● 体の中にペースメーカー、除細動器、神経刺激装置、義眼、
人口内耳などの埋め込み器具がある方は検査できません。
● 手術などでクリップ、コイル、ステント、プレート、ボルト、
人工弁などが体の中にある場合は、材質や手術時期などの確認
が必要です。
● 入れ歯は外して検査を行います。
インプラントはそのままで問題ありません。
※磁石で固定するタイプの入れ歯は磁力が無くなってしまい、
使えなくなってしまうといわれておりますので注意が必要で
す。磁場によりキーパーが動いてしまい、入れ歯の具合が悪
くなってしまうこともあるようですので、検査の前後に歯科
医院でのチェックを推奨いたします。
● カラーコンタクトは色の成分に金属が含まれている場合があり
発熱する可能性がありますので外して検査を行います。
● 脳ドック等、健康診断でのMRI検査の場合は安全を最優先と
しております。そのため、一般診療では条件付き検査可でも
健康診断では検査不可となる場合があります。
◎寒い季節は薄くて暖かい機能性肌着を着用される方も多いと思
いますが、これらもMRI検査の時は注意が必要です。
ヒートテックに代表されるものは、汗を熱に変えてそれを閉じ
込めるという方法ですが、MRI検査中は普段よりも体が暖か
くなってしまうため発汗が増えて熱くなり、火傷の可能性が上
がってしまいます。吸湿発熱素材というそうです。
インターネットで検索すると着たままで大丈夫という書込もあ
りますが、簡単に防げるのにわざわざ火傷のリスクを高くする
ことはないでしょう。
また、遠赤外線肌着は繊維にセラミックス等の金属成分を織り
込んであります。この金属成分が反応して発熱する可能性が
ありますので着替えをお願いしております。
★狭い所が苦手な方にとって、(特に頭部)MRIはとても辛い
検査です。現在MRI装置には大きく分けて2つの形があります。
クローズ(トンネル)タイプとオープンタイプです。
オープンタイプは横が解放されているため、狭い場所が苦手な
方でも受けやすいといわれています。
当院の装置はトンネルタイプですが、直径が大きいので軽度
の方であれば検査可能かもしれません。
ただ、苦手の程度に依ると思いますので必ず検査が出来る保証
はありません。もしかしたら・・・程度とお考え下さい。