹事や搬出をお手伝いした会員に、サプライズで歌のプレゼントをして下さいました♪
アコーディオン の演奏と歌声で、その場がひとつになり楽しかったです。
皆様にもお裾分けです♪
オペラシアターこんにゃく座
オペラ『森は生きている』
ここしかトークの様子です
<パート1>
・こんにゃく体操
・お芝居の見どころ
公演は4月19日(水)・20日(木)
<パート2>
・オペラの魅力
・歌声の披露
公演は4月19日(水)・20日(木)
初めてのオペラ鑑賞でした。めっちゃ良かったです。楽しかったです。
林光さんの曲、最高です。転がれ転がれの呪文… すてきです。昔、保育園で子どもたちと歌ってました。
久しぶりのオペラで役者さんの伸びやかで深みのある歌声で劇が進んでいき、見ごたえ聞きごたえがありました。ピアノ伴奏も素晴らしかったです。シンプルな舞台装置である分、 役者さんの動きや役柄、それぞれの衣裳が映え、ストーリーもわかりやすく良かったです。「大人の童話」というフレーズがぴったりでした。
「森は生きている」… そう森は生きているんだなあと改めて心に柔らかい感慨が広がりました。オペラということもあって、月の精たちには透明感をまといながらも確かにそこに存在しているという気持ちにさせてくれました。また、継母と姉娘の憎めないはつらつとした動きと歌。面白いアクセントになっていて、楽しかったです。
劇団昴 『評決』
ここしかトークの様子です
公演は2月15日(水)・16日(木)
お芝居のあらすじ
お伝えしたいこと
主役の宮本さんの気さくな人柄をここしかトークや対面式で知り、すっかりファンになりました。舞台も最初の酔いどれ弁護士からラストはライトを浴びて光り輝いて、とっても素敵でした。場面転換が素早くて、濃密な舞台で、皆のチームプレーが抜群でした。誰一人かけても成立しない、 素晴らしい舞台だったと思います。日本の裁判員制度についても考える良い機会になりました。
場面の転換とテンポがおしゃれで面白く感じました。そして人としての誠実さが、少しずつ歯車を正しく立て直していく様が心を打ちます。また事前にいただいた資料やここしかトーク、集まった皆様のお話にも驚きがいっぱい。おかげさまで難しい医 療、裁判、その 国の文化や宗教にまで関心が広がりました。「観る」喜びに「知る」喜びを味わった作品でした。
冒頭の手術室の緊迫感、2幕目 の法廷での迫真のやりとりがすごかった。病院側の弁護士の嫌みな追及に「頑張れ、負けるなギャルビ ン」と応援したくなりました。
搬入、会場運営に参加しました。初めての経験でした。舞台でどのように使われるのか楽しみです。仕事を通し、皆様と知り合いになれ感謝でした。
劇団NLT公演 『MUSICAL “O.G.”』
ここしかトークの様子です
公演は12月14日(水)・15日(木)
お芝居の見どころ
ミュージカルの楽しみ方
劇団NLT公演 『MUSICAL “O.G.”』
ここしかトークの様子です
公演は12月14日(水)・15日(木)
お芝居の見どころ
ミュージカルの楽しみ方
年末に楽しいミュージカルを観られてほっこりしました。こんな素晴らしい舞台を演劇鑑賞会の会費(2ヶ月分) で見られるなんて、なんてお得なんでしょう。新入会の友人と「シミ~、シワ~、タルミ~♪」と歌いながら帰りました。新しい会員を増やすのに、もっと積極的にいろんな提案をやってみることも大事かなと思う。(50代)
ミュージカル「O.G.」は歌あり、踊りあり、笑いあり、涙あり、そして会話の中身は身につまされることばかり… まさに見どころ満載の舞台でした。休憩なしの2時間の舞台から、凄いパワーと元気いっぱいの勇気をもらいました。一年の締めくくりとして最高の演劇を鑑賞させていただきました。(70代)
夫が亡くなって8ヶ月経ち、演劇鑑賞会に再び入会することにしました。学生時代から歌は好きだったので、二人の役者さんによるミュージカルをすぐに観られるかと思うと、とっても嬉しく心待ちにしました。 久々に生の歌声、お二人のハーモニーのすごさ。私は感動して強く手拍子をし、歌っていいな、お芝居っていいなと思いました。入会して本当に良かったと、心から思っています 。(70代)
