南図子お祭り情報

白鬚神社氏子である「南図子」墨田区東向島二丁目のお祭りに関わる世話人の情報収納庫です。

神酒所(お祭り出発・終着点)

東向島二丁目会館

東京都墨田区東向島二丁目42-7
東武伊勢崎線曳舟駅徒歩5分・京成曳舟駅徒歩3分

令和7年(2025年)
6月6日-8日祭礼

2025年6月6日-8日の祭礼は、盛況の中、無事終了いたしました。
ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。

令和七年度本祭りの記録

こちらは、土曜日に出した八番神輿。こちらを、女性だけの女神輿として出しました。担ぎ手はなんと、240名を超えて、大変盛り上がりました。

女神輿の前を、高張を持って巡航しました。

女神輿の宮入りを、年番頭と鳶の頭が出迎えます。

今年は神社の十三番(本社)神輿の宮出しに参加しました。

十三番神輿が、南図子を巡行する光景です。200名を優に超える担ぎ手のみなさんで、最高潮に盛り上がりました。

十三番神輿の後ろを、馬にまたがった宮司が颯爽と歩く姿です。

下町を楽しむならお祭りの内側へ!

南図子では、この度世話人およびお手伝いを一般募集することにいたしました。ご質問・連絡は下のお問い合わせボタンからどうぞ!

【世話人(お手伝い)募集の背景】

・特に最近、東向島に引っ越してこられた方にとって、お祭りは一番地元を理解し、馴染みやすい行事です
・墨田区東向島二丁目町会と同じ地域で、お祭りを運営する組織を「南図子(みなみずし)」と呼びます

・20年前には子供も少ない町でしたが、スカイツリーが出来て以降、今はマンションも増え、子供も増えました
・スカイツリーまで歩いて20分くらい、最近はマンションが増え、若い世帯が増えてはいるものの、お祭りの町会行事の運営は高齢者ばかり、というのが現実です。子どもたちが喜ぶお祭りにするためにも、若い方々の力が必要だと思っています
・高齢者のみならず、子供も参加できるお祭りを、盛り上げるためにぜひお力を貸してください

【世話人とは】
・お神輿を担ぐだけでなく、お祭り全体をプロデュースしたり、運営全体を司る立場です
・地元を知るチャンスです。地元に長年住んでいる方々と交流を持つことで、地元に明るくなれます
・懇親会も楽しみの一つです。スカイツリーなんて計画もない頃から住んでいる私たちと、食事をしながら、あるいはお酒を飲みながら、お祭りの話、地元の話を話しましょう
・あちこちから来てくれる担ぎ手のみなさんと仲良くなれます。見た目は怖そうですが(笑)、みんな優しいです
・世話人は、各責任者になる機会があります。また、年番という、例年のお祭りの主たる担当者になります


【世話人の募集条件】
・男性(20歳以上)
・東向島二丁目町会内在住またはその近隣に在住の方
・お祭りが好きな方
・運営および打ち合わせなどに積極的に参加できる方
・墨田区に住み始めたばかりという方も歓迎です
・お祭りの運営から神輿の担ぎ方まで、詳しいメンバーがお教えしますのでご安心ください

青年会も募集しています
・募集条件は、世話人と同じですが、年番、責任者になることはできません

【お祭りの日程と活動内容】
・お祭りの開催日は、例年6月第1土日の9時から。3年毎の大祭では金土日の3日間となります。(2025年の大祭は2025年6月6日-8日です)
・世話人は、お祭りに参加してくれるお子様に配るお菓子詰め合わせを、前日18時より全員で作ります
・神酒所(町内神輿の発着点)設置を、1週間前の日曜日9時より行ないます。機材(神輿や山車、それらの装飾品など)を神輿庫より出して、祭壇、大人・子供の神輿、獅子などの飾り付けを行ないます
・お祭りの当日には、獅子、山車(太鼓)子供神輿、大人神輿、それぞれに分担して渡御同行していただきます
 ※子供神輿および山車担当は、終わり次第大人神輿を担いでいただいて構いません
・お祭り終了後、片付けを済ませて、町会会館で打ち上げ懇親会として夕食をご用意いたします。終了は21時くらいになります
・お祭り期間中の昼、夕食は用意いたします

