なりたい自分になるための、
『心の学校』

中学校で講義をした時、
「心について、保健体育の授業で教えられない」と
先生が仰られていたのが印象的でした。
ということは、
自分で心を鍛えたい、育てたい、と思っても、

周りの人の心を育てたいと思っても、
心の育て方は、一から手探りになるのです。

悩みを生むのも、心。
可能性を生み出すのも、心。
あなたの可能性を最大限拡げるための
『心の学校』が始まります。
心のストレスには様々な要因があります。
職場の環境、仕事の種類、家庭環境、上司や同僚や友人との関係。そしてもちろん、個人の性格の要因。

僕がある時聞いて驚いたのは、とある大手の宅配鮨チェーンで新規事業立ち上げをしていた知人の話でした(釜めしの宅配だった)。その会社では法制化される前から「ストレスチェック」を自主的に行っていました。ただそのストレスチェックの目的は、法律が定めたものと真反対。そこではストレス耐性が高い人を店長につけるため、ストレスチェックを行っていたのでした。

メンタル不調になりやすい性格傾向と言われるものがあり、そのような人たちが「繊細」で「責任感が強く」て「正義感が強い」といわれます。だから彼に、「ストレス耐性が強い人を店長にしたら、仕事の質が落ちませんか?」と聞いてみました。すると彼は「そうなんです。だから実は、バイトリーダーの人選が大事なんです」と答えました。

その時、僕は強く思いました。
「繊細」で「責任感が強く」て「正義感が強い」ばっかりに、会社に評価されない、周りと上手くいかないとしたら、悲しいことだ。
でも、組織とか会社に任せていても、きっと状況は変わらないだろう。変わるのは、そして変われるのは、個人の方だ。僕はそれを手助けしたいと思っているのです。

僕は、人の力を信じていますが、どの人も力を発揮するためには足がかり、土台が必要です。ストレス社会に勝ちたいあなたへ。ココロの土台が強く、広くあるためには何が必要なのか。そして、辛そうな仲間にどう寄り添って助けることができるのか。

ぜひ、プログラムをご覧ください。

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プログラムの流れ

1.逆鱗と禁止令

セラピーにも色々な流派がありますが、人の悩みや性格傾向がおおむね7歳頃までに作られると多くの研究者が考えてきました。仕事で失敗したり、上司に怒られてストレスを抱えるとします。しかし、その時にどのように感じるかは、人によって異なります。

落ち込むのか、無理解に怒るのか、自分を責めるのか、他にもあるでしょう。その反応の仕方をその人は、別のシーンでも繰り返す。その型が人によって異なるから、心の悩みに中途半端なアドバイスは逆効果になることが多いのです。

心理学と無意識の探求はフロイトから始まりました。最初の心の研究書と言ってもいいかも知れない「ヒステリー研究」は、1895年に出版されました(意外と新しいですよね)。

病気(ヒステリー)の調査から始まった心理学は、無意識にある“悩み”の原因を追究することを目指します。これを「原因論」といいます。ただ、過去に原因があると考えると、その過去は変えられませんから、困ります。それに、今の悩みの原因はあなたの過去にあるんです、と言われても検証するのが難しい。
逆に同じ年代に心理の研究を始めたアドラーは、あなたがその悩みを持つことで利益があるから、悩んでいるのだと言い切りました。この考え方を「目的論」といいます。でも、とはいえ、今この時点で悩みの袋小路に入っているとしたら、少し戻って過去から紐解きたくなりませんか。

***

そこで僕が面白いと思っているのは、簡易精神分析と言われる「交流分析」です。
「交流」というように、コミュニケーションに現われている無意識な癖を観察したデータを分析することで、今に表れている影響をいくつかのパターンに分けることができます。これが例えば「夢」や「トラウマ」や「イメージ」を分類しようとすると、文化や世代の違いが大きく出てしまって分析が難しいのです。また、今に限定するとしても「性格」や「知能」を分類しようとしても、人にとって最も本質的な「性格」や「知能」を定義することが難しい(統一見解が無いのが現状です)。

