私、山本英夫は「マイタケMD-フラクション含有製品の開発と販売戦略」をたてる新会社・タナベ雪国アソシエイツ株式会社(田辺製薬商事、雪国マイタケ、株式会社ベルダ並びに山本氏の会社とのジョイントベンチャー事業)の社長で、難波宏彰先生と10数年のつながりがあります。
1942年生まれ。京都大学農学部で「ウイルスの増殖抑制」を学んだ後、1985年より神戸女子薬科大学(神戸薬科大学)にてマイタケの研究を開始し、免疫活性化物質「MD-フラクション」の抽出に成功。この業績により1995年、アメリカ代替ガン治療学会特別賞。2010年、世界初のグランド・ライナス・ポーリング賞を受賞。現在神戸薬科大学名誉教授、および同大学特別教授。京都大学農学博士。ニューヨーク・アカデミー・オブ・サイエンスのメンバー。マイタケ研究の第一人者として海外でも高い評価を受けている。
アメリカンでは1980年代後半、私たちが発表を行こないはじめた直後から、がんの研究者や医師がMDフラクションに興味を示されました。
最初は抗がん剤のみを投与していましたが、なかなかガンが小さくならないということで医師の紹介状を持ってこられました。
主治医と相談の上、MD-フラクションの用量を決め抗がん剤との併用投与を開始しました。11ケ月後、がんはステージⅠ、1.2cmまで小さくなりました。3年後にはがんはほとんど小さくなってしまいました。最初に来られた時の組織写真では、ガン細胞があらゆる部位に認められました。
「これは無理ではないか」と思いましたが、3年後にはがん細胞は減っていました。
子宮がんには、子宮頸がんと子宮体ガンがあります。抗がん剤を投与していましたが、腫瘍マーカーの値が低下しない、ということで、医師の指示で抗がん剤とMD-フラクションを1日に150mg併用投与しました。それでもまだ正常の範囲にならなかったため、1日200mgに増やしたところやっと2年後に、正常値まで下がりました。時間がかかりましたが、補完的な役割をはたしているのではないかと考えられる病例です。