2002年和歌山県立医科大学卒業、医師免許取得。
　大学病院で初期研修を行った後、血液内科医として、国立国際医療研究センター、和歌山県立医科大学附属病院、和歌山労災病院、国立病院機構災害医療センターなどの病院勤務を経て、在宅医療を経験しました。
　病院には多くの専門職の集合体でそれぞれが患者さんのために働いています。病院では、インシデントや患者さんとのトラブルなど様々な問題が日々起こっています。これらの問題のほとんどはコミュニケーションが上手くっていないことが根底にあるのではないかと私は感じていました。例えば、「もう一言確認できていれば」とか、「もう少しわかりやすく説明していれば」こうはならなかったかもしれないのに…といったことです。忙しいからこそ、ここのひと手間を省略して独自の判断をしたために、さらに忙しくなってしまうという悪循環のようでした。
　また、患者さんの中にも治療の経過はよく、身体はよくなっているのに、「私は○○病だから」と用心に用心を重ねて、なかなか社会復帰できない人もいます。いくら「○○病の方はもう大丈夫だから、普通に生活していいですよ」伝えても、「私は○○病だから」が口癖になっているようでした。実際に統計を取ったわけではありませんが、そういう方の方が再発する方が多いように思いました。病気自体よりも精神的な影響が大きいようでした。
　これらの経験から、精神的ものが体に及ぼす影響やコミュニケーションのズレをどうすれば改善できるかを知りたいとう思いが膨らみました。そこで脳科学、心理学、言語学などのエッセンスを取り入れ、実際の生活に変化を作るNLPやコーチングを学びました。その過程で梯谷幸司氏のコーチ養成プログラム『シークレット・スライト・オブ・ランゲージ』を受講し、トランスフォーメーショナルコーチ®となりました。
　プログラム受講して、本当の自分を思い出し、本当の自分を生きることで人生が変わることを目の当たりにしました。私も、病院で病気になった人を待っているのではなく、それぞれの人が、本当の自分を思い出し、心身ともに元気に生きていくサポートがしたいと思い、診療とともに、コーチング・カウンセリングを一般の方にも行っています。
　また、企業内でメンタル不調の方の面談や、コミュニケーション研修などの活動も行っています。
 なんだかわからないけど生きづらい、人の目が気になってなかなか行動できない、頑張っているのに何かうまくいかないと思っている方や、部下にどう指導すればいいかわからない、上司に言いたいことが言えない、職場やご近所など人間関係がつらいなどの人間関係にお悩みの方などの心理背景を紐解き、その人が本当の自分として生きるサポートをしています。