これまで、私たちは、出来ていない部分に目を向け、わからないこと、足りないところ教えてもらうという価値観が当たり前となっていました。これからの時代、必要とされる人材は、「自分の頭で考え、行動できる」人＝　”自律した大人”　です。
これからは、出来ていない所を指摘し指導するのではなく、その人の中にある強みを見つけ、励まし伴走する関わりが大切になります。

コーチングは、信頼関係を前提とした安心安全の場で、対話を通して、相手が自ら気づき、行動することを支援するプロセスです。

１６年間在宅介護の会社に勤め、訪問介護部門、ショートステイ部門の所長に従事。
始めはリーダーシップが発揮できず、スタッフや上司の信頼が得られず、辛い毎日でした。お客様のために、皆のために、と思って自分なりに頑張っているものの、コミュニケーションがうまく取れず、失敗だらけ。仕事ばかりで自分を大切にする、ということが出来ていませんでした。余裕の無さから、他人のせいにしたりと、ますます悪循環に。どん底までいった時、このままではダメだ、自分が変わらなければ！と決心、自分と向き合う時間を持ちました。自分がどうしたいのか、をしっかり見つめ、「ぶれない思い」を持ったことで、少しずつ自分に自信が持てるようになり、周りの人とのコミュニケーションも良好に。コーチングに出会ったのもこの頃。
「自分がどうなりたいのか」「自分は何ができていて、課題は何なのか」客観的に自分を見ることが出来ると、心の余裕ができ視野が広がるということ。自分自身から湧き出た「こうしていきたい」という思いは行動力が伴い、幸せ感も増すこと。こうしたことを実感し、本格的にコーチングを学び始めました。
これから社会がどのように変わっていっても、人が人をケアすることは人間の根幹となる営み。そんなケアに関わる方が、コーチングを通して笑顔で幸せに働ける環境を作っていきたい、という思いから、現在は育児をしながら、主に、介護職・医療職・保育士などの対人援助職の方、リーダーの方へのコーチングセッションを提供しています。

保有資格：
　介護福祉士／看取り士
　ひふみコーチ㈱ 認定プロフェッショナルコーチ
　ハッピートーク®マスタートレーナー
　かぞくのがっこうファシリテーター