このわたしって・・いったいなに？
わからない・・誰も教えてくれないもん。

私はずっとわたしから逃げ続け、
わたしを見ないふりをしていました。

いつも一緒にいる存在なのにごまかして、

私が一生懸命見ていたものは

誰かの期待に応えるための
言葉や肩書きで表現できる

目に見えている何か。

大人になるにつれて
その何かは、

わたしが知らないうちに

期待、信頼、役割

をあれもこれもと背負って
膨れ上がっていました。

子どもとしての自分
姉としての自分
教師としての自分

小さい頃は、

わたしが大好きなこと
わぁ！って、
心躍ることに没頭して

毎日あんなにウキウキした気持ちで溢れていたのに、

歳をとるにつれて

身の回りの何もかもが
どんどん、どんどん、
足枷に、重荷になっていく。

おかしいな・・

まだ努力が足りないのかな・・
どうしたら環境をよくできるかな？
きっと自分が悪いんだな・・

ぐるぐるぐるぐる

場所と人を変えながら

起こる出来事に巻き込まれ続け、
解決策を探し求めて堂々めぐり

どこに行っても新しい問題
それにイライラする自分。

いつまでも自分を認めてあげられなくて、
褒めてあげられなくて、好きになれなくて、

ふと顔を上げて鏡に映る自分を見たら、

引きつった顔。
こわばった目。
シワの入った口元。

どんどん歳をとる私。

そんな自分に
もう疲れた、もう嫌だ・・

大嫌い、大嫌い！

なんで私はいつまでも自分を認めてあげられないの？

こんなに頑張ってるのに、
まだ足りないなんて
私はどうしたらいいの

なんで、なんで

誰か教えて、
私はどうしたら・・
もっと楽に生きられるの・・

そうやっていつもいつも
1人で悩んで、泣き続けて。

同じことの繰り返しを生きていました。

どこに進めばいいかわからなくて、
本当に苦しかった。


そんなとき、導かれ出会った理恵さんと奈央さん。

お2人の世界観に触れたことで
私の世界に対する見方が大きく変わりました。

「表も裏もわたし」
「あれもこれも全部わたし」
「ダメなわたしもあほやな〜って」
「今、このわたしを引き受けるの」

この言葉がすっと私の中に着地して

わたしが心の扉を内側から喜んで開けたような感覚でした。

お話を聞いている間は、
頭を終始ブンブンと縦に振っていたことを覚えています。


そうしてようやく気がついた、

人の目を気にして生きているわたし
誰かの期待に応えようとしているわたし

怒られないように
迷惑かけないように

わたしはいつも誰か軸だったこと。

人の視線に囚われて
周りの何もかもが窮屈になって
でもその環境をとびだせなくて

自分に自信がないのを言い訳して
うじうじしていたこと。

本当は

キラキラしたい、生き生きしたい。

わたしはずっとこのことを知っていて
ずっとずっと伝えてくれていた。

やりたいことやればいいんだよ
自分に優しくなっていいんだよ
そんなに頑張らなくていいんだよ

わたしを置いてけぼりにしないで・・。


それからの私は、

問題が発生しても、オロオロすることが減って、
人や自分に優しい気持ちでいられるようになりました。

命あって生きているってありがたい。
ごはんが食べられるってありがたい。
家族がいるって本当にありがたい。

幸せな気持ちで、自然に感謝して、顔を上げていられます。

そうしたら・・

以前まで巻き込まれていたはずのイライラ、
周囲で発生するトラブルの数も減り始め・・

笑顔が増えて、私を囲むあたたかい空間がじわじわと広がっていきました。

「よし！今日もわたしを引き受けよう。
今、この、前に進んでいるわたしを。

なんか予定と違うけどしゃあないわ。

どれもこれも全部自分、
今日もわたしと向き合ってみよう。」

原石のような、キラキラのわたしが笑ってる。

そう思えるようになった体験を、
奈良の人たちと共有したい。

わたしが大切に思う家族、友人たちにも
「わたし」を解放してあげてほしい。

そしてみんなと素敵な生き方をしていきたい。

そんな想いから、今回この講演会を奈良で開催させていただくこととなりました。