「交流分析」は気づいていなかった自分を知るのにとてもいい切り口を与えてくれます。交流分析の「人格適応論」では、大きく6つのタイプが見つかっていて、それぞれ無意識に持っているこだわりと、問題解決の仕方やコミュニケーションの取り方のクセを教えてくれます。簡易版では30、正式版では72の質問に答えることでどのクセを強く持っているかが分かるのですが、そのクセを僕は「逆鱗」と呼んでいます。逆鱗に触れると言いますが、触れた方はまさかそこが地雷だったとは思わない、そして触れられた方はまさかそこを気にしないヤツがいるとは思わない。それが逆鱗です。

交流分析と人格を紐解いていくと、コミュニケーションが人の心と深い関係があるということが分かってきます。人は他人を見て初めて、自分という存在を知るのです。大人になったいまでさえ、他の人にどう見られるか、どう思われるかがこれだけ気になるのですから、まして自我が形作られていく子どもの時に、最も近くにいる大人(親のことです)から強い影響を受けるのは当然のこと。それを知って初めて、今の自分を悩ませているのが何だったのかが分かるのです。

***

他の人にどう見られるか、気にならないという方に一言。

その分そういう人はストレスが少なそうですが、実はそうとは限らないのです。そういう人は、「他の人を見てイライラする、腹が立つ」という逆鱗の触れ方をすると思います。他の人を変えるというのは基本的に不可能なので、他の人を見てストレスが溜まるというのは辛いことです。しかも、他の人に要因があると思っているから、自分を変えたり成長していこうという方向に行きにくいのです。

もちろん、これらは傾向であって、あなたの一部に過ぎません。逆に言えばそれだけ心は探求の余地があって面白いし、変化や成長の大きな可能性を秘めている、あなたの内に残している、ということです。カメラの画素数が、スマホではそれほど大きな影響はなくても、画像の加工やパソコンで拡大すれば大きく影響が現れるように、あなたが経験を積めば積むほど、心のセンサーの感度の影響は大きくなります。出来ることが増え、出会うものが増える時、それを受けとる側の力や能力こそが、心の力なのです。

交流分析とは

アメリカのエリック・バーンが創始した、人の「現在」のコミュニケーションからその人の性質の起源のようなものに迫るセラピーの手法です。

写真の左側は、日本で交流分析を普及された第一人者杉田峰康先生。
人が幼いころに培った性格傾向の核に交流分析で気付き、そこに成人になってからアプローチするため、杉田先生はステファン・ギリガンのトランス(催眠)の方法を取り入れたプログラムを教えておられます。

ステファン・ギリガンはカリキュラム2「LifelineとFamirymap」の説明で触れている、NLPの源流であるミルトン・エリクソンの直弟子です。僕はステファン・ギリガンが来日したトランスのデモンストレーションを直接見てから、その手法を好んで使っていました。ココロの学校でも、カリキュラム10「イメージの力」でその真髄をお伝えします。

2.LifelineとFamirymap

心の型を知った後なら、自身の体験と向き合えるようになります。いや、もちろん今までも向き合ってきたと思いますが、格段に自由に過去と接することができるようになります。ここで、具体的に自身の経験を見直して再整理しましょう。

人が十人十色なのは、その歴史と経験によります。それを引き出して整理するツールがLifelineです。そして、育った環境の要因が家族ですが、それを可視化してくれるのが、famirymapです。

自分史、今まで経験してきたことが縦糸だとしたら、家族史、接してきた環境は横糸です。特に三人以上の人が接すると、力関係を巡って暗黙の競争やメッセージが複雑にやり取りされるようになります。

例えば会社で新入社員が部署に一人入ってきたと想像してください。二人の先輩社員がいるとしましょう。この二人のやり方や優先順位が対立気味である場合、新入社員は自分の意見を表明する際に、どちらに味方することになるのかを考慮せざるを得ません。先輩は自分が不利な分野でも新入社員を味方につけられれば、数の優位を得ることが出来ますし、新入社員も先輩の方法を味方につければ、自分の意見を通すことができます。親戚を含む家族の関係になると、この三者関係が複雑になります。平均的なサイズの拡大家族、両親と二人の子ども、各々の親に両親がいる場合でも、この集団内の一人の人物は同時に二十一の三角形に巻き込まれていることになります。そのどこかに暗黙の争いがあると、子どもにとって思った通り喋ることが危険になるわけです。

