自分は、小さい頃から自分の身体が女であることに違和感を感じてきました。
恋愛対象はいつも同性だし、でも自分は女であることが嫌だし。
初めて好きになったのも、女性でした。
遊ぶ時は、兄や男の子とが多く、
活発で女の子らしい遊びはしませんでした。
しかし小さいながらの自分は、『人と違う』という気持ちしかなく、
親にも周りの人にも打ち明けることができなかったのを、今でも覚えています。
そして、そのまま成長していくにつれ、身体はどんどん女性化していきます。
次第に、自分の身体を見られることへの抵抗感が出てき、
同時に男として見られたいという意識も強くなりました。
しかし、現実は違います…。
そうやって周りに相談することができないまま成長していき、
それが自分の中の劣等感となっていったのです。
高校生のある時は、仲が良かった女友達に自分は同性が好きなんだということをカミングアウトしました。
当然受け入れてくれるかなと思っていたのですが、その子は自分から離れて行ってしまいました。
その時のショックな体験が自分の中では大きな傷で、
それからほとんど誰にも打ち明けることをせず過ごしていきました。
ただただ、自分は人とは違うんだ。おかしいんだ…と、そんな風に思っていました。
しかし、今のような情報社会だったらもっと違ったと思います。
もっと、早くに自分のことを調べたり、いろんな人からの情報が入ってきたと思います。
そうしたら、もしかしたらもっと悩まなかったかもしれないし、違った生き方があったかもしれないですね。
まぁ、今は過去があるから今があると思ってるんで、今は今で幸せですがね。
ですので、こうして自分が書いている事と同じことで悩んでいる人が、今現在もしかしたらいるかもしれません。
そういった同じ悩みの人に少しでも届けばいいなという思いを込めて、自分のことをもっと知ってほしいと思いました。