林業は、山に植林したり、伐採して木を加工・販売するなど、貴重な資源である森林を守る仕事です。日本は国土面積の70%以上が森林で、世界でも屈指の森林国です。山を手入れすることで、生態系も守られ、水や空気を作り出し、住む人々に潤いを与えます。森林を守ることが、地球温暖化防止にも大きく貢献できています。

近年、豪雨災害が起こる頻度も増しているので、ますます林業は重要と言えます。そんな林業ですが、平成27年の農林水産省データによると、林業就業者は約6.4万人、新規林業従事者は約2,800人と、農業・漁業・林業の第一次産業の中でも就業者数が最も少ないです。

林業は日本にとっても必要不可欠で重要な業種ですが、天候に左右されやすく就業時間が少ないため、比較的収入が低いと言えます。

国としても、林業従事者への支援は「緑の雇用」事業として取り組んでおり、新規就業者の確保、林業の現場技能者への体系的育成、雇用管理の改善と労働災害防止対策を推進しています。

参考資料：林野庁　林業労働力の確保を巡る状況