***

皆さんはNLP(ニューロ・ランゲージ・プログラミング)というメソッドをお聞きになったことはありますか?
NLPのメソッドの7割はミルトン・エリクソンという天才的なトランス(催眠)を使うセラピストの技法から成り立っています。そこから一対一の技法として何が奏功しているかを研究してできていったのがNLPでした。そして、そこから治療過程で何が起こっているかの研究が、MRI(メンタル・リサーチ・インスティチュート)というところで進み、そこから個人ではなく家族全体と接する家族療法が生まれます。家族はまたそれぞれ置かれた環境や階級が異なりますね。貧困、有色人種、教育、職種など全く異なる背景を持つ家族との接触、取り組みは、ちょうどその頃未開部族と出会い始めたヨーロッパが、民族学を研究していったことと重なり、システムとしての社会、家族を観察するという視点に繋がっていきました。そこからシステムに働きかける方法が探求され、リフレクションチームや、ナラティブセラピーなどが生まれていきました。

あなたの縦軸と横軸を探ることで、性格傾向に実際の環境や経験を肉付けして見ていきます。

3.IPT(対人関係療法)とゲーム

<身を守るためのコミュニケーション>
と言った方がいいかも知れませんが、このセクションでは「伝え方」をメインに扱います。

面白いのは、相手にどう伝えるかによって、イコール自分の心の裏にある前提が表現されるので、伝え方の方が自己分析的で、自分を知って自分を守ることにつながるということ。

6.のセクションでは、「聴き方」からメインに扱うのですが、実はこちらの方が攻めるイコール影響力を増すことにつながるのです。

「IPT(対人関係療法)」はセラピーとして開発され、CBTと同様にプログラムを規格化してエビデンスを取って有効性が確かめられている方法です。コミュニケーションの取り方から自分の隠れた思い込みや期待に気づいていきます。思い込みや期待は、生きるために必要でもありますが、基本的にはその人の本当の力や可能性を邪魔します。それが無意識にあると、自分で気付いて修正することが難しいのですが、それがコミュニケーションに「ある特徴を持って現れる」ことが分かると、自分で見つけるヒントになります。

「ゲーム」とは、交流分析でコミュニケーションを研究することで見つかった、非生産的なコミュニケーションのパターンのこと。ここにも往々にして自分の中のコンプレックスが顔を出します。「アサーション」という自分の気持ちをフラットに見ながら伝える技法と組み合わせて、自分の発言に現れていることの奥深さを知り、伝え方をバージョンアップします。

4.CBT(認知行動療法)と無意識

心理学、無意識についての知識が役に立つもう一つの側面は「自己コントロール」です。
感情・思考がどのように無意識で動いているかを感じて、コントロールできるようになるために役立つのがCBT(認知行動療法)のメソッドです。

「感情」が無意識から自動的に沸き起こってくることはなんとなく感じていても、「思考」が無意識でどのように動いているかを意識する機会はあまりないのではないかと思います。「感情」「思考」それぞれの見えない特性を体感し、どうアプローチできるか探りましょう。

5.運をつかむための戦略

このカリキュラムができたきっかけは、とあるイベントに参加してくれた友だちに「先生は『運』って信じますか?」と訊かれたからでした。

とっさに答えに詰まったのは、僕は運という概念はあると思うけど、信じる対象ではないということ。考えてみると一般的に、運とはその人に属しているもののように言われがちです。でも本来運とは出会う物事であり、人であり、環境であって、「どこに身を置いているか」と「出会った物事を生かせるか」によって変わってくると思うのです。

さて、この外部環境という意味での「運」を考えるのに参考になるのが、企業経営と将棋やポーカーなどゲームだと考えています。企業は景気が良い時も悪い時も商品を売りますし、投資家も景気が上下してもリターンを得られるように投資しますね。難しいのは、時間軸です。つまり、タイミング。投資家は景気つまり個々の株や商品の銘柄の値段が上昇しても、下降しても儲けることができますが、「いつ」値動きするかを測らねばなりません。それには、基本的な戦略がいくつかあって、それは個人の人生の戦略にも役立つと思っています。

***

アナログゲームには、「完全情報ゲーム」と「不完全情報ゲーム」という分類の仕方があります。囲碁、将棋、チェスはお互いの駒がすべて見えているので、「完全情報ゲーム」です。ポーカーやブラックジャックは相手の手札が分かりませんので「不完全情報ゲーム」です。どちらの形態であろうと、最終局面までの変化を完全に予想することはできないというのも面白いですが、「完全情報ゲーム」と「不完全情報ゲーム」では選択や決断の時に考慮することが変わってきます。「完全情報ゲーム」では少しずつの優位の積み重ねを狙い、「不完全情報ゲーム」では最終決断時までの確率を考え抜くわけです。

