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箕面山にて心願成就の焼きものを
インタビュー記事をいただきました。
箕面焼についてよくわかりますので、
再編して紹介させていただきます。
時は流れて昭和三十三年、初代箕山を祖母に持つ悦子さんの同級生である勲さんは箕面焼の技術を絶やせないと十八歳から修業を始めます。そして二十歳で悦子さんと結婚し、松田姓に。それからお二人は六十年余ずっと一緒におられます。二代目箕山としては初代の技術を受け継ぎ、さらに発展できないか追求。風景を写し取った初代と対照的に全体が真っ赤な一枚の紅葉を表現することに成功します。
当代箕山である勲さんは日本各地の陶窯を見学しその技法を学びました。その中で箕面焼の赤は他の陶工には作れないと勲さんは確信しています。勲さんは大変勉強熱心で、動物の置物を製作する際は、モチーフについての調査はイメージが固まるまで徹底して行うとのこと。
また、手作りの一品ものであることについても大変なこだわりをもっており、一つとして同じものがないことが誇りです。
さて、標高が低いにも関わらず修業の場とされた箕面山の土を使い、誠心こめて作成された箕面焼の置物には不思議な力が宿るようです。購入した人が感激して再購入してくれたり、わざわざ喜びの報せを下さったりする方がいます。
悦子さんは喜びの報告をくれた方のお話を数多くお持ちです。一度や二度ではなく、単なる偶然と片づけるには難しそうです。その中の一つを紹介します。
ある家族はお正月にその年の干支、亥の置物を家族の人数分購入されたそうです。ある朝家族はそろって飛び起き、家から出ました。振り返ると途端に家は浮き上がり、そして崩れてしまったそうです。阪神淡路大震災でした。なぜ別々の部屋に寝ていた家族が全員無事だったかというと、箕面焼の亥から「起きろ!出ろ!」という声を聴いたそうです。
他にも「箕面焼は願いが叶う焼きものなの、証明してあげる。」と購入し、願いが叶うたびに報告されるお客様もいます。
もみぢ葉は日当たりの良い日が続くと鮮やかに赤くなると言われています。その太陽の生命力にあふれた赤を、そのまま閉じ込めた箕面焼には不思議な力があるのかもしれません。
「本当の願いには、必ず箕面焼は答えてくれる」と悦子さんは笑います。
これから新年度が始まり、元号も切り替わります。このタイミングで箕面焼を手に入れ、新しい願いに挑戦して見てください。そして、不思議な体験をしたらぜひぜひ悦子さんまでご報告を!年 |
出来事 |
大正十年 | 初代箕山 箕面窯を創る |
昭和三十一年 | 天皇皇后両陛下に天覧台覧を賜る |
平成九年 | 柔道選手 谷亮子様 野村忠宏様 中村兼三様 阿武教子様 四氏に箕面市国体実行委員会より箕面焼を贈呈 |
昭和三十一年 | 天皇皇后両陛下に天覧台覧を賜る |
住所 | 箕面市箕面1-4-5 |
営業日 | 年中無休 |
営業時間 | 9:00~18:30 |
TEL | 072-721-2650 |
営業日 | 年中無休 |