栗島幼稚園は、東京都足立区にある幼稚園で昭和30年の2月に東京都から現在の地に幼稚園設立を認可されたのがはじまりです。翌年3月には1台目のスクールバスを購入し、翌々年の3月に最初に建てられた園舎の東側に教室を増築、5月には西側に事務所を移築しています。更に昭和35年には大型バスを購入し、昭和38年には2教室を増築することと職員寮を建てるために園地を拡大しています。
昭和39年に園内のトイレをすべて水洗式に直し、第二園舎を建て、2台目となるマイクロバスを購入します。翌年、園歌や園旗を制作し昭和41年に創立10周年を迎えました。2年後、更に敷地を拡張し第三園舎を作り翌年にできあがります。翌年第四園舎を作り、現在幼稚園での魅力のひとつでもあるミニ植物園を作ります。この後、音楽室や予備の教室を増築どんどんと拡大していきます。拡大に伴ってスクールバスの購入も行っています。職員の第二寮も作られます。
東京都による補助金制度や就園奨励費の交付など費用面の制度も整えられ、昭和50年に第一園舎と第二園舎を大改造し、創立20周年を迎えます。昭和55年、スクールバスの買い替えを行いイルカバスとなります。昭和61年、スモックだった園服をブレザーに変更、たくさんの拡大や増築ののち昭和63年に現在の学校法人鴨下学園栗島幼稚園となります。
平成2年に第三園舎を新しく建てなおし、新しい園章を作っています。同時期に、園長先生の胸像や栗島幼稚園の教育理念などのシンボル化も行っています。平成7年に耐震補強工事やトイレの増設工事などを行いましたが、平成12年に第三園舎以外の園舎を取り壊し新園舎を作り現在に至っています。現在の栗島幼稚園は、総延床面積は1760.93m2もあり、新園舎は1074.07m2と広い敷地と園舎の中で保育を行っています。
.栗島幼稚園では、教育は人生の中で早い時期に基本づくりを行うことが大切であり、幼稚園はたくさんの人に出会える初めての場であると考えています。友達や先生などたくさんの人と触れ合い、コミュニケーション能力を身につけることができ、人にとって大切な自分らしさを作ることができると考えているのです。幼児期の人との関わりとアイデンティティの形成が小学生以降の知的成長などに大きな影響があり大切であると考えています。
自分に自信を持ちみんなとも仲良くできる子供に育てること、明るく人への思いやりを持てる元気な子供に育てること、美しさなどを感じ取ることができるような心豊かな子供を育てること、よく考えて努力ができる子供に育てること、健康や安全に心がけることができ自ら体を鍛えることができる子供に育てることの5つを教育の目的としています。
栗島幼稚園は、豊かな感性を育てることも大切にしています。積み木などの遊具も多く利用し、必修の学科として音楽とリズムを合わせたリトミックや楽器演奏・習字や英会話などを取り入れています。音やリズム・カタチによって感性を育てる教育と保育を行っています。
また、栗島幼稚園の敷地は約1300坪もあり、広い園内にはたくさんの木々があります。桜や椎の木もあり都会でありながら四季折々の自然を感じながら過ごすことができる幼稚園なのです。園内でどんぐり拾いができ子供たちも楽しむことができます。この他にも稲やトマト・ナスやキュウリなどたくさんの野菜や植物を育てています。自然の恵みを身近で感じることができ、感性や心に良い影響を与えることができる環境が整っています。
通常の3年保育の他、2歳児や3歳児に向けた親子教室も行っています。みみちゃんクラブと称した学研の教材を利用した教室と、あっぷるきょうしつと称した入園までになれるためのトレーニング教室があります。
栗島幼稚園では、登園した後朝の支度を行い朝の会をします。カリキュラムに沿って発達や成長を促す一斉保育や、外遊び・製作などを行って午前中を過ごします。給食を食べ、紙芝居などを行い降園となります。預かり保育も行っており平日は降園後から18時30分まで、土曜日は13時までです。朝の預かり保育も行っており午前7時30分から預かり保育を行っています。長期休業中も利用することができます。
栗島幼稚園は、感性や可能性を育てることを目的として通常保育の終了後に課外教室を行っています。鉄棒やマット運動など幅広い運動を行うスポーツクラブやモダンバレエ・かがくクラブ・音楽教室やピアノ個人指導などがあります。スポーツクラブは毎週金曜日、モダンバレエ教室は毎週木曜日、かがくクラブは毎週火曜日、ヤマハ音楽教室は毎週水曜日と金曜日、ピアノ個人指導は毎週月曜日に行われています。