「完全情報ゲーム」は、すべて要素がオープンに見えても、相手の頭の中が分からない限り不確定なことは無くならないことを教えてくれます。「不完全情報ゲーム」は必要な情報が全て見えていなくても、有利な決断を下す方法を教えてくれる。さあ、そしてプロのギャンブラーはここぞという時に「運」を持っている、なんて言い方をしますね。ルトワックという高名な軍事戦略家が戦略の本質として言ったことを見ると、その理由が分かってきます。

投資家の景気が上下してもリターンを得る戦略、マネジメント、ゲームと戦争の戦略。戦術と戦略がどう違って、それをどう扱うか。さあ、続きはカリキュラムで。

6.影響力とコミュニケーション

<相手に届く、影響力を持つ>
と表現してみました。
攻撃力UP、というと語弊があるのですが、本当に相手に影響を及ぼすためには、相手が自分で変化したり、行動したりするようになる必要があります。そのために必要なのは、自分が表現することよりも、相手から引き出すこと。そのために出来ることと出来ないことを分けることが大切です。

CRAFTという依存症支援のメソッドの理論をベースに(あ、これもエビデンスがありますね)「聴く」ことがどのように力を持つのか、持たせられるのかをお伝えします。

あわせて身につけておきたいのが「質問」の技法。基本的な「オープン、クローズドクエッション」の違いから、ナラティブ・アプローチの「外在化する質問」、そしてソリューション・フォーカスト・アプローチの「パワー・クエッション」と「ミラクル・クエッション」まで。
影響力の持ち方を身につけるということ、それは、「自信」につながります。対人関係に、また対人関係から、「自信」が得られるようになれば、格段に未来が広がっていくことでしょう。

「CRAFT」とは?

CRAFT(クラフト)とは、アメリカで開発された「依存症者と家族のためのプログラム」で、
Community Reinforcement And Family Training(コミュニティ強化法と家族トレーニング)の頭文字をつなげたものです。
左の写真は日本でのワークショップの時の様子。左が開発者のメイヤーズ博士、右が共同研究をされているローゼン博士。(真ん中が僕ですw)
日本では「引きこもり」の支援にも使われ、このワークショップを主催した徳島大学でも事例研究、紹介がされていました(あ、会場は東京でした)。アルコール、ドラッグなどの依存症や引きこもりは、その問題を抱えている本人よりも家族や親しい人が心配して悩むケースが多く、そのような方々がどうしたら有効に支援を行い、本人が治療や変化につながるような働きかけができるのか、まとめてメソッドにしたもの。依存症者への効果が確認されているだけでなく、ご家族など周りの方の抑うつを軽減するという結果も報告されています。

依存症支援の方法である「CRAFT」を僕がプログラムに組み込んでいるのには理由があります。それは、人がコミュニケーション力を必要とするのは、意見が合う時でなく、意見が合わない時だからです。その時に、その人の環境ごとその人が変化する方向へ引っ張る方法が「CRAFT」だからです。例えばコーチングであれば、お互いに合意した目標がある状態でアプローチしますよね。その合意が噛み合わない場合、どうしますか?そのヒントがここにあるのです。

7.多神教に見る人の本質

WHOは「健康」の定義として、「身体的な健康」「精神的な健康」「社会的な健康」「スピリチュアリティの健康」を挙げました。最初の三つは理解しやすいと思いますが、最後の「スピリチュアリティ」とは何でしょうか。これは、簡単に言うと「意味」の健康と言えると思います。何の意味かというと、生きる意味の、健康です。

科学は物事の成り立ちは教えてくれますが、意味は教えてくれません。例えばあなたの大切な人が亡くなった時、医学はその死因を教えてくれるでしょう。しかし、なぜあなたの愛する人が、この若さで、あなたを置いて亡くなってしまったのか、その理由を教えてくれはしないのです。そしてこれは、自分自身に関しても同じ。死にゆく自分が何のために生きるのか、生きているのか。

僕は、その自分にとっての意味を含めて世界を考えてきたのが宗教だったと考えています。そこから科学が分離し、非科学的・狂信的なものとして宗教が残されました。でも、宗教には「人が世界をどう見てきたか」という人が意味と格闘してきた歴史が残されています。そこには正しさがあるというより、人間が現れているのです。

