【私のこと】
傍目には、輝かしいピアニストとしての経歴も、
思い返せば人生の岐路のあらゆる場面で受け身の選択をしてきました。
地元の県立高校に入ったのは、学区の中で一番自分の学力に合っていたから。
高校で自分の夢を探したいと思っていました。
でもその３年間では夢は見つからなかった。
大学で音楽を専攻しようと思ったのは、親の（暗黙の）希望があったから。
親の希望の半分くらいを自分の希望と勘違いしていました。
そして国立大学を受験して失敗し、浪人がイヤで、
滑り止めの私立音楽大学に入学したのです。

他にも、私としてはめずらしく自分で思い立って下調べをしていた
「青年海外協力隊」や「南米ひとり旅計画」も、親のNGが出たらあっさり諦める。
留学も資金不足だと思い込み、途中から行く気が冷めてしまったり。
ピアニストになったきっかけも、受賞した奨学金に業績報告の義務があったから。
恋人が失踪した大失恋の経験さえも、時間に解決させました。（笑）

私は人からは、ポジティヴと言われますが、
逆に「まあいいや」ですべて適当に済ませてきました。

今となっては、どの場面でも先生、生徒、応援してくれるお客様との
素晴らしい出会いに恵まれ、雰囲気マカセも最善の選択だった！
と思えるのですが、
こんな風に流れ任せの完全受け身形で人生の選択をしてきたので、
いつも心のどこかで
「あの時、違う選択をしていたら、私は今どうしているだろう？」
「もっと違う可能性があったのではないかな。」
と感じていたのです。

しかし、
「ここまで来ちゃったらもうこの道しかない」
「いいんだ、この人生もそこそこイケてる。このモヤモヤも人生が終わるまでの辛抱」
と、自他共に認める楽天的感覚で、実はその感情に蓋をしていました。

30代半ば、家族の問題や妊活、ヨガの瞑想から、スピリチュアルに興味を持ちはじめます。
そして、出産して間もなく、ある講座に出会い、
これを受けたら自分がなんとなく日々感じていることがはっきりとわかる気がする！
学びたい！と思ってライフコーチ養成講座を受講しました。
周囲に占い、カウンセラー、セラピスト、ヒーラーなどで既に活躍している受講生が多い中、
私はゼロからのお勉強でしたが
「人生ってそんな風にできているんだ」
「人ってそんなに変われるんだ！」
と、大発見と学びだらけの講座でした。

実際に受けたライフコーチングで浮かび上がって来た、自分の人生の意味と目的。
ひとつひとつの出来事に意味があり、学びがあり、
それを掘り下げていくと、本当に自分の人生が愛おしい。
今まで、人からの評価＝自己評価だった自分も、
ありのままで、何もしなくても存在価値がある、愛おしいと思えるようになりました。

そんな風に自分の内側が変わると、周りが、環境が変わって行くんです。
これは、本当です！
これまでに演奏に感動したとか、仕事の成果に評価をいただいたことはたくさんありましたが、
最近は、私の「生き方」を褒めてくれたり、私の「雰囲気」が好きと言ってくれる人がいます。
そんな風に言われるととっても嬉しいのですが、実は評価はもうどうでもよくて、
とにかく自分が自分の幸せを得ていく、幸せになるために生きる、これだけです。
他の誰かのためではなく、自分の幸せのために、
今すぐに人生を終えることになっても後悔しない生き方をすると決めました。

今までの自分であれば、この講座で、ある程度の知識を得ればそれで満足でした。
でも今回だけは、このことをたくさんの人に伝えたい！と思っています。

人間関係の問題も、モヤモヤしていた半生も、私にとっては
ここで心からライフコーチをやりたい、と思うための準備期間でした。
そしてこれからの私の幸せが何かというと、クライアントさんの変化や喜びが本当に
自分にとっても嬉しい、そしてそれが自分の幸せに確実につながっていくこのコーチングを、
たくさんの大切な人たちに体験してもらうことです。

何か悩みや問題があるとき、人は周りが見えなくなり、
悩むことにエネルギーを注いでしまいがちです。
そんなときに、ライフコーチングセッションで悩みも思い込みも取り払い、
今ある幸せを見つけ、
あなただけのオリジナルの幸せを築いて行くことのお手伝いができればと思っています。
自分の人生や、今の自分に満足できない人、
満足していながらも何か欠乏感を感じている人のお役に立てます。