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日本全国能楽キャラバン! In 茨城
坂東市 コロナ終息祈念「将門」公演
新作能「将門」あらすじ
藤原純友の子孫である都方の僧は、幼きときより聞き及んでいた平将門の痕跡を辿ろうと、東山道園原を経て、猿島の常羽御厨(いくはのみまや)にやって来る。
そこで白馬に乗った御厨の別当と名乗る老人と出会う。老人は、平将門を祀る国王神社へ案内し、将門が一族の不和を納め、関八州の新皇についた謂れを語り、自分が将門の霊であることをほのめかし社殿へ入って行った。
不審に思った僧は、神社に使える者に更なる謂れを尋ね、先ほどの老人は、疑いもなく将門の霊であるとの思いにいたり、夜もすがら読経する。
将門の娘(如蔵尼)の霊が、父への愛惜を述べ、長年にわたり弔ってきた姿を現すと、僧もそれに合わせて合掌する。やがて将門が、死後の汚名が晴れたことを喜び如蔵尼と歓喜の舞を舞う。人の争いの空しさを訴え、平和を求めてこの地(岩井)の守護を誓い、二人の姿は社殿の奥へと消えていった。
前半の新皇になる経緯、後半の将門公と如蔵尼との心通わせる相舞等が見所です。
2021年12月21日(火)
13:45開場
14:00開演 - 17:15終演予定
御挨拶
坂東市市長 木村敏文
神田神社宮司 清水祥彦
下掛宝生流能楽師 梅村昌功
解説
大東文化大学名誉教授 三上紀史
仕舞「小袖曽我」
梅若久紀
梅若志長
仕舞「清経キリ」
観世喜正
仕舞「羽衣キリ」
梅若万佐晴
新作能「将門」
加藤眞悟(シテ)
長谷川晴彦(ツレ)
梅村昌功(ワキ)
奥津健太郎(間)
藤田次郎(笛)
幸信吾(小鼓)
大倉正之助(大鼓)
梶谷英樹(太鼓)
*2013年に坂東市で平将門公生誕1111年記念事業として作られた新作能。
この度は、文化庁の「大規模かつ質の高い文化芸術活動の核としたアートキャラバン事業」の一環である公益社団法人能楽協会・公益財団法人梅若研能会主催の「日本全国能楽キャラバン!IN茨城 坂東市コロナ終息祈念『将門』公演」として8年ぶりに坂東市での再演となります。
原作:小林保治 監修:梅若万三郎