日本でまず見ておく必要がある宗教は、仏教と神道でしょう。親戚、友人との付き合いの中で触れる機会がとても多いですよね。それぞれの宗派の来歴や大事にしていることは多々ありますが、歴史的研究、民俗学の研究でどのようなことが言われているかを押さえておけば、日本で歴史ある教えとの付き合い方を自由に選ぶことができます。

8.一神教に見る人の価値観

心理学の教科書の最初には統計と実験のコントロールを学びます。
東海大学出版会が出している「心理学を学ぶ」という本があるのですが、第1章は『心理学における4つの立場と研究法』というもの。人は意味を求めると書きましたが、人の心は柔軟なので因果関係の捉え方をよく間違えるのです。

意外なことに、科学的思考法に慣れているはずの科学者や医者が、晩年に意味を求めて宗教を信仰する方向へ向かうことがよくあります。少し古い例ですが、フレーズ・パスカルは若いころバリバリの天才数学者でした。「確率」を扱うという概念をほぼ最初に発想した人です。しかしある日、信仰に目覚めた彼は数学の研究をぷっつりとやめてしまいました。もちろんそれが彼の選択した人生です。でも彼は、どう考えて信仰に至ったのでしょう。

ユダヤ教、キリスト教、イスラム教は一つの神様を信じています(それも不思議なことですが)。それぞれ趣きが違っていて、ユダヤ教は部族・血縁的、キリスト教は集団・儀式的、イスラム教は全体・禁忌(タブー)的です。そしてこれらの一神教が禁じたり、制限したものに「利子」があります。人類はお金と信仰をどのように考えてきたのか。それは、価値とは何かをみつけることにつながってきます。

9.宇宙と存在

僕が「宇宙期」という言葉を知ったのは、高橋和巳という精神科医の先生の著書を読んででした。彼がこの概念を考えたのではありません。彼は、精神科のクライエントを通して、それに出会ったのです。

高橋和巳先生は、「被虐うつ」という症状を発見しました。例えばうつ病で来院される。カウンセリングをして、その人の価値観を引き出して、大切な気持ちや傷を見つけようとする。でも、どうしても糠に釘というか暖簾に腕押しのように、その気持ちに迫れない人たちがいる。理由を探っていって、彼らの生い立ちに親からの虐待があるということに気づきました。幼い時、まだこれから世界と自分との関わりを築くという時期に親に暴力を振るわれる、または無視される。子どもはいつも怯えて、寝ることもできずに育つ。例えば日の感覚が無く、何日前、ではなく60時間前、の方がイメージしやすかったり、食べられる給食はどれも美味しく、好き嫌いという感覚が分からなかったりするのだ。そんな彼らが少しずつ緊張を解き、周りにアンテナを向けられるようになる、その時に持つ感覚がある。

高橋和巳先生は、カウンセリングをしていて、通常の成長をとげた大人が、大切なものを失った後で、それでもしばらく自分に向き合って、ふと出会う感覚と似た感覚に、被虐後のうつを脱した人たちが語る言葉が似ていることに気づいた。通常人は、幼児期、少年期、青年期を経て成人期に至る。しかし、その後、言うなれば「宇宙期」とでもいうしか無いような境地というようなものを、共通の何かをそこに見たのでした。

僕はその言葉を読み、「宇宙期」の感覚を聞いて、ニーチェが“最も力のある思想”であると述べた「永劫回帰」を思い出しました。ニーチェの永劫回帰に迫るには、物理学(量子力学)に少し迫る必要があります。量子と宇宙というと、引き寄せと二重スリット実験を直結でつなげたようなよく分らない話を聞きますが、最も小さな粒である光が、波の性質も持つということには、きちんとした理由があるのです。

10.イメージの力

脳の中の言葉はイメージでできています。

言葉はモノに名前をつけることから始まりますが、脳は物事の印象そのものを使って思考することができます。脳は五感すべてから情報を受けとってこの印象を形作ります。ですから、印象つまりイメージはあなたにとても強い影響力を持っています。

癌のターミナルケアで、催眠つまりイメージを用いた療法を開発したサイモントン博士は、末期癌患者に癌を絵で描いてもらうと、黒く、濃く、強く、固く、手出しができないもののように描くこと、そして抗癌剤のイメージを描くと、強いけれど鋭く、癌だけでなく自らも傷つける危険なもののように描くことが多いと言います。

