ニューヨーク・スタイル「本当にこの人でいいの?止めるならまだ、出来るよ。」と式での誓いの言葉。
ニューヨークでは自分たちの思い出の場所やお気に入りの場所で結婚式をあげる場合があります。またクリスチャンが多いので自分の教会で式をして、披露宴は別の会場に移動するというのは一般的なパターンです。
春、夏のセントラルパークはウェディング・ラッシュで人気のロケーションに4、5組のカップルが並ぶことは良くあります。グランドセントラルという素敵な駅の中で結婚式をあげたカップルもいます。牧師さんもガーデン・ウェディングにもどこでも来てくれますし、女性の牧師さんも沢山います。ある黒人の女性の牧師さんの誓いの言葉は「本当にこの人でお互いいいの?もし止めるならまだ、出来るよ。」などとユーモアたっぷりでした。
結婚式に招待された友人たちはベストフレンド、フラワーガール、など女性の友人たちは衣装を皆で合わせたりします。
式は大体30分から1時間ですが、その後の披露宴がとても長く夜中までやっている場合も結構あります。その理由の一つは食事もそうですが、ダンスパーティがあるからだと私は思います。披露宴の初めはファーストダンスがあって、その後は皆でいろいろなダンスを踊って楽しみます。その中でベストフレンドのスピーチがあったり、というのは日本と変わりません。
ニューヨークのウェディングは自分たちで作っていくという、「自分らしさ」を追求していくというフリースタイルです。
また写真はジャーナリズム・スタイルという報道写真のような切り口だったり、モノクロ
の写真も好まれます。ニューヨークでは写真は文化になっているのでウェディング撮影も
様々なスタイルのフォトグラファーがいますし、価格もピンからキリまでで上は100万円
クラスも沢山います。
また最近はマガジンスタイルといって本装丁のアルバムがトレンドですが、写真はアートとしてハンドメイドのアルバムにする人もいます。おもちゃのようなようなカメラでボケの写真を生かすカメラマンさんもいらっしゃいます。アーティスティックで素敵な写真なので、おもちゃのようなカメラでもOK
なのです。それがニューヨーク・スタイル、自分らしさで表現することなのです。