【ご理解いただきたい点】
・世話人および青年会加入の際は、会費が必要となります(食事代などに利用します)
 (世話人:月次3,000円、青年会:月次2,000円。年払いも可能です)
・袢纏および祭り衣装が必要になります(当初は袢纏は貸し出しいたします)
 ※祭り衣装は、浅草中屋などで買えますが、初めてで不慣れな場合は、私達が買い物をサポートします

お問い合わせ

情報収納庫

南図子十三番神輿

白鬚神社の氏子のお神輿には、すべて番号が付いています。三年に一回、渡御(外を巡航すること)する神社神輿(本社神輿)は十三番。南図子のお神輿は十八番です。(下記説明参照)

大人神輿宮入り

南図子のお神輿は毎年午後から出発し、夕方に宮入りとなります。宮入り前は、盛り上がりが最高潮になる時間。神輿をおろしたあとは、汗だくのいい笑顔が並びます。

十八番神輿組み上げ

毎年6月第一日曜日に渡御するために、前日の早朝から地元の鳶の頭達が組み上げてくれます。我々世話人は、早朝からその光景を見る楽しみもあります。

担ぎ手、世話人のお申込み・お問い合わせはこちらへ

お祭りに参加したい、世話人に興味がある、などはこちらからご連絡ください。
フォームから送信された内容はマイページの「フォーム」ボタンから確認できます。
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神輿番札順序1

現在、白鬚神社、長浦神社(墨田区東向島6丁目)、高木神社(墨田区押上2丁目)の三社で一番から四三番まで、神輿に番札が付いており、一番から一三番までは、当時神輿が三社詣でをして、その後に各町会へ別れていたのですが、その渡御順で番号が付けられた、とされています。
また、その後の番号は制作順に付けられたものであるようです。

神輿番札順序2

上下の説明以外に、番札のついていない神輿もたくさん残っています。

図子(ずし)は、もともとは小さい路地の意味です。他地域では「睦」や「氏子青年会」などと呼ぶ組織の名称としている地域が多いですが、図子という名称は墨田区の白髭神社だけだと聞いています。
当初は、「東」「西」「南」「北」と「中」の五図子だけでしたが、後に現在の十一図子に分かれていきました。なお、現在の辰巳図子、巴図子、六一図子は、以前は南図子の一部で、南図子から分裂していったものです。

お祭りの服装は?

お祭りの袢纏以外に必要な服装を紹介します

お祭りでは、袢纏は南図子で用意していますが、せっかくお祭りに来るのであれば、その下が洋服では様になりません。よりお祭りを堪能するうえで、下ごしらえも楽しみのひとつです。

鯉口(こいくち)シャツ
鯉口とは、袢纏の下に着る基本的なシャツです。地域によっては、ダボシャツと呼ぶこともあります。柄は、白、黒以外に、いろいろなデザインがありますので、ご自分で好きなものを選んでください。
男性の場合、鯉口の下には、肌着は着ません。肌に直接着るのが鯉口です。ただ、さすがに女性の場合は鯉口シャツの下に何も着ないわけにはいきません。女性の場合は、鯉口シャツの下にベージュ色などの目立たないブラジャー等の下着のみを付けてから鯉口シャツを着てもらえば大丈夫です。普段、白いTシャツを着るときに付けている下着を鯉口シャツを着る場合も使ってください。

股引(ももひき)
ももひき、と聞くと、おじいちゃんの肌色のものをイメージする人もいますが、ここではそうではありません。リンク先をご覧いただくとわかると思いますが、お祭りで袢纏の下に、パンツのように履くものです。浅草などに行くと、褌姿の人もいますが、南図子で貸し出す袢纏、および我々が着ている世話人袢纏は、丈が長く、褌姿は似合いません。褌姿に似合うのは、担ぎ手の方々が着る、丈の短い袢纏です。股引の正しい履き方は、この動画を参考にしてください。

地下足袋
お神輿を担がないなら草履や雪駄でも構いませんが、お神輿を担ぐには不便なので、地下足袋が便利です。地下足袋には、旧来のものに加えて、エアータイプとして、スニーカーのようにかかと部分にエアーが入っているものがあります。これのほうが、圧倒的にあるくのがラクです。また、こはぜではなくマジックテープのものもありますが、こはぜのほうがカッコいいと思います。

角帯(かくおび)
最後に帯は必須アイテムです。また、帯はだらしないとカッコ悪い。最後にビシッと締めたいものです。締め方はいくつかありますが、一つの締め方としてこちらの動画を参考にしてください。

