少し長いですが、ハイケア誕生のお話です。

ハイケア開発ストーリー


はじめに

水素の研究は加速度的に進んでいます。

水素の研究は、Nature Medicine(2007年)に掲載された太田成男教授の論文をきっかけに、世界的にも注目され、その論文の引用数は1,394(2018年2月現在)この数は、他の研究に比べ異例の引用数です。そのくらい水素の研究は世界的に注目され、発展し続けてます。

また、水素に期待できる効果として、「水素ガス吸入療法」が2016年「先進医療B」に認定されたことから医療への応用を前提臨床試験が始まっています。

臨床では若年性アルツハイマー、痴呆症、をはじめあらゆる病気の予防、スポーツ選手の疲労回復など健康障害の予防と改善に結果が出ています。



沿革

ハイケアジャパンは、「分子状水素」を利用した美容精密機器の設計、製造、販売を行う専門企業です。また、銀座本店を中心に3店舗の直営エステサロンを運営し、「肌トラブル改善」をメインとしたサロンを営んでいます。お客様が来店するとお写真(ビフォー)を撮らせて頂き、改善までの経緯を視覚化し管理するスタイルをとっています。   

わたし達は、創業当初から肌トラブルの改善に取り組んできました。しかし10年ほど前からお客様の肌に「異変」を感じ始めました。それまでと同じ様に施術をしても、結果が出るまでに時間がかかる・・・、反応が遅い・・・等、実は今までにない外部環境の変化が、お客様の肌や身体を蝕んでいたのです。


食品添加物やオゾン層破壊による強い紫外線、デジタル家電の普及による電磁波による身体への影響、現代はまさにストレス社会。このストレスによる身体への悪影響の原因は「フリーラジカル(活性酸素)」です。その中でも身体を酸化(老化)させ、病気や細胞の機能不全を引き起こす「真犯人」が悪玉活性酸素「ヒドロキシルラジカル」でした。


抗酸化物質は色々とありますが、身体を守っている善玉活性酸素は残さなければなりません。なぜなら肌を悪い菌やウィルスから守ってくれている。

なんとか、このヒドロキシルラジカルだけを取り除きたい・・・
そんな都合の良い物があるのだろうか・・・


その解決の糸口が「水素」だったのです。実際に水素を用いてお手入れを行うと、これまでよりも短期間で、しかも今まで以上に肌のハリ弾力が蘇るのです。



「嘘」のない製品

さらなる結果を出すために、水素の可能性に着目して、様々な製品を検証してきました。

が、しかし・・・

ニセ物があったり、故障が多かったり、濃度が一定しなかったり、実に色々な製品が世に溢れていました。その大半の製品が納得のいかないものばかり・・・。

その結果、「水素なんて効かない」という風潮と、国民生活センターによるネガティブキャンペーンで水素水の信頼性が損なわれてしまいます。
(しかし、エビデンスを重視する医療・研究の現場では以前にもまして需要が延びてきています。)

その経験の中で多くのことを学びました。最も大きな学びは水素の生成方法と研究論文のもとになる「分子状水素ガス」の存在です。

そして、水素の学術論文で言う「水素」とは、「ガス状の分子状水素」なのです。

水素水であれば、「ガス状の水素」を水に溶解させたもの

また水素ガスについて言えば、研究室には「ボンベ」を設置し研究を行っているのです。

つまり、エビデンスとなる研究論文の水素とは何を指すのか・・・

それは、「ガス状の水素」だったのです。



それでなければ、「結果」に対して「嘘」をつくことになってしまう・・・

「嘘」のない製品を作りたい!

これは、いまも変わらない、わたしたちの「念い」です。


3つの問題点

業界の主流は電気分解方式。この方式だと安価に水素を作ることが可能です。
ハイケアも当初、電気分解式の製品化に取り組んだのです。しかし、この方法には「3つの大きな問題」が立ちはだかります。


それは・・・

① 雑菌による不衛生さウェットプロセスの問題点)
② 発生量(必要な水素量が作れない構造)
研究論文で使う水素かどうか(研究論文で使われているものとは異なる)

という大きな問題です。

各社様々な工夫を凝らしていると思うので、
この3点をどのように「課題解決」しているかが製品選びのポイントです。



①特にウェットプロセスにおける、雑菌の混入や電極の劣化、金属イオンの流出は、「美容と健康の増進」を目的としている以上、避けて通れない問題です。解決可能な方法は雑菌を除去するフィルターを幾重にも使用し、また定期的にフィルター交換する方法です。

