1年足らずで運動指導の仕事をやめた時
他のスタッフさんのように仕事をこなせなかった自分が
とても情けなかったです。
出来ない自分を散々責めました。
これからの事を考えようとしても
湧いてくるのは不安ばかりで
心も体も鉛のように重くなっていました。
そのうち、人目が気になり友人に会うことも
スーパーに買い物に行くことさえも億劫になり
ひとり暮らしの部屋にひきこもりがちな日々が
ありました。
そんな時、勇気を出して久しぶりに参加したヨガレッスン。
初めて会うヨガの先生は
姉御肌で笑顔が素敵な女性でした。
両肘に膝をひっかけ、腕2本で体重を支える
バカアサナというポーズの練習で
「怖いわよね~腕2本に乗るなんて
頭から落ちるかもしれないものね。
初めては誰もが怖いのよ。
でも、やってみるのよ!」
先生は、私たちに笑顔で声をかけました。
「そうか、初めてだから怖いんだ。
でもやってみなくちゃわからないものね。」
難しいそのポーズを練習しながら思いました。
そして、私は決意しました。
「介護の仕事の面接を受けてみよう。
ひとり暮らしも新しい場所での仕事も
始めてみなくちゃわからないもの。
まずは、履歴書を書いて応募してみよう。」
気になっていた職場の面接を受けてみることにしたのです。
何か月もひとり暮らしの部屋で悶々と悩み
ひとりでふさぎこんでいた私は
たまたま受けたヨガレッスンで
先生の言葉にヒントをもらいました。
そして背中を押してもらいました。
長い間どんよりと鉛のように重かった私のこころは
すっきりと晴れ渡っていました。
帰り道に見たいつもの風景は
彩りにあふれ明るく感じられました。
いつか私も、誰かを元気づけたり勇気づけたり
そっと背中を押せる女性になりたいと思いました。
いつかヨガの先生になろうと心に決めた瞬間でした。
会社名 | ミカエルヨガ |
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創業者 | 上村美香 |
設立年月 | 2013年10月 |
活動実績 | 2013年10月 |
設立年月 | 2013年10月 |