希望のイメージを持つか、絶望のイメージを持つかは、あまりに人に与える影響が強いので、新しい薬の効果を試す時、希望のイメージの力を“排除”するために、二重盲検法という検査方法が編み出されました。つまり、新薬と偽薬(プラセボ)をランダムに処方して、薬の効果を比較します。何もされていないグループと比較すると比較にならないのです。偽薬(プラセボ)つまり、希望のイメージを処方されたグループよりも大きな効果を薬自体が持っていると証明しなければ、薬の効果を測れない。この偽薬(プラセボ)効果は、治療効果全体の55%を占めるという調査もあるほどです。つまり、イメージを効率的に使えば、すべての治療の55%を占めるという、希望の力を得ることができるということです。

さて、このイメージの扱い方と、特徴、そしてあなたが自分に蓄積してきたイメージたちの地図を作ることで、このカリキュラムを終えたいと思います。難しい訳ではないけれど気づいていないと使えない。そんな世界にご招待します。

特別講師ゆきさんの、ココロと身体をほぐすエクササイズ

今回「ココロの学校」にご参加も頂いているゆきさんに、授業の最後に「たまふる」というオリジナルメソッドから、身体をほぐすエクササイズを伝授して頂きます。
音楽療法と声と呼吸と身体をつなげた、手軽で奥深いエクササイズです。心と身体はつながっていて河合隼雄はそれをひっくるめて「たましい」と呼びました。そんなたましいがふるえるエクササイズでスッキリ笑顔で毎回終了いたしましょう。
日程その他
場所 向山庭園
(場所は都内で変動する可能性があります)
日時 毎月第二土曜日 16時~18時(同日19時~ 同場所で読書会開催)

2018年10月13日、11月10日、12月8日
2019年1月12日、2月9日、3月9日、4月13日、5月11日、6月8日、7月13日
開催場所
東京都練馬区向山3-1-21
人数その他 募集人数:現在個別のプログラムのみ受け付けています。
セッション:1を体験頂ける「逆鱗cafe」(3500円)にお越し下さい。
ご希望の方はスケジュール調整しますのでお気軽にメッセージ下さいね^^

「逆鱗cafe」の内容はこんな感じです。

『逆鱗cafe 目から鱗の心理学』
https://ameblo.jp/whiteprizm/entry-12308755484.html
日時 『ココロの学校』下記スケジュールで開催中
毎月第二土曜日 16時~18時(同日19時~ 同場所で読書会開催)

2018年10月13日、11月10日、12月8日
2019年1月12日、2月9日、3月9日、4月13日、5月11日、6月8日、7月13日

※※ 個別のニーズに合わせた一対一(またはカップル)対象のプログラムを別途ご提供しています ※※
※※ 興味がある方は無料相談承ります。                           ※※
※※ (上の「お問い合わせはこちらから」よりメッセージお待ちしてます^^)          ※※
日時 毎月第二土曜日 16時~18時(同日19時~ 同場所で読書会開催)

2018年10月13日、11月10日、12月8日
2019年1月12日、2月9日、3月9日、4月13日、5月11日、6月8日、7月13日
日時 毎月第二土曜日 16時~18時(同日19時~ 同場所で読書会開催)

2018年10月13日、11月10日、12月8日
2019年1月12日、2月9日、3月9日、4月13日、5月11日、6月8日、7月13日

Q&A

Q

A
スケジュールの都合で、参加できない回についてはどうしたらよいですか?

「ご都合を合わせて補講を行うことが可能です(基本skype)。また、次回の心の学校の該当講座に参加頂いてもOKです。」
Q

A
費用は分割で支払いできますか?