しかし、この方法は、フィルターが高額なため販売価格が数百万円台に跳ね上がる上に、フィルターからカニューラまでの抗菌が不可能なのです。

水素は健康や美容に対して意識の高い方が利用されることが多いものです。その水素が「不衛生」であれば本末転倒になってしまいます。

※弊社は電気分解方式を否定しているのではありません。上記の問題を一つひとつ丁寧にクリアーされている素晴らしい製品が在ることを付け加えさせて頂きます。

水素研究で明らかに

身体に取り込む「水素量」と、得られる「効果」は比例する

これは、多くの水素研究論文で明らかになってきたことです。
それを前提として考えると、水素の「発生量」が大きな「課題」になります。

②電気分解式では水素ガスの発生量は電力と電極の大きさに比例します。わたしたちが求める「発生量」を作るには、大きな装置と大きな電力を使えばよいのですが、現実的ではありませんでした。


それに「水素が入っていさえすれば良い」というのでは、サロン現場で「結果」を出すことは出来ません。多くの水素を作らなければ結果に繋がらないのです。


本当に「水素」?


③論文で用いられる多くの水素は、「ガス状の分子状水素」でした。


研究室には水素ガスの充填されていたボンベが置かれています。当初はこのボンベの活用を考えましたが、高圧ガス保安法という法律に抵触し、一般家庭での使用は現実的ではありません。


しかし、水素研究のエビデンスを標榜する以上は、この水素ガスボンベを使った「水素ガス高圧充填式」でないと、わたしたちが求める「結果」には繋がらない・・・

そんなジレンマと戦ってきました。


最新テクノロジー

解決策は身近なところにありました。水素は医療分野だけでなく次世代クリーンエネルギーとして注目され、身近なところで活躍しています。

たとえば乾電池EVOLTA(パナソニック)や、エネファーム(東京ガス)の家庭用発電機が有名です。水素自動車の「水素ガスステーション」も増えてきました。

特に水素燃料自動車に搭載されている水素燃料タンクは、最先端の技術で小型化され、大量の水素を貯蔵することが出来ます。トヨタの水素燃料自動車MIRAIは満充填で650キロの走行が可能です。

小さなスペースに、より多くのエネルギーを備えるテクノロジー

そうです!

わたしたちがたどり着いた「結論」は、水素燃料自動車の水素貯蔵タンク技術を応用した「水素ガス充填方式」
それがハイケアです。

1分間に2,500ml(ハイケアLM)という驚異的な発生量は、従来製品の300倍以上の発生量です。
もう一つの大切な要素「圧力」は800倍以上になります。

この純度、圧力、発生量があれば、水素ガスの「拡散」という弱点を克服できます。
実際、当社の「ハイドロドーザー」や「ハイドロミスト」、
「ハイドロキャップ」、「ハイドロフォーム」は、

この高純度、高圧力、高発生量3つが揃ったことで初めて可能になる
最高のデバイスであると自負しております。



砂金を探す?

従来の方式では必要な水素量(エネルギー)を集めるのに数時間が必要でした。しかしハイケア製品は、一瞬で大量の水素を取り出すことが可能です。 HYCARE LMでは1分間に2.5リットルの流量、それは純度99.99%の純水素ガスそのものです。

従来の方法では、あたかも川底の砂利から一粒の砂金を見つけるようなもの。たくさん時間を費やしても少量しか採集できない・・・

一方ハイケアは、目の前に、純度の高い「金の塊」がある。
時間をかけて、しかも僅かな水素を作る方式よりも、水素を大量に詰め込んだ容器から必要な容量を「取り出す」方式、「高純水素ガス高圧充填方式」、これがハイケアの特徴です。



スパイダーマン

水素は、体内で消費され、余った水素は体外へ排出される全く副作用のない物質です。
太田茂男教授は講義の中で、「水素はスパイダーマンのようだ」と比喩的な表現をされていました。

世の中が平和のときは冴えない学生だが、いざ問題が起こるとスパイダーマンに変身して悪(悪玉活性酸素)「だけ」ををやっつける。なるほど、さすが水素研究の第一人者が発する言葉は「水素の本質」をわかりやすく伝えてくれます。

しかし、ヒーローはいつの時代も「強さ」が求められます。この「強さ」の正体なんなのでしょうか?


