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"物語は本を開いた時に、その本の中だけにあるのではなく、日常生活の中、人生の中にいくらでもあるんじゃないか"
"誰でも生きている限りは物語を必要としており、物語に助けられながら、どうにか現実との折り合いをつけている"
小川洋子「物語の役割」 p.22
忙しさにまぎれて、思ったことや考えたことは流れていってしまっていませんか。過去を数ヶ月、1年単位でふりかえり、俯瞰し、その場で話をすることで、それぞれのエピソードをマイクロ・ストーリーに変えていきます。
公開を意識しないで、でも他者に向けて語り、書いてみることで、もしかしたら、共通点やテーマを見出したり、これからの何かを進めることができるかもしれません。
ドラマチックじゃなくても、おもしろいものでなくても、わたしたちは、きっとちいさな物語を積み上げながら生きています。
1. ふりかえる
手帳や各種SNSなどから出来事をシートにピックアップします。
2. 思い出す
当時の気持ち、考えていたことなどを思い出し、エピソードとしてカードに書き出します。
3. 語る / 書く
エピソードの中から、話せるものはみんなの前で話してみます。話したことをさらにカードに書き出します。
・1年のふりかえりがしたい
・関心やテーマについて改めて考えたい
・いろんなことを忘れてしまう
マイクロ・ストーリーを書く in 物語する芸術祭
2017/4/23(日) 18-21時
コワーキングスペース往来(大阪 谷町六丁目駅徒歩4分)
詳細
小川洋子 『物語の役割』ちくまプリマー新書
atプラス31『他者の理解』太田出版
『ひとりで苦しまないための「痛みの哲学」』青土社