39歳で出産した我が子は、
可愛くて可愛くてたまりませんでした。
でも、しんどくてたまらなかったのも事実です。
地方出身首都圏在住の私には、頼れる友人も親も
近くにいません。もっとも頼りになるはずの夫は、
仕事が忙しく朝早くから夜遅くまで帰りません。
アポなし訪問してくる義母はいましたが、
迷惑なだけで何の戦力にもなりません。
保育士という肩書も邪魔をして、
「ちゃんとできなくちゃ」
「ちゃんと子どもとかかわらなくちゃ」
「テレビやYouTubeなんかに頼れない」
『ねばならない精神』の塊で、
子育てを楽しむ余裕など
ありませんでした。
土地勘もない上に、何時になったら離乳食だから!と
時間厳守だったので、出かけることも億劫でした。
さらに、ベビーカーの赤ちゃんを
通りすがりに殴られたとか、
ベビーカーで電車に乗ったら舌打ちされたとか、
怖いニュースや話が沢山あって、
電車やバスに乗ることも不安でした。
本来、外に出たくてたまらない私が
ほぼ引きこもり状態。
産後うつにもなりました。
でも、それに気づかないくらい
ひとりで頑張っていたんです。
自分のことは全部後回し。家のことと子どものことに
明け暮れて、楽しいことなど何もなく、
本当につまらない育休期間だったと、
今でも後悔しています。
産休・育休の間って本当に孤独ですよね。
周りに頼れる人が沢山いて、
いつでも手を貸してくれて、
いつでも子どもを預かってくれる人がいて、
ママが一人になる時間も
家事をする時間もたっぷりある、
そんな人は、ほんの一握りだと思います。
きっと、大多数の人が、自分に折り合いをつけて、
時間をやりくりしながら
頑張っているんだと思うのです。
公園に行ったり、おもちゃを買ってみたり、
絵本を読んでみたりして、
子どもが少しでも楽しく過ごせるように、
その成長を促せるように、ママ達は頑張っています。