~お店について~
90年代、2000年代から最新のR&B Hip-Hopメインのミュージックバー。
クラブでは流れないミッドテンポ、スローテンポの楽曲を中心に、
音楽愛を語り合ったり、歌ったり、踊ったりできる自由なお店です。

はじめに

1985年、早生まれの僕が自分から音楽を聴き始めたのは小学4年生のときでした。
当時はミスターチルドレンの人気が出てきた頃で、米米CLUBやドリームズ・カム・トゥルーなどCDをレンタルして聴いていました。
小学5年生のときに、家族でカラオケボックスにいて、店内のスピーカーからglobeのfeel like danceが流れてきて、「なに、このかっこいい曲!」と衝撃を受けたのを今でも覚えています。
そこから時代は小室ファミリー全盛期になりました。
僕の家庭は親が甘やかせてくれたので、安室奈美恵や華原朋美など沢山のアーティストの最新のアルバムを所持していて、学校に持っていき昼休みに教室でかけさせてもらっていました。
それまでは邦楽を中心に聴いていました。
中学1年生の12月に母親に連れ添われタイタニックを見に行き、とてつもなく感動し、洋画に傾倒していきました。
同時に、こんなに壮大な映画を作るアメリカに興味が沸き、英語の成績も伸び、音楽も次第に洋楽を聴くようになりました。
中学2年生のとき、音楽業界は98年に発売されたローリンヒルのソロデビューアルバム[The Miseducation of Lauryn Hill]をきっかけに世界的に流行したR&Bの波が日本にも来て、
当時、毎晩見ていたワンダフルというちょっとエッチな深夜番組で、R&Bとはなんぞやという特集が組まれるほど、日本でもR&Bが浸透していきました。
同時期にデビューした、宇多田ヒカルや倉木麻衣などバイリンガルアーティストも注目され、
m-floの1st.アルバム[Planet Shining]は僕の人生のベストアルバムTop10には必ず入れたい
素晴らしいアルバムだと思います。
AIがデビューしたりDEF JAM JAPANが創設されたり、ASAYANから女ラッパーデュオのHeartsdalesがデビューしたり、2000年代半ばくらいまでは、いわゆるブラックミュージックが日本でも生き続けてチャートを賑わせていました。

オープンまでのいきさつ

高校3年生のときに初めてターンテーブルを手に入れ、レコードを買い始めました。
福岡の大名という一番若者が集まる街で、レコードをディグして(実際は気軽に試聴できるインターネットからの購入が多かったのですが、、)、ステューシーやシュプリーム 、福岡を愛してくれて唯一のショップがあったフューチュラの店を覗いて、スタバに寄って帰るというのが10代の頃の楽しみでした。
クラブにも適度に出かけていましたが、違和感を感じるようになったのはその頃からです。
僕は当時死ぬほど聴いていたDJ KomoriのMix Tape[Monthly Fruits]に収録されているようなテイストの曲が一番好みでした。
しかし、クラブに行ってもいつも似たようなアゲアゲ(死語?)な曲ばかりで、スローなR&Bが流れるのは閉店間際。もちろんクラブは盛り上がって踊ってはしゃぐ場所なので、テンションが上がる曲ばかりをかけるのは当然です。
でも、もっとじっくりバラードやミッドテンポの曲も踊りながら聴きたいと思っていた僕は、クラブに通い詰めることはありませんでした。
大学卒業まで九州に住んでいたので、東京に住んでDJ Komori主催のApple Pieなんかに通っていたら、また気持ちは変わっていたかもしれませんが。。
あとクラブは本当に音楽を愛している人も集まりますが、なんとなくブラックミュージック好きだけどナンパ目的の人も集まる場所だったり、大音量のせいでじっくり音楽愛を語り合えないのがあまり自分には向いていませんでした。
そう思い、自分の好きな音楽が流れるカフェなんかをやりたいなーと漠然と思ったのが大学生のときでした。
ちなみに僕がR&Bで1番好きな曲Toni BraxtonのHe Wasn't Man Enoughは、僕のクラブ人生で一度も流れたことはありません。もちろん流したDJは存在すると思いますが、少なくとも僕のわずかなクラブ人生ではないです。
DJさん達にとってクラブはDJスキルを見せつける場所でもありますので、BPMの関係でどうしてもテンポが近い曲をかけてうまく繋いでいきたいという気持ちも大変分かりますが、僕個人としては、ミックスが上手い下手より選曲を一番注視してしまいます。
なんなら、R&Bメインのラジオが適度な音量で流れているだけでも、僕は十分その店に行く価値はあるなと思ってしまいます。

コンセプト

じっくり音楽を聴く場所となるとクラブよりミュージックバーです。
しかし巷にあるミュージックバーはジャズだったりファンク、ソウルミュージックでも70年代、80年代がメインばかり。
自分が聴いていた2000年前後や、掘り下げて聴いていた90年代をメインと謳っている店はなかなかありません。
2001年にマライアキャリーが出したアルバム[The Glitter](商業的には失敗したが根強いファンは多い)が、80年代の音を意識していたように、80年代ブームは90年代が終わった瞬間始まりました。
そして2020年代になった現在も昭和ポップスだのを平成生まれの子が好んで聴いていて、80年代ブームはいまだに続いています。
ファッションにおいても、もてはやされるのは80年代。
本来なら90年代ブームは2010年頃に始まっていてもおかしくはありません。
もちろん90年代が全く注目されなかったわけではありません。
バーバリーが再流行したときにはアムラーが取り上げられたり、小室哲哉が引退するときにはテレビでたくさん小室ファミリーの音楽が流れました。
最近ではファッションブランド[スーパーラヴァーズ]が復活したり小さなムーブメントはありますが、爆発的に流行したり定着することはありません。
90年代に青春を過ごした世代は現在アラフォーが多いかと思います。
子育てで忙しい方もいらっしゃるかと思いますが、お金と時間に余裕が出てきている世代でもあります。
バーに1人でゆっくり青春時代の音楽を聴きにいくなんて素敵だなぁと思いませんか?
そういう僕のワガママが詰め込まれた店に共感してくれる方々が集まる店になればいいなと思っています!
若い子達も、邦楽ならミスチルやサザンなど、洋楽ならマライア キャリーなど現在も人気なアーティストなら昔の曲を掘り下げて聴いているかもしれませんが、もう名前も滅多に聞かなくなったアーティスト、邦楽ならglobe、洋楽ならSWVなども掘り下げて聴いて興味を持ってもらいたいなと思っています。

店名について

Last Night Music Saved My Lifeと聴いて、ソウルミュージック好きならピンときたかもしれません。
1982年に発表されたIndeepというグループのLast Night A Dj Saved My Lifeという曲から引用しました。
90年代以降の曲メインと謳っているくせに80年代からインスパイアーされてるじゃん!て思った方、そこはご愛敬で。。。
言い訳させてもらうなら、僕はIndeepよりも2001年のMariah Careyのカバーで初めてこの曲を知りました。
僕自身、いい音楽に出会えた瞬間が一番幸せだと思うくらい音楽を愛しています。
失恋したとき、辛いことがあったときに、いつも身近に存在してくれて元気をくれるのも音楽です。
そういう意味を込めて、DJをMusicに置き換えて店名を決めました。
(Indeepの曲の内容はちょっと違うんですけどね、、)


Store Info.
世田谷区北沢2-33-2環境ビル4階(1階MUD)
6:00p.m.~Mid
不定休