エネルギーの方程式

強さ(エネルギー)には方程式があります。

運動エネルギーは、力(f)x距離(s)
位置エネルギーは、重力(mg)x高さ(h)
電気エネルギーは、電圧(E)x電流(q)

すべて、強度因子と量の因子の掛け算です。
この宇宙を形作る「強さ」のエネルギーはすべて、「強度」と「量」の掛け算です。

水素の力を最大限に発揮するのにも同じ公式が成り立ちます。
純度99.99%×圧力(p)×流量(v)

HYCAREは、この公式にこだわっています。
ヒーローになる「強さ」という「資格」をハイケアは十分に備えています。

独自の技術


ハイケアは、類似する製品がありません。なぜなら既に「在るもの」を参考に作ったのではなく、「結果の最大化」を目的に、一から作り上げた製品だからです。


その一つは、製品の「素材」です。
市場に出回る製品には様々な素材が使われています。プラスチックを素材として採用すれば、コストを抑えることができるのですが、HYCAR製品は、加工に手間のかかる「金属」を採用しています。

それには理由があります。
水素の発火性というリスクの防止措置です。誰もが知っているあの「バチッ」という静電気対策です。通常は問題ないのですが、ハイケアでは最低限必要な安全対策と考えています。そのリスクを軽減するために製品はすべての部材に「帯電防止」素材を使用しています。チューブ類も同様に帯電防止性の高い素材を採用しています。


製品づくりはもちろんのこと、水素の性質を熟知し、その水素エネルギーをいかに必要な部位へ届けるか?一切妥協せずこの「目的」から目を離さないで完成した製品、それがハイケアです。




私たちの理念


わたしたちは、肌と向かい合う中で、多くのことを学んできました。肌の声は、身体からのメッセージ。その場しのぎの対処療法ではなく、根本的な問題を解決する「根本治療」が必要だと考えています。その考えの師匠は、薬を出さない小児科医、真弓定夫先生です。

私たちが敬愛する真弓定夫先生は、著書「医療費 日本の将来、未来の子どもたちの為に」の中で、このように書かれています。

年間医療費40兆円、日本はこの60年間で人口が約2倍になり、医療費は200倍になりました。私たちが納めた税金の殆どが医療費で消えています。国民はこの事実から目を背けてはいけない。

現在日本か抱える様々な問題、特に少子高齢化、国家予算100兆円の内、約50兆円をも占める医療費、このままでは国か破綻してしまいます。

私たちにてきるのは、投薬や治療に頼るのではなく、自分の身体は自分で守るという意識改革です。また、真弓先生は「病気を治すのは医師ではなく本人の自然治癒力だ」と言われており、病気を治すのではなく、体質を変えることを目的に診療をされています。


水素は「予防医学」であり、副作用がありません。たから一人でも多くの方に使って欲しいと言う願いをもっています。それが結果的に地域の活性化に繋がります。私たちはこのような考えで、創業以来、お客様にとって、とことん安心安全なものだけを提案し、今日まで歩んできました。


一流の製品

私たちは、このように考えています。
「心が一流になれば、技術も一流になる」

ハイケアは、サロンワークの技術者に支えられています。どんなに素晴らしい製品や技術も、それを提供する技術者の人間性がその価値を決定します。直営サロンではその考えを基にこれまでに多くのコンテストで数多く優勝のタイトルを頂くことが出来ました。

その「理念」は製品づくりにも継承されています。作り手の謙虚さ、愚直にそして真摯に自分自身と向き合う心の強さ、当社では、それらを念頭においた製品づくりを心がけています。

最後に


製品選びで「失敗」しないためには、


どんな製品を選べば良いか・・・

何を基準にすれば良いか・・・

これまでの情報が、あなたの「製品選び」の参考になれば幸いです。


本当に信頼できる「製品」がここにある・・・。


それをお伝えしたくて、少し長文になりましたが、ここまで書かせて頂きました。

私には、あなたが「期待と願い」を込めて製品を選ぶ姿が目に浮かびます。

「ハイケア」って、なんだか良さそう!

そう感じて頂けるあなたに、心から感謝します。

最後までお読み頂きありがとうございました!


HYCARE JAPAN
代表 岩永覚翔