客席と一緒になって楽しめる演出。スミちゃんカズちゃんの軽快なやりとりが最高に面白かった。そしてミラクル後のステージは華やかでパワフル。心から感動しました。(40代)
たのしかったです。笑いました。 ピアノひいている人がすごかった。 しょうらいあんなOGになりたい。 ボーイの人はとてもすごかった。 おもしろかった。 (10代)
初めはお父さんがどういう存在なのか分からなかったけれど、PTSDを発症し、今なお戦争におびえていることが分かった。ウクライナの人々、特に子どもたちを思わずにはいられない。理不尽な戦争、昔も今も変わっていないことに憤る。ミュージカルとしては、海の精の気持ちよく伸びる歌声がとてもステキで、引き込まれました。(60代)
今回は、「てだのふあ」ここしかトークに参加して、プロデューサーの𡈽屋さんのお話を聞いて、劇への熱い思いに感動しました。また、劇当日は出演者との対面式があり、衣装ではなくTシャツ姿の皆さんと直に話せるなど、鑑賞会の会員でしか味わえないことを経験しました。いつもの倍くらい劇の中身が分かり、感動しました。(60代)
イッツフォーリーズ公演 『てだのふあ』
ここしかトークの様子です
公演は10月2日(日)
沖縄本土復帰50周年、首里城、
原作者の灰谷健次郎さんが書かれた理由
「明日 一九四五年八月八日・長崎」
ここしかトークの様子です
ー長崎弁のセリフで祝言のシーンを再現ー
「明日 一九四五年八月八日・長崎」
ここしかトークの様子です
公演は2022年11月11日
ーお芝居が生まれるキッカケー
『明日一九四五年八月八日・長崎』の劇は、最初から最後まで、張り詰めた気持ちで観ることができました。刻々、その時に向かって近づく息の詰まるような緊張感!時計の音が鳴る。また近づいた、と一層胸に迫って響く。希望を持って「明日」を生きようとする人々。最後の希望の星である赤ん坊の産声。この人たちに「明日」は無いのです。耐えられない。私たちは、今また戦争に巻き込まれるかもしれない厳しい時代に直面しています。希望あふれる「明日」を迎えるためにあらゆる努力をしようと思います。(90代)
物の退場、残された母子の暗転、柱時計へのスポットなど、観客に想像を促す結末の演出が印象的でした。劇団の方々と会場準備の際に顔合わせをした時、現在の状況と重ねて演じていると話されました。来たる現実の8月9日を知らず明日を語る人物たちと、危ない情勢の中の私たちが、相似形なのかもしれないと思うと、ぎくりとします。「悲愴」の美しい生演奏がしみいるようでした。(60代)
「罠」ここしかトークの様子です
公演は2022年6月17日・18日
ー「罠」のあらすじと見どころー
悪党どもつかまれ、つかまれ、えっ?まだ私の頭は混乱しています! (70代)
講談のような始まりに驚いていると、四人の無駄のない所作から、自然と仇討ちの舞台に引き込まれていく。背景がない分、自らの想像力が作る世界が広がり、武より知恵が勝つ。戦わずして本懐を遂げる圧巻のクライマックス。そして幕。
ウィズコロナの舞台やなあ、よかったなあと隣席と話していると「面白かったなあ、よう笑ったわ!」と後席からの声。本当に良い時間でした。4人の役者さんが効果音まで担当する中身の濃い、完成度の高い劇でした。シンプルな舞台設定で小道具もほとんどなかった中で、最後の髷が効いて笑ってしまいました。
昨今のロシアのウクライナ侵攻と、市民や両国兵士の犠牲、周りの国々の対応などが報じられると、今回の劇のような流血を見ない解決方法はなかったのか、と思わせられます。
このような質の高い劇を見られる日本に生まれた幸せと、遠い国の惨劇を思い、何もできない歯がゆさとうしろめたさを感じました。*めったに観られない場面
楽しい例会でした。何回か笑ってしまいました!主役の二人の女性も迫力ある演技と優しさ。最後の全員客席を向いて化粧をする場面はほんとにおかしくめったに観られない場面でしたね。どんでん返しも愉快!二人の女性が早口のやりとりもよどみなく、すごいなぁーと感心。劇団員だから当たり前といえばそうですが、すっきりしました。 80代
*心の底から感動
素晴らしかった。久しぶりで心の底から感動しました。こまつ座はいつも楽しませてもらってますが、今日のは格別。熊谷さん、真飛さん、ありがとう。 70代
