20歳からプロダンサーとしてテレビ、映画、舞台等で活動するある日、身体の強烈な痛みと全身の硬直に3年に渡り悩まされます。
呼吸も困難なほどの痛み、日々皮膚感覚すらなくなって固まっていく身体。
どんな病院も原因が見つけられず、病名もつかずお手上げ。
生きる意味さえ失うほどの死への恐怖と、何をする気もなくなる心。
あらゆる治療をしても変化なく悪化、最後のかけで入ったヨガの学校。
ヨガをすることで私の身体の硬直や痛みは完治していきました。
「自分で自分をみつめる」ことで自然治癒力が発揮していくことを知ります。
ヨガのリラクゼーション中に緊張したときや、苦しかったこと、怖かったこと、その瞬間だけを集めた20年分の走馬燈を見ます。
ひとつひとつのそのシーンに、がんばったね、えらかったね、強かったね、怖かったよね、悲しかったよね、
と初めて自分と向き合い、自分の内側が自分とつながった感覚を得ました。
完治から幸せで活力のある楽しい日々に一変します。
その後も、辛いことや苦しいことはありました。
その自分になっていなかったら乗り越えられずに死んでいたかもしれません
精神を病んだかもしれません。笑顔で乗り越えることができた自分がそこにいました。
ごまかさず、正直な自分の気持ちとその都度向き合えることは本当の意味で乗り越えられる強さなのかと今は思います。
柔らかな心と身体を手に入れることができたからだと感じます。
完治の経験後、迷わず「体も心も同時にケアすることで本来の自分を保つ」ことをお伝えするためヨガ講師になりました。