「可能です。無理なくお申し込みできるよう、お気軽にご相談ください。例えば、10回払いでしたら月15000円、20回でしたらさらに半額です。振込手数料のみご負担下さいね」
Q

A
内容が多岐で、理解できるか不安です。

「テキストの他に、参考図書をお伝えします。一つのスキルや視覚だけでなく多様な視点を盛り込んでありますが、内容はなるべく平易にお伝えします。また、参加者さんのみのFacebook秘密のグループを作成しますので、そこで遠慮なくご質問頂ければと思います。疑問に思われたことは、もしかしたら他の方も聞きたいことかも知れませんから、ぜひ他の参加の方のためにも、ご自身のためにもご遠慮なくご質問ください。」
Q

A
内容が多岐で、理解できるか不安です。

「テキストの他に、参考図書をお伝えします。一つのスキルや視覚だけでなく多様な視点を盛り込んでありますが、内容はなるべく平易にお伝えします。また、参加者さんのみのFacebook秘密のグループを作成しますので、そこで遠慮なくご質問頂ければと思います。疑問に思われたことは、もしかしたら他の方も聞きたいことかも知れませんから、ぜひ他の参加の方のためにも、ご自身のためにもご遠慮なくご質問ください。」
編集画面では動画は再生されません。

★主催者プロフィール★



★主催者プロフィール★
 
<高野 真俊>

NPO法人日本メンタルヘルスケアサポート協会
プロフェッショナルカウンセラー
CRAFT修了、Isis編集学校 守破離 卒業
 
妻の5年以上に及ぶメンタル不調をきっかけに
心理学を学び、自分の中の思い込みや枠に気づく。
 
思考や感情の動きの研究と、
人生と価値観についての探求を元に、
対人関係と対自関係を切り開くコンサルタントとして活動。

生まれたときから家族ぐるみで信じていた新興宗教を、
20代の時自力脱出した経験を持ち、
幼い時から築いてきた世界観が一瞬でひっくり返ったのは
稀有な体験だった。

年間100~200冊ほど本を読むが、
「学び」を知識にとどめず、リアルに使うことを得意とする。

延べ研修人数は1000人以上。
 
■活動実績■

・2018年2月 江戸川区立瑞江第二中学校様
『最大限力を発揮するためのメンタル向上講座』
・2016~8年 千葉市男女共同参画センター様
 『職場で活かそうメンタルヘルス!』全三回講座講師
・2017年8月 柏市教育委員会様
「ストレスチェック集団分析の理解とより良い職場環境の作り方」
 
防衛省様、柏市教育委員会様、JEC連合様、
多摩南部地域病院様、他多数

最後に
あなたは、自分の時間とお金をどのようなことに使っていますか?

住む場所、食べるもの、車、それとも旅行や友人との時間でしょうか。どれもとても素敵なことです。
でも一つ聞きたいのは、あなたはそれに本当に満足しているか?ということです。

僕は、ある書店員の女の子がウユニ湖に行ったときのことを書いた記事を読んだことがあります。その湖は海の水が干上がった時の塩がまっ平らに広がった地形に雨が降って出来上がります。世界で一番水平な場所で、鏡のように空を映すのだそうです。水自体が透明なのに海が青いのは、空の色を映しているからですので、どれだけ綺麗な青が見えることでしょう。

その場所に行くには、かなりの距離を歩いて行かねばなりません。最寄りの宿から標高の高いウユニ湖まで数時間かかるでしょうか。その時書店員の彼女は、たまたま同行していた彼氏と喧嘩していて、自分の体験をその場で内省する余裕がありませんでした。ウユニ湖に行き、すごく美しい景色を見て、帰ってきた。そして日本に戻ってきた時に、ふと思ったそうです。何かが足りない、何だろう。確かに美しかった、彼氏と喧嘩していたけれど、でも景色に感動した、でも何か思っていたのと違う。それで、ハッと気づいたのは、「そうか、私はそこで、自分の人生を変えるような、そんな体験ができるのじゃないか、そんな何かを見つけたいと思っていた。美しくて、感動したけれど、でも、それだけだったんだ」ということでした。

人生には、もしかしたらビックリするほどの幸運が起こるかも知れないし、不運が起こるかも知れない。宝くじだって買い続けていれば、当たるかも知れない。でも、100のうち2%の確率で、そういう自分でどうしようもないような大きな出来事が運を左右するとしても、残りの98%は、『今日何をしたか』で決まります。明日は、一年後、五年後は、今日を積み重ねた結果でできている。

その一日一日を作るのは、あなたです。
ここまでこのカリキュラムの長い文を読んでくれたあなたには、人生という長く、そして儚い旅を進む乗り物であるあなた自身を、最大限生かす方法をお伝えしたいと思っています。
ぜひお会いできるのを楽しみにしています。
メッセージ・ご質問ぜひお気軽にお寄せください。

デザイン調整・協力:幸秋 https://www.facebook.com/sachiaking