*言葉がキラキラ飛び交う
「そうなんだ。これが大衆演劇なんだ」ここしかトークで「大衆演劇はセリフが美しい、枕詞があるんだなあ」とお聞きして、正直「???」でした。どう言うことだろう…そう思ってみたお芝居。本当に言葉が次から次へとキラキラ飛び交います。美しいセリフをどれだけ自分のものとし、そして磨きをかけていくか、それがあってこそ成り立つのだと学びました。また人々の間で人気を博したというからには、観る側にも受け取り楽しむ力を持っていたと言うこと。
そのことにも驚きます。「人生は自分で作るものでしょう」に励まされ、当時の人々は生活し、たくましく生きていたのでしょう。ある意味羨ましく思いました。 50代
*スピーディでハラハラわくわくする展開
セリフのあちこちに珠玉の言葉、センスのよいユーモアがちりばめられていて、もう一回すべてのセリフが聞きたいです。台本が見たい。あっという間の2時間40分、スピーディでハラハラわくわくする展開で、本当にあっという間でした。特に後半がよかったです。ずーっと観たかったこまつ座のお芝居がやっと観られました。 60代
*舞台を見て感動!
仲代さんのお芝居、奈良演鑑では「ドン・キホーテ」「おれたちは天使じゃない」そして今回「左の腕」を観ることができ、本当に感動し幸せでした。やっぱり生の舞台は迫力があり素晴らしいです。 1時間半の上演でしたが、あめ売り、娘さん、女将さんたちの場面や立ち居振る舞い、立ち回りなどの堂々とした迫力のすごさ、卯助の人生や生き方が伝わり、そこにいるだけでオーラや存在感の大きさを実感しました。さすが仲代さん!です。 時々、「ウッ」「ホッホ~?」と言いながら微笑を見せる場面が胸キュンするくらい大好きでした。コロナ禍で不安でしたが、生の舞台を見て感動でき、うれしく思いました。 70代
*心から芝居を愛している
本当に本当に、仲代達矢という役者さんを生で見られて良かった。こんなに感動をもらえるなんて!!はじめの一声でもう胸がギュッと。あんなに自然に見えてしっかりと届く声!いつも「聞こえにくいな… 私の耳のせいかな… 」と思っていたけど、役者さんの力 でこんなにしっかりと届く!大変な努力の積み重ねなのでしょうね。89歳というのが信じられない。心から芝居を愛していることが伝わりました。私ももっともっと良い観客になるべく、自分をみがこうと思いました。 60代
*役者全員に存在感
久しぶりに役者全員がそれぞれの存在感と、ストーリーに沿ったお互いの関係性が際立つ演劇を観ました。こういう演劇が観たかった。仲代さん一人が輝いているのではなく、全員がそれぞれの役をしっかりと演じていることで、一体感があるなあと感じました。 50代
*「観劇、感激、感謝」
小説「佐渡流人行」の「左の腕」のみ一気読みして臨んだ。仲代さんが舞台に現れたときには超々久しぶりの生出演であり大きな拍手をしたいのか手が一瞬ピクッと動いた。(笑) そしてクライマックスでの松葉屋女将が目明かし麻吉の恨み節に対して、私たちの気持ちを代弁するかのごとく、毅然といわゆる啖呵を切る器量、卯助とおあきへの思いやりの器量は、歌舞伎ではないが「松葉屋」と掛け声をかけたくなるようなものであった。前後するが卯助と熊五郎一味との立ち回りでは「ツケ打ち」の効果音があてもと勝手に思った。私たちにとって今年一年の締めくくりの例会が、最高の感激となりました。感謝。
*雨の向こうに青空が
そうすることでしかできない罪を犯した人のこれから、そして今が心に悲しく残りました。「達者でな」と昔の仲間に声をかけるその声が、姿が焼き付きました。優しく見つめる深い愛情が心を揺さぶります。でも、そんな社会の中でも、息を抜くときがある… 笑って過ごすときもある。そんな柔らかさも持ち合わせていて、すごいお芝居でした。元気がとても出ました。今日は雨だったけどその向こうに青空がすがすがしく広がっているのが感じられます。50代
* 一方的なものの見方を反省
暮れになると忠臣蔵。それとは違った井上流のお話を楽しみにしていました。展開を聞き取ろうと一生懸命鑑賞しましたが、私には実のところよくわかりませんでした。一方的なものの見方を反省。間近に迫る選挙に対し、政府にはっきりした意思を示すことの必要性を改めて思いました。軽やかな動きに、こんにゃく体操が生きていると思いました。(60代)
