昨年(令和2年)11月26日、さともん代表の鈴木が「第5回 貝原俊民美しい兵庫づくり賞」を受賞いたしました。
前兵庫県知事の故貝原俊民氏がめざした「美しい兵庫づくり」に寄与する次の分野
〇共に生きる地域づくり(教育・文化、生活や福祉、環境の保全・創造などに関する活動等)
〇安全安心なまちづくり(防災文化の高揚、防災減災社会の構築、防犯、交通安全活動等)
〇地方自治の振興(地方自治の振興に関する研究や取組等)
で長年活躍し、今後も一層の活躍が期待される兵庫県内の個人・団体または兵庫県にゆかりのある個人・団体に贈られる賞で、さともん代表の鈴木が受賞をいたしました。
特定非営利活動法人里地里山問題研究所(さともん)は2015年に丹波篠山市に設立して以来、地域を元気にする「獣がい対策で農村の未来を創る」ことを目指し、活動してまいりました。
人口減少・高齢化が進行する農村では今後さらに担い手が不足していくことが予想される中、地域を守るため、関係人口を創出・拡大しみんなで豊かな里地里山を次世代に継承するための挑戦を続けてまいりました。
黒豆オーナー制度もその活動の中で生まれたものです。
貝原前知事が目指された「美しい兵庫づくり」を推進するためのこの賞を賜ることは、さともんにとって身に余る栄誉であり、またこれまでの活動を評価していただいたことが大変嬉しく自信となるものでした。
授賞式の様子は以下からご覧いただけます。
場所は篠山市福住地区の安口・川原両集落をフィールドにて行います。
地域では、シカやイノシシの侵入防止のための金網柵を設置していますが、封鎖できない道路があり、夜になるとシカが侵入してきて深刻な被害を出しています。
懸命に獣害対策を実施していますが、高齢化や人口減少により、獣害対策を継続的に行っていくための気力や労力の確保が課題となっています。
そこで、さともんでは、安口・川原両集落と連携して、都市部人材が地域と連携して行う「新しい獣害対策」についてモデル的な実践をしています。実際に集落の対策のお手伝いをして、黒豆栽培や、獣害に悩む農村の問題について学びながら、「地域の魅力」をいっしょに発掘します。
また、篠山城下と京都を結ぶ宿場町だった福住地区は、国の重要伝統的建造物保存地区にも指定されています。のんびりとした田園風景だけでなく、宿場町の面影が残る町並みを地域の方といっしょに歩くようなイベントも企画していきます。
地域の豊かさは農産物や自然環境だけではありません。長年継承されてきた歴史、伝統など文化的要素も含め、地域の魅力を肌で感じ取ってください。
集合場所 安口西(はだかすにし)公民館
ナビ等では「ささやまの森公園」を目指してきてください。国道372号線上にある「ささやまの森公園」の看板を右折(京都方面からは左折)してすぐです。