勾玉とは?
古代の日本における装身具のひとつと言われます。形の由来の説としては、動物の牙で作った牙玉を基とする説、胎児の形を模したとする説、魂の姿を象ったとする説、巴形を模したとする説、月の形を模したとする説、等様々な説が上げられます。
日本神話においても天孫降臨の時に瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)が授かった『三種の神器』のうちのひとつ『八尺瓊の勾玉(ヤサカニノマガタマ)』があります。
多くは、コの字に湾曲した玉から尾が出た様な形をしています。丸く膨らんだ一端に穴を開け、紐を通し、首飾りとしました。
水晶や翡翠、琥珀、べっ甲などで作られ、土器製のものもあります。青銅などの金属製も存在しますが、数は非常に少なく青銅製は2013年1月時点で4例しか存在していません。