一口に「倒産事件」といっても、複数存在する手続の性質・内容や個別の事案によって様々です。どのような方針を選択すべきであるか、どのような対応を講じるのがベストであるか、という点は法的知識や倒産手続に対する理解を深化させていくことが当然必要になります。また、適切な対応が何であるかは、確かな経験により裏付けられる側面も大きいところです。
そこで、倒産事件専門部では,毎週定期的に弁護士・スタッフが参加する部会を開催し、書籍・文献を用いた勉強会や、個別事件の相談・報告による情報共有等を通じて専門部全体の研鑽に努めています。 より多くのクライアント利益を実現すべく、業務効率化のための取組みも積極的に行っています。
例えば、比較的多い類型に属するような破産申立事件については、適切に画一的・統一的処理を実現し、人為的なミスを極力減らすための内部的な運用マニュアルの作成を進めたり、クライアントのニーズを適切に把握するためにクライアント対応の方法等について確認・改善する機会を設けたりしています。