フォーム 予約 決済 メルマガなど集客機能がオールインワン!
福岡県粕屋郡在住、シニア片づけサポート福岡の鶴﨑佳世(つるさきかよ)です。
16歳の転機、福祉職を選択
小さなころから、アンネ・フランクやナイチンゲール、ヘレンケラーなど、人とのかかわりの中で自分らしく生きた女性の伝記を読むのが好きでした。
ほとんどのことには「どうにかなる!」と思って悠長に構えるおおらかな性格。
しかし、高1の時、実母がガンに侵され1年も経たずに急逝した時に、
「人の死だけは、家族にも神様にも変えられないんだ」
と初めて大きな喪失感を味わいました。長女という事もあって、16歳からは母親役も兼ねた人生を歩みました。
その後、福祉系の大学を卒業、社会福祉士や保育士を取得し、児童発達支援の世界で障がい児保育や相談の経験を積みました。職場では、年上の先輩や上司に、大変可愛がってもらいました。
結婚・出産し、3人の子の母親です。育児にも余裕が出てきたところで、実父に難病が発覚。男手一つで育ててくれた父には大変感謝していたので、その介護も経験しました。
「当たり前なことは何一つない」
高校2年で実母、30代後半に実父の看取り経験がありますので「当たり前なことは何一つない」と身をもって知っています。
家族そろって家で食卓を囲むこと
みんなでうとうとお昼寝する午後のじかん
桜の下で食べたお弁当
「ありがとう!」と感謝を伝えるとニヤリと笑う笑顔、、、
この世には、その一瞬しか感じられないことがたくさんあります。
巻き戻したい時間はたわいもないひととき、
なんら特別な日でなく、ただの何でもない日常です。
両親を亡くした後、目の前の一瞬を大切にして行動するようになりました。
「生活支援サービスが見つけられない…」
父は60歳以降に難病が分かりました。
暮らしには、医療と介護のサービスだけでは解決できないことがある、と実体験しました。本人や家族が必要としている細やかな生活支援サービスが見つけられず、すごく困りました。
介護と子育ての合間に、役所や専門部署に聞いても、「わかりかねます」「お父様の場合は難しいですね」と言われる始末。壁は高く、私の置かれている環境と時間割では使えないものばかりでした。その頃は父や夫、子どもに我慢してもらう、弟妹が介護休暇や有休を取る、勤めていた仕事の時間を減らすなど時間を調整し対処しました。
探していた社会資源(使いたかったサービス)は、空間や情報、時間、感情を切れ間なく整理整頓してくれるサポートでした。
介護保険を使い始めると、家族はどうしても枠の中で時間内で済ませようと思考が偏りがちです。いざ介護が始まって、思考や住環境が混乱しているときは、サービスを使えるだけでもありがたいと勘違いしてしまうことがあります。時には本人が本当に求めていることを泣く泣くあきらめることもありました。ですが、本人の小さな願望を見逃してしまうと、どんどん坂を転がるように自立が阻害されていくのです。
とはいえ、楽しいこともたくさんありました。介護の大変さももちろんあったのですが、既存のサービスに足りない部分を、本人・家族の快適さにあったものを見つけて補えた時には、父ときょうだいで「やったね!」と家族で笑顔になれましたし、穏やかな気持ちを味わいました。わたしは「ここ」を皆さんに届けたいです。
ライフオーガナイザー1級を取得
2018年、心も暮らしもごちゃごちゃな自身の環境を整理するために、ライフオーガナイザー1級を取得しました。その方法でおうちや頭の中を片づけると段々とモヤモヤが消えていきました。モノではなく、他人ではなく、私自身がどうしたいのか、その問いから少しづつ何かが変わっていきました。
そして数ケ月後、亡くなった父が荼毘にふされる際に、「(天国へ)いってらっしゃい」と言えたことは、私の人生の中でとても大きな出来事でした。母の時とは違って父に対しては、大人になった子どもたち全員でやれるだけのことはやったし、男手一つで育ててくれた父への愛情をお返しできた、と感じたからです。
人には必ずいつか死が訪れます。それは避けられません。ですが、日々ささやかな希望が持てる生き方ができたら、どうでしょうか?ライフオーガナイズの考え方は、「暮らしに光を照らすもの」だと感じました。
そういうわけで、わたしは、介護する介護者も介護されるご本人も、どちらの立場の方もしあわせを感じられる世界にしたいと考えています。2019年には頭の中や心の片づけができるメンタルオーガナイザーの資格取得、2021年にはシニア生活環境オーガナイザーの資格を取得しました。
福祉×片づけのプロとして
40代からは父の死を節目に、社会福祉士×ライフオーガナイザー(片づけのプロ)として、ひとつの施設で待っているだけでなく、困った人に直接支援できるような働き方改革をしています。
現在は、「いのちを守ること」をコンセプトに、空間や心の片づけの仕事、防災に関わる仕事をしています。
今、バリバリ活躍しているアクティブシニアの方にも、支援が必要なシニアの方にも、ありたい自分自身でいられるような自己実現のサポートを提供いたします。身体面や認知面の段階が変わっても人生の質を落とさない、暮らしをサイズダウンする時もお客様が主体的に大事なもの・ことから先に選び取れるように、丁寧に関わります。
さいごに
「捨てるから始めない片づけ」を通して、福岡で暮らすシニアの皆さんに、「自分を愛し他人に愛される喜び」をお届けしたいと思います。片づけて空間をきれいにするだけでなく、暮らしの変化に応じ、包括的にサポートいたします。
私自身もいま、目の前の暮らしを楽しむこと、人とのつながりを大切にしています。また、人をつなげていくのが得意で、横のつながりを意識して活動しています。
長くなりましたが、読んでいただきありがとうございました。お客様にお会いできるのを心から楽しみにしております。よろしくお願いします。
ー好きなもの・ことー
・うどん・高菜漬け・果物(とくに柑橘類)
・自然の木々、花や小鳥のさえずり
・歌手・小田和正さん、他90年代の日本の歌謡曲
・「めんたいぴりり」のドラマや映画
・椅子にいつ掛けたか分からない洋服やタオルがそのまま。
・椅子の座面にモノが置いてあり、座れなくなっている。
・奥のほうで賞味期限が過ぎているものがありそう。
・買ったものが入れにくい状態。
・火の周りに燃えやすいものがある。
・汚れた時にさっと掃除しにくい。