山守、それは100年後の山のために生きるライフスタイル
先祖伝来の里山を守りきる

串原農林

To be good condition...

串原農林とは

串原農林_メイン2

串原農林は岐阜県恵那市串原木根坂地区で、山を守り、生活を守るために、三宅大輔を中心に山守(やまもり)として、木材の搬出を中心に営んでいます。

<串原農林の立ち上げ>

三宅大輔は、岐阜県の南部の豊かな自然に囲まれた山あいの村、串原木根地区に生まれ育ち、ちょうどの人々の意識が山から離れはじめた、昭和50年代に山里で成長しました。

大人になり、海と出会い、東南アジアでの生活経験を経て恵那市串原に戻ってきた三宅は、森林組合にて山仕事の修業を始めました。森林組合で働いて気がついたことは、生まれ育った串原にも、戦後植林されたスギ、ヒノキの山の手入れが行き届かず、荒れていく森林が広がっているということでした。

荒れた山の再生を心に決めた三宅は森林組合を退職し、山守として、木根地区の山を自らの手で守っていこうと、串原農林を立ち上げました。

木根地区の伐採風景

木根地区は急斜面な山林が多く木を伐採する技術が問われます

7割がヒノキ3割がスギ

木根坂地区は7割がヒノキ、3割がスギの約70ヘクタールの山林を抱えています。切り出された木材は主に名古屋方面の市場に送られます

山守の仕事

山守の仕事

里山整備

岐阜県恵那市串原木根坂地区の山林を中心に間伐・作業路の整備・木材の搬出をしています。
 間伐は、行政支援がもらえる、今をいかし、何年後かの手入れが、少しでもいい状態からスタートできるように、次世代の山をイメージして、伐採する木を選びます。
 作業路の整備は、昔の木馬道や歩くのに使われていた山道を利用して、重機やトラックが使える、必要最小限の規格で、開設しています。
 木材搬出は、急峻な山林が多く、作業路を入れる場所が限られるため、架線集材を組み合わせた方法で行います。林齢も50年前後が多く、利用間伐が主のため、残し木が傷まない秋から春先にかけて行います。

<串原産木材の活用を目指して>

串原農林を立ち上げた平成19年当時、小規模事業体が県の森林施行計画に参加することはありませんでした。

しかし、串原農林は平成24年度に岐阜県の地域展開型森林づくりプロジェクトに参加し、岐阜県では小規模事業体として初めて、長期(5年)的に森林を施業管理する「森林経営計画」の認定を受けました。現在は恵那農林事務所、恵那市林政課、奥矢作森林塾の支援をもらいながら約70haの森林を施業管理しています。

日本全体の大きな課題として、荒れた山々の管理・木材価の低迷・林業の担い手不足などがあります。そんな環境に果敢にチャレンジし、自分達と同じく豊かな自然の中で育った「串原産木材」を矢作川下流部の都市部へ流通させ始めました。

倒木になる前に間伐を

数多く、昔に田畑として使われていた場所に植林されているため、根が弱く根こそぎ倒木になってしまう前に小面積の皆伐も行います。

架線集材の風景

 架線集材は200メートル前後が中心で、集材機とラジキャリーを組み合わせて作業を行います。

丸太を山から出す作業

主に2人作業のため、架線の設置などは、きけんな大変な作業となりますが、明日の自分のためと思って手間を惜しまず、丸太を山から出す作業を純粋に楽しんでいます。

作業路の開設作業から丸太の搬出作業まで

相方は、熟練の機械操作で、作業路の開設作業から、丸太の搬出作業を行います。

伐採した木材

伐採した木材は主に名古屋方面の木材市場に出荷します。

間伐した山

手入れによって光が差し込み、適度な風が入るようになりました、今は散髪したての様な山林ですが、まずは10年後が楽しみです。

獣害対策・狩猟

獣害対策・狩猟

山・森林の管理を進めるなかで、「集落全体を自分たちの手で守っていく」という気持ちが強くなり、狩猟も始めています。木根地区の集落は森林に360度囲まれており、山林の中の獣の行動を許してしまえば、田畑の被害が出てしまいます。
 鉄砲をかつぎ、愛犬ジョーとリリーの鳴き声を頼りに猪や鹿を捕っています。狩猟を続けるうちに、獣の出没回数が減り、獣害が徐々に減りつつあります。

