わたしは結婚をする前、結婚をすれば、
「子どもは必ずできる」と信じて疑いもしていませんでした。

そんなわたしでしたが、一人目出産後、二人目をなかなか授からない時期が続きました。

赤ちゃんが訪れることなく、1年経った頃、
わたしの周りに妊婦さんが増えてきました。

幸せそうな妊婦さんを見ることがだんだんと辛くなりました。

「どうしてわたしのところにはこないのかな…？」

気ばかりが焦り、
生理が来ると、辛くて、悲しくて、
一人で泣き続けていました。

このころから、

普段の生活の中でイライラに拍車がかかり、
夫と頻繁に喧嘩
子どもを感情的に叱る
感情的になり泣く

そんなことが日常茶飯事となりました。

周りばかりが羨ましく見えていました。

それでも頭では、このままではダメだと焦り、

お母さんは毎日笑っていないと！

子どものために、わたしがしっかりしないと！

仕事も家事も育児も、ちゃんと頑張らないと！

子どもが欲しいなら妊活も頑張らないと！

そんな想いがあり、
自分の「理想」と「現実」のギャップに毎日苦しみました。

そんなとき偶然『ある講座』に出会いました。

そこで活動をされていた先生方の笑顔がまぶしかった。

当時のわたしにとっては、まぶしすぎる笑顔でした。

わたしはそこである『鍵』を手に入れました。

それは大切にしまっておくための鍵ではありません。

日常の中でいつでも、どこでも使える

そんな鍵でした。


わたしはその鍵を

何気ない日常の中で使い続けました。

すると、わたしは気がつかないうちに何枚もの扉を開いていました。



その先へ進んでいったある時、

わたしの毎日に色が付き始めたのです。

いつの間にか色づいた景色。

しかし、目の前に広がっているのは

今までもそばにあり続けてくれていた
愛しい愛しい家族の姿でした。

そうなんです。
わたしの『家族』は今までも変わらず、
ずっとそこにあったのです。

しかし、いつの間にか、
わたしはそのことを当たり前だと思っていました。

だから、毎日同じ景色だな、というようにしか、感じていませんでした。

その同じだった景色が、変わって見えたのです。

ただそこに息子がいるだけで、

隣に主人がいるだけで、

わたしは幸せの中にいると、

気が付いたのです。

「あぁ、わたしの周りには、こんなに幸せが溢れている」と涙が出ました。

感謝して泣いたわたしを、息子も夫も笑ってくれました。

そしてこのころから、生理が来ても、涙することもなくなっていました。

大きな愛に気づくことができるようになったわたしは

『いつか、赤ちゃんは必ず来るから大丈夫』と思うようになっていたのです。

そこからのわたしの生活は、ガラリと変わりました。

イライラすることが減り、

夫との喧嘩もなくなり、

子どもを感情的に怒ってしまうことも激減していたのです。

さらに驚いたことに、

あんなに生理が来ることに怯える毎日だったのに、

生理が来ても自分の身体に「ありがとう」と感謝できるようになっていました。

もう悲しくなんてありませんでした。

赤ちゃんが来なくても、
涙をこぼすことがなくなりました。

そして、あんなに他人ばかりが羨ましく見えていたわたしが、

今の自分が一番「幸せ」だと

胸を張って言えるようになっていました。


毎日が楽しくて仕方ありませんでした。

患者さんのために働く仕事も、

家族のためにする家事も、

息子を膝の上に乗せて、抱きしめる時間も。

いつの間にか、
わたしたち家族は
満点の笑顔の中にありました。

こんな奇跡のような毎日に

なんと続きがありました。


それは、心から待ち望んでいた

第二子の訪れでした。

あんなにも、人の人生を羨み、
自分の人生は思い通りにならない、と
悲観していたわたしはもうどこにもいません。

心と身体と向き合えた講座のおかげで、
こんなにも、予想を遥かに超える、
『思い通り』の人生になっているのですから。