いくつか紹介しましたが、他には腹掛けや草鞋といったものもあります。お祭り洋品店に行って、いろいろ見てみてください。

祭り用語辞典

お神輿には用語があります。
覚えていただくとより楽しめます。

【上がる】神輿が担ぎ手によって担ぎ上げられ、渡御が開始されること。

【上げ逃げ】一瞬だけ上げて逃げること。

【上げる】神輿の一番前か後ろで肩を入れ、自分の肩の高さまで神輿を持ち上げる事。

浅草中屋】浅草寺前にある祭り洋品店。場所柄、祭り関係者のファンが多いお店。

【入れる】神輿を担がせてあげること。《使用例》「おいおい、入れてやってー!!」「お願い。入れてっ。」

【氏子(うじこ)】共通の神様をまつる人々。その神様が守護する地域に住む人々。

【馬】神輿を担いでいない時に神輿を置いておくための台。《使用例》(木が入ったのに馬が近くにいないときなどに)「うまうまうまうま」

【エアージョグ】底にエアークッションが入った地下足袋で、履き心地はほぼスニーカー。長時間歩いても疲れない。一度経験すると、普通の地下足袋には戻れない。

【江戸っ子口調】普段使われない口調だが、祭りの格好をすると急にこの口調になる人が多い。祭り以外では、落語や時代劇で聞くことができる。《使用例》「まっつぐ(真っ直ぐ)行けぇ!」

【江戸前担ぎ】おもに東京および東京近郊の神輿の担ぎ方。

【大人神輿(おとなみこし)】大神輿ともいう。町内で大人が担ぐ神輿。《対義語》子ども神輿

【お囃子(おはなし)】祭りには欠かせないBGM。これを聞くと、「担ぐぞー」という気持ちになる。生のお囃子が一番いいが、最近ではCDなどをリピート再生していることも多い。

【女神輿(おんなみこし)】女性だけで担ぐ神輿。

【被り物】鉢巻きなど頭に巻いている(かぶっている)もの。宮入後のお払い等の神事の最中や、偉い人が喋るときは取るのが礼儀。《使用例》「かぶりものをとれ~」

【腰を切る】神輿を担ぐときにする行為。腰を入れることだが、何故か担ぎ手は腰を切ると言う。

【摘み出す】酔っ払ったままで神輿に入ったり、周りの人間に喧嘩を売る者が、いた場合に使われる言葉。「おーい!摘み出しちゃえ!」などと使う。摘み出されたものは、今後の祭礼に参加できなかったり、会ごと帰らされたりすることがある。摘み出された者はその後の会の活動に呼んで貰えなかったりして、会の中でも「鼻摘み者」にされることがある。

【宮出し(みやだし)】
お神輿が神社から出発すること。神社に戻る際には「宮入り」という。白髭神社では、3年に一回、本祭り(大祭)があり、南図子の場合は、隣の町から受取り、反対側の町に渡す役割。

木遣り(きやり)
宮出しの際に、鳶(とび)の頭連中が唄い始める。元々は労働歌であったようだが、重いものをあげる時に掛けさせた掛け声が起源だとされている。掛け声が時代の流れにより歌へ変化して広まっていったようである。(諸説あり)

【差す(神輿を差す)】
神輿を手で上に上げること。神輿を「差し上げる」っていう意味のようです。神酒所や神社の本堂、休憩所だったり重要な場所で「差せぇ〜〜」って声がかかるので、周りの担ぎ手に合わせて頑張って神輿を持ちあげましょう!

【花棒(はなぼう)】
先棒と書いて、はなぼうと読む地域もある。神輿本体を支えている台棒4本のうち、真ん中の一番長い2本の棒の前の部分。神輿渡御で一番目立つ場所なので、花棒を担げるのが一番かっこいいとされている。当町会の神輿では、「花代わり」で、先頭を交代していく。地域によっては、ところてんと言って、後ろから順に押し出す地域があるが、当神輿では、前を仕切る人間の裁量で交代するようにしている。神輿の担ぎ手の大事なことは「粋」かどうか、である。周りに譲らず、しつこくしがみつくのは、粋ではない。

 

編集画面では動画は再生されません。

白鬚神社宮出し

サイト管理人

大木 豊成

南図子の世話人で、このサイトの管理人です。見た目から、大工だとか言われますが、本業はIT屋でございます。お気軽にご連絡ください。

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