* たくさんの宿題をもらった
こんにゃく座は初めて観ました。事前学習で学んだように、台詞が非常に明確で聞き取りやすく、西洋クラシック音楽のオペラの、日本語上演で感じる台詞聞き取りにくさを感じずにすみました。台本も素晴らしく井上ひさし氏にたくさんの宿題をもらいました。もう一度じっくり読み直そうと思います。(50代)
* 林光氏の手腕はさすが
初めてのオペラで、台詞が聞き取れるか心配しておりましたが、よく聞き取れました。ピアノとバイオリンがとても効果的に使われていました。舞台転換なしでしたが、所々笑える場面もあり、楽しませていただきました。赤穂武士が姿を現さないのに、存在感がある演出も面白かったです。吉良側から見た討ち入りという、いかにも井上ひさし氏らしい原作を、うまくオペラにされた林光氏の手腕はさすがだと思いました。(60代)
* 逆転の発想・反逆の精神
物事に対する逆転の発想、そして現代を含め、社会に対する反逆の精神。さすが井上ひさしだと思います。時代物で、オペラで、どんな舞台になるやら全く想像がつかなかったのですが、ほとんど違和感なく楽しんでいました。作曲、演奏(ピアノ・バイオリン)が演目、演者をよく理解され一緒になっているということなのでしょう。(役者さんの歌声の素晴らしいこと!)キーポイントは、盗人、小坊主、犬とのこと、これも「ひさし流」と思います。今の政府に対して「ぽち役」やめてと言いたい。舞台が簡素なのに、月が大きくとても効果的でした。(80代)
* 音に酔いしれる
台詞の多い井上ひさしのオペラってどんなのかな?物置小屋の中の場面だけでたいくつじゃないのかな? 予想に反して第一幕80分、二幕65分、身を乗り出して観た。途中クスクス、ゲラゲラ笑う場面もあり、居眠りなんかしていられない。上野介を思うお吟さまのソプラノの美しいこと。お家を思うおさんさまのメゾもしっとりしている。牧野春斎のオーバーな表現も楽しい。ピアノとバイオリンが静かに流れていく。日本語の言葉がはっきり伝わってくる。あれ、音が変わった。吉良が決断をした。(70代)
* とても満足
沖縄の戦後社会を知ると共に迫力ある演劇が観られてとても満足した。 (10代)
* 沖縄復帰後の苦難の歴史を肝に銘じ
長年何本もの演劇を観てきましたが、今回ほど泣いたお芝居はありません。息子が中学校の修学旅行で伊江島に民泊。島の人達の暖かな歓待と、戦跡や米軍施設を見たことが忘れ得ない思い出となっています。息子の話を聞き、親しみを感じた伊江島の人々が経験してきた苦難の歴史は、どこか遠いところ・遠い時代の出来事とは思えず、今もなお強いられている辛苦に強い怒りを感じます。日本への復帰が悲願であったにも関わらず、それが新たな苦難の始まりとなったことを、全ての国民が肝に銘じなければなりません。台詞の一言一言が胸を打ちました。劇団の方たちの強い思いと、弛まぬご精進が創り上げた素晴らしい舞台をありがとうございました。(50代)
* 人は喜びのために
この物語のタイトルから想像していましたが、いざお芝居を観させていただいて涙が止めどなく流れ、役者さんの一挙一動に心が震えるばかりに感動しました。本当に久しぶりの感動でした。また物語の中で叫ばれている「人は喜びのために生まれてきたのであって、闘うために生まれてきたのではない。また、剣を持つものは剣で滅び、核を持つものは核で滅びる」いつまでも心に残る言葉でした。 (70代)
* 知り・感じ・思うことの積み重なり
8月になると戦争を思わずにはいられません。その思いが年々深く強くなっていく気がします。きっと毎年何かを知り、感じ、思うことが積み重なっていくためなのでしょう。今回のお芝居もその内の大きなひとつでした。幾度か繰り返された知念マサのセリフ「私たちは教えてあげねばならない」が心の中でこだまします。そこには沖縄の優しい包容力をも感じます。知ること、教わること、思い続けることの大切さをかみしめます。またそうすることで私自身の何かが変わる、たとえ一歩ずつでも歩んでいける… そう思えた作品でした。 (50代)
*ブンヤはどこに走るのか?