現在は猟友会の支部長として、山のめぐみを美味しく提供できるよう、捕った猪や鹿のジビエ料理を広める活動も行っています。

山の見回り

愛犬「ジョー」と「リリー」と毎朝、山に出掛けます、最近は熊も近隣に生息しているため、通学前の子供達のためにも、見回りは欠かせません。

ジョーは九州の猟犬と紀州犬のあいの子

ジョーは九州の猟犬と紀州犬のあいの子で、猪追いが得意で、タフな雄犬です。神経質な一面もあります。

リリーは雑種の雌犬

リリーは雑種の雌犬ですが、小さいころから山についてきていたので、小柄とは思わせない大声で獣を追い、すばらしい瞬発力の持ち主です。

山の見回り風景1

山を下って明智川まで獣を追って出ることもあります

山の見回り風景2

近年、猪や鹿の出没回数が減ってきました

ジビエ販売

ジビエ販売

狩猟で獲った猪・鹿、地元串原の野菜を使った料理を「そよ風食堂」の名前で提供しています。

ジビエソーセージ、ジビエ唐揚げ、トマトカレーは定番メニューです。

また自ら伐採した間伐材を使い、キッチンカーも手作りしました。


そよ風食堂

そよ風食堂です

そよ風食堂のキッチンカー

そよ風食堂のキッチンカーです

ジビエの味噌汁

ジビエの味噌汁は旨味たっぷり極上です

伐採した木材を使用した建築を

串原の木材を使った家作り

串原の木材を使った家作り

串原農林では、伐採した木材を有効利用するために、「串原産木材を使用して、串原に家を建てる」というプロジェクトを地元の工務店と連携して進め、実際に串原の木材を使用した住宅が建てられています。

地元で育った木材を使用して建物を建てる。これこそ理想的なカタチではないでしょうか。

 串原産木材にご興味のお持ちの方はお気軽にお問合せ下さいませ。

お問い合わせフォームへ

山守、三宅大輔の想い

三宅大輔の想い

明日の自分のために

縁あって、山守になり、集落から一歩山にはいった、場所で嫁1人、娘3人、犬二匹で生活しておりますが、山の景色を眺めて、常に昔の山の景色と、この先の山の景色をイメージしています。先祖のことも子孫のことも想います。
 林業を取り巻く、状況は厳しですが、このタイミングだからこそ、気づくことや、出会えることがあります。
 そんな中で、最近想うことは、自分の行いは、”明日の自分のため”ということです。作業の終わり頃でも、最後にもうひと頑張りして、片付けをしておけば、明日の自分は、いい状態からスタートできます。枝払いのあと、整理しておけば、次の作業がスムーズにやれます。
 夜、食べ過ぎないようにできたら、次の朝、思う様に動きます。
 これを、ずっと続けることができれば、山を守りぬくことができるのではないかと思います。

串原地区のこと

ヘボ祭り

毎年11月3日に開催されている「ヘボ祭り」。ヘボとはクロスズメバチのことです。

ヘボ祭りでは、巣の重量を競い合う「ヘボの巣コンテスト」やヘボの巣の即売会が行われます。また「ヘボめし」というヘボを混ぜ込んたご飯や、「ヘボ五平」というヘボのペーストをまぜた味噌だれを塗って焼いたお餅を食べることもできます。

日本全国から昆虫食の愛用家が集まり、テレビでも取り上げれらています。そして海外から研究者がやってくる貴重なお祭りです。

ヘボ祭り

とても大きなクロスズメバチの巣

とても大きな巣です

へぼまつりの日程表

くしはらヘボまつりの日程表です

ヘボが入った五平餅

ヘボを使った五平餅です

ヘボの巣コンテスト

コンテスト出品が並んでいます

ヘボの巣

ヘボの巣です

くしはらヘボまつりの風景

くしはらヘボまつりの風景です

中山太鼓

 村に伝わる、奉納太鼓です。
 毎年10月第三日曜日には、村の総氏神が祀られている中山神社で打ち囃されます。

 近年は地元住民だけではなく愛知県や長野県のグループ、そして東京から来た若者や外国人の参加者もおり、盛り上がりを見せています。

中山太鼓

現代林業2018年5月号に掲載

現代林業2018年5月号に掲載されました

現代林業2018年5月号の特集「期待される自伐型林業の定住化推進への役割」の中で、「農山村の暮らしを見直す視点を持つ若者達」として三宅大輔が掲載されました。

インドネシア滞在時に感じた「手に職を持った人の格好良さ」、また自伐型林業での独立などについて掲載いただきました。

海外の昆虫食研究者の往訪

海外の昆虫食研究者の往訪を受けました

デンマーク・コペンハーゲン大学内にある昆虫食研究機関「ノルディックフードラボ」の研究員、ジョシュさんとロベルトさんの往訪を受けました。

ヘボなどの昆虫食について取材を受け、論文発表に協力させていただきました。

会社概要

会社名 串原農林
代表 三宅大輔
設立年月 2007年4月
所在地 岐阜県恵那市串原2474-23
設立年月 2007年4月
電話番号 0573-52-2772
メール お問い合わせフォームへ
設立年月 2007年4月
<アクセス方法>
JR中央線の恵那駅から明智鉄道で終点明智駅にて降りていただき、明智駅から車で15分です。

より詳しいアクセス方法を知りたい方はお問い合わせいただくのが確実です。遠慮なく、電話かお問い合わせフォームからご連絡くださいませ。

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 担当 三宅
 電話番号:0573-52-2772

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