実は著者である私も治療家になる前に腰痛やヘルニアの症状にたいへん悩まされていた時期がありました。どんな姿勢をしていても、痛みやしびれを感ることがったのです。ヘルニアの症状がひどいときには、10メートルも歩けないほどしびれや痛みがありました。

病院でレントゲンやMRIを撮り、画像診断をして、注射や湿布などもしましたし、整骨院や整体院にも通った経験があります。その時はよくなってもまた痛くなり、結局のところ何度も何度も腰痛というものを繰り返していました。
しかし、そのときに気付かされたのです。自分の体のことなのに、他人に任せで、真剣に自分の体や健康に向き合っていなかったことに。

結局、自分の体は自分で治さなければなりません。そもそもケガをしても、自己再生能力や自己治癒力が人間にはあります。一向に治らないということは、何か自分の日常生活に問題があるのではないか？ということに、つらい腰痛を自ら経験することで気づいたのです。

まずは、ご自身の体と向き合うことから始めてみてはいかがでしょうか？そして、今の状態よりも良くなるためにはどうしたらいいかを考えてみてください。

本書がそんな第一歩につながるきっかけになれば幸いです。

腰痛の9割は水で治る
著者 髙橋洋平