劇の構成が見事でした。同じ人物の26年前と今という二つの時間、新聞社と販売所という二つの場所を交互に配置し、ドキュメンタリー風に描いて、当時の様子が良くわかりました。24日夕、その余韻をもって家に着くと、香港のリンゴ日報が最終号になるらしいというニュース、しかも発行は震災の1995年から26年間続いていたという。同じ新聞を巡ってのこの差!自分が歴史の中に生きているのだなあ、と感じました。
物理的に困難な中で発行し、配布した新聞人がいた、というだけでは美談になりますが、コロナ禍で自粛が要請される中、この劇を演じる関西芸術座の姿勢にそれだけでないものを感じ取れます。それだけに、ブンヤが走るのは権力におもねることなく市民の立場で真実を伝えることだ、という意味での「ブンヤ、走れ!」(続編)も見たいものです。 (70代)
* その新聞を読んでみたい
怖かったです。ボケの場面が少しずつ入っていたので笑いました。4ページの新聞読んでみたいです。出てくる人がかっこよく見えた。 (10代)
*心がざわざわ
「心がざわざわ」劇中の地震の音にビクッ!あの朝の大きな揺れと驚きがフラッシュバックして、心がざわざわ…。そして劇中のセリフ「震災のおよそ2ヶ月後、オウム地下鉄サリン事件が起こり、多くのメディアの報道内容の主軸が、サリン事件に移り、震災のその後の報道量が減っていった。」ドキッ!自分もそうだった。テレビをつければ流れてくる情報だけを受け取っていたと思い、心がざわざわ…。今回の演劇を観ることで、立ち止まる機会ができました。 (60代)
* 京都新聞との連携を実感
21年4月に京都新聞本社にて、新聞製作工程見学ツアーがあり参加。阪神淡路大震災では、援助協定に基づき、新聞制作ができなくなった神戸新聞を、京都新聞が手助けしたお話を聞きました。そして今回そのことを劇場で目の当たりにし、「ブンヤ魂」に感動しました。災害時の困難な中、安否情報、被災者の暮らしや生命を守るために必要な新聞の発行。被災状況の数々の写真の記録。「破いたら血の出るような新聞を皆で作っていこう。」当時の編集局長の言葉が伝わってきた舞台でした。
* 空っぽの舞台が…
若かりし頃、テレビでよく見かけていた有名俳優の秋野太作さんや山本みどりさん他を間近で見ることができて感激でした。推理ものは子どもの頃から大好きで、アルセーヌ・ルパンやシャーロック・ホームズなど、図書館に通って本を借りて貪るように読んでいましたが、それを観劇できるとは贅沢な身分になったなあ。相変わらず犯人捜しを自分なりにして、楽しませていただきました。対面式で大きな舞台装置を見せていただいたのに、お芝居の始まりには何もない舞台で、途中休憩もないのにどうやってあの舞台が作られるのか?と、不思議に思っていたら、引っ越し屋のお兄さんが登場とは、そのアイデアにびっくり!
