美容クリニックでよく使われている脂肪吸引の種類は、おもに下記の3種類です。
○ベイザー脂肪吸引とは
どのクリニックでもよく用いられているのが、ベイザーやライボマティックです。
その中で、体への負担が極力抑えられたのがベイザー脂肪吸引です。
ベイザーとは、脂肪吸引管 (カニューレ) の先端部分から特殊な振動によるエネルギーであるベイザー波を活用した脂肪吸引法です。このベイザー波によるエネルギーで、効率良く脂肪を乳化させます。
すでに硬くなってしまった脂肪の結合組織を柔軟にして吸引することができます。
ベイザー波を用いた脂肪吸引では、皮膚の浅い層の脂肪も効率良く取り除くことができます。
単に脂肪を除去するだけではなく、脂肪吸引しながら肌をキュツと引き締める効果も期待できます。
ベイザーによる治療法は、アメリカの厳しい検査基準であるFDAの認可を受けており、安全性の高い美容治療です。皮下に付着した脂肪の9割まで除去することができます。
参照:
ベイザー脂肪吸引 Wikipediaより
○ライボマティックとは
そとは、ベルギーで開発された脂肪吸引法です。
日本国内ではまだまだなじみの薄い施術ですが、海外ではライボマティックが主流となっています。
ライボマティックでは、最先端の超音波脂肪吸引のテクノロジーが導入されています。これまでの脂肪吸引の医療機器と比較すると、広い範囲での脂肪吸引ができるようになりました。
また、1回あたりの施術で除去できる脂肪量も多いです。脂肪吸引の施術時間も短く、ベイザーと同様に安全性の高い美容治療法です。
短時間の施術で済むため、術後の腫れ・痛み・内出血などのリスクも低いです。
○エルコーニアレーザーとは
特殊なレーザー光を皮膚の表面に対して照射することによって、硬くなった脂肪細胞を柔軟にして、脂肪吸引管 (カニューレ) で脂肪吸引する治療法です。
もちろんFDAの認可済みで、皮下脂肪全体のうち約7割程度まで取り去ることができます。
この他には、ボディジェット脂肪吸引・PAL (パワーアシスト) 脂肪吸引・体外式超音波脂肪吸引などの方法があります。
ボディジェット脂肪吸引は、脂肪吸引管の先端からジェット水流が放出され、脂肪を分解しながら吸引する施術法です。
ただし、PALによる脂肪吸引はハンドピースが大きいのが難点であるため、どの美容クリニックでも使われていません。
体外式超音波脂肪吸引は、体への負担は少ない反面、超音波による皮膚への摩擦が懸念されます。