ベテラン俳優さんに混ざって、17才の元気な女優さん、活発な動きが見ていてとても気持ちよかったです。良い俳優さんに育って欲しいですね。とても楽しいお芝居でした。(50代)
* 行ったかいがあった
大阪から「県境を越えて」行くことには、正直ためらいもありました。でもおもしろかった。二重三重のどんでん返しは、いかにも翻訳作品という気がしました。ラストで『刑事コロンボ』のテーマ曲によく似た曲が流れてびっくり!! 会報を読んで作者リチャード・レビンソン&ウィリアム・リンクが刑事コロンボを手がけたと知って、またまたびっくり!!
毎週、テレビを楽しみにしている私には、行ったかいがあったいい日でした。 (70代)
* 役者さん達に気を取られ
推理が好きでアガサ・クリスティーの本なども読んでいるのに、今回の舞台は役者さん達に気を取られて、すっかりダマされてしまいました。楽しかったです。(70代)
* スパイスが効いた台詞
謎解きの入ったサスペンス調の劇で面白かったです。俳優さんが客席からつぎつぎ登場したり、モニカの衣裳とベラ(プロデューサー)の衣裳の違いや室内の調度品もちょっとレトロで、細かい部分まで考えられていると思いました。最後のどんでん返しの意外さ、犯人を指して「彼は俳優だから」という台詞もスパイスが効いていました。今回もいろいろなお芝居が観られる演鑑は魅力的だなと再認識しました。 (60代)
* 個人の熱意と周りの目
事前に運営会議で熊楠について教えてもらったので興味をもってみることができた。ストーリーも理解しやすかった。 現在は、自然保護や文化保護などについては一般的に大切だという認識になっているが、当時は意識のある個人の方々の熱意で少しずつ行政を動かしてくれたのだと思う。正しいことでも、一般的に知られていないことに声を上げる者を変な目で見る状況は昔も今も変わらないと思う。
* まさに「熊楠の家」
粘菌研究に没頭する熊楠だけを描くのではなく、それを支える妻や周りの人々とのふれあい、交流を中心に描かれていて、心地よさが感じられた舞台でした。まさに「熊楠の家」(70代)
* 自然の中に生かされている
役者さんの息づかいと演技に感動! スピードが求められる現代社会の中、自分の目で見て、手で触れて確かめられるような緻密な仕事ぶりに、もっと五感を働かせていたことを思い起こさせられた。私たちは自然の中に生かされていることを忘れてはいけない。コロナ禍の中で、空気がきれいになった、麹菌が活発になったなどと聞いている。生活を見直し、環境を守り続けたいと思った。これからも皆さまの健康が守られ、心の糧を全国にお届け下さい。(60代)
* じわっと感動が来る
自分勝手だけれど、一途で憎めないところがある熊楠。彼に振り回されながらも暖かく支える家族や友人達。観終わった時にじわっと感動が来る舞台だった。神社合祀反対運動に取り組むのは「自分のためだけれど、いずれはみんなのためになる」という熊楠の台詞に心動かされた。 (70代)
2020年2月の演劇
「マクベス」劇団 東演
奈良県文化会館国際ホール
28日(金)18:15 ・ 29日(土)11:30
80代 女性
80代 女性
2021年5月に延期になりました
4月の演劇
「Sing a Song」トム・プロジェクト
奈良県文化会館国際ホール
5日(日)17:30 ・ 7日(火)14:00
「Sing a Song」
ここしかトークのお知らせ
中 止 に な り ま し た
「おとうふコーヒー」
ここしかトークのお知らせ
「劇団銅鑼」制作の田辺素子さんのお話です。
若手からベテランまで幅広い年代の俳優がそろう「おとうふコーヒー」の舞台では、いったいどんなふうに芝居が作られているのか・・・?
ここでしか聞けない話がもりだくさん!
2021年1月に延期になりました
6月の演劇
「おとうふコーヒー」劇団 銅鑼
DMG MORI やまと郡山城ホール
25日(木)18:30 ・ 26日(金)14:00
2020年8月の演劇
「東海道四谷怪談」前進座公演
DMG MORIやまと郡山城ホール
20日(木)18:00 ・ 21日(金)14:00
お芝居や映画は好きでしたが、膝が痛く遠出ができなくなりました。地元の奈良での観劇は、気軽にバスやタクシーで行けるので、助かっています。
入会については、下記の「お申込み」より、公式